emmy_labo

東京在住のフリーランスデザイナー。 化粧品関連の製品を扱うことが多く、日用品などもデザ…

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東京在住のフリーランスデザイナー。 化粧品関連の製品を扱うことが多く、日用品などもデザインしています。息抜きはイラストとカリグラフィー。犬が好き。

最近の記事

デジタルデトックスの試み

ソーシャルメディアって人それぞれにいろんな役割がある。 会話、情報収集、愚痴の吐き捨て場、広告宣伝やそれ自体で稼ぐ人もいる。 どう使おうと勝手だし、見たくない情報は見なければ良いだけなのだけど、さすがにいよいよXが嫌になってきて、同じタイミングであるアカウント氏がXやめるとポストしたのを見て、これを機に私も距離を置こうと思っている。 Xはバベルの塔。混ざってはいけない人々が混ざり、分かったような気になり、群れになって攻撃し、それを民主主義だと言い暴走し、滅んでいく。 そり

    • 被災地の家族と東京の私、気持ちの所在

      今は1月4日正午、家族から被害はあるものの生活はできているとの連絡あり。今回は昨日の続きで気持ちの所在について。 本当に書きたかったのはこちらで、前提として昨日の記事(当日の出来事)があります。 2024年1月1日、令和6年能登半島地震で実家が被災した。その時私は東京にいて、家族と連絡をとりながら無事を確認した。 特に母親とのやりとりはショックだった。現地で被災した方々の方が大変なのはもちろんだが、離れた場所にいて様子が見えない、わからない、電話を切ってしまえば何もわからな

      • 被災地の家族と東京の私、地震当日のこと

        ※津波や地震、人命に関する描写があります。苦手な方は注意してください。 今は1月3日22時、少し気持ちが落ち着いてきたので記録。 また、もし似た境遇でどこにも吐き出せない思いを抱えた人がいたとしたら、一人じゃないよという意味も込めて(長文になったので気持ちの所在についてはこちらに書きました)。 能登半島で地震発生 2024年1月1日夕方、友人からの「地震大丈夫?」というLINEで目が覚めた。 大晦日から昼まで起きていたので深く眠っていたのだけど、年に一度も連絡を取らない

        • 初めてのパリ旅行 / パリってどんなところ?編

           旅行に行く際はほぼツアーではなく個人で手配していますが、初めての場所について調べるのはまあまあ大変なので、自分用のメモと、誰かの参考になればと思い少しずつ書き記します。 今回は花の都パリ! 前情報 ・ヨーロッパ旅行の経験はあるがパリは初めて ・パリに詳しい知人や友人にアドバイスをもらいながら ・今回は周遊で、他の都市を巡ってからパリ入りの予定 ・観光先はこれから決める ・今回のパリは3泊5日、1泊目は友人と2人で、2〜3泊目は1人 パリってどんなところ? 前知識がか

        デジタルデトックスの試み

          生活することとデザイン

          旬の食材を調理したり、アボカドの種を発芽させてみたり、気温の変化や雨の匂いを感じたり、そういった瞬間に「生活してるな」と思う。 「生きている」というと大袈裟で、「生活している」がしっくりくる。  デザイナーはハードワークで不摂生で、もしくは派手でストイックで、とにかく「生活」とは離れたイメージがあるように思うのだけど、私自身は本来デザインというのは生活することと密接な関係にあると思っている。  自然に触れ、季節を感じ、口に入れるものやあるいは他者を観察し、そこにうまれる感情

          生活することとデザイン

          世界の広さとアクセス旅行

          田舎で育った私は、高校生の頃、世界の広さとそこにアクセスできない自分の幼さがもどかしくてたまらなかった。 ここ数年で音声SNSが拡がり、これまでネット上の文章だけで繋がっていた相手と音声で会話する機会が増えた。文章を読むだけでも相手の人柄はなんとなくわかる気がするけれど、音声で話すと会話中の言葉やフレーズの熱量がより伝わる。情報量が多いのでぼんやりと描いていた相手の解像度が上がる。 そうやって「遠い場所に暮らす人」の「自分とは違う意見」をよりリアリティをもって聞いていると

          世界の広さとアクセス旅行

          色と日常と非日常

          脳がリフレッシュするのは、「非日常」を感じた時らしい。  例えば、仕事でPCとにらめっこした1週間を終え、週末は休むぞと家でゴロゴロしながらスマホを触る、これでは結局「いつもの場所」で「画面を操作する」という「日常と変わらない行動」なのでリフレッシュ作用は少ないのだそう。 できるだけ遠い場所で、普段と違う行動をすることがリフレッシュになるらしい。(「遠い」は物理でも概念でも)  2020年のコロナ禍で、多くの人が「まるで映画のようだ」と言い、その不安から「平凡な日々」を望

          色と日常と非日常