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選挙カーのないオーストラリア

実家の町会議員の選挙が近いらしい。
立候補者とその応援者が選挙カーで朝から晩まで町内をグルグル回る。
そういえば、日本で大学生やっていた時に、母の友達であり、同級生のお母様である方が立候補されていたので、選挙活動の「バイト」のオファーをいただき、一緒に選挙カーに乗って、〇〇町の皆様、こんにちは、◯◯でございます、どうぞよろしくお願いいたします。頑張ってまいります…。みたいなことを連呼して町内を回ったことがある。若い女の子の声が欲しかったとのこと。その方は素敵な方だったの間違いなかったけど、今から考えると、何もわかっていなかった私。

私はオーストラリアの永住者でオーストラリアの市民権は取得する機会はあったけど、日本は二重国籍を認めていないので、市民権は申請しなかった。二重国籍を認めている国の出身の人々はパスポートを2つ持っている人も少なくない。他の記事でもお伝えしましたが、オーストラリアで生まれた日本人の方は二十歳になるまで日本とオーストラリアのパスポートを保持できるけど、二十歳になれば、どちらかを選ばないといけない。(内緒でどちらも持っているという人には数人あった。バレないんだって?!💩最近は色々厳しくなってるようですが。)

オーストラリアは大好きで、たくさん与えてもらって成長させてもらったけど、結局日本という自分のルーツを大切にしたい。だからオーストラリアでは選挙権はないけど、日本の選挙権を保持している有り難さをひしひしと感じる。あって当たり前のことなんだろうけど、この一票が本当に社会を変えていけるのだから、誰に投票するのかよくよく調べて考えて投票していただきたい。
昔は政治は全然わからなかったし、選挙権のありがたさもわからなかった。が、投票しても世の中変わらない、などど言っていては本当に世の中は変わらない。よくよく世の中を観察して政治家が何をしているか、国民はよく見ておく義務がある。

オーストラリアには選挙カーは存在しない。選挙前のタスキをかけて白い手袋をしての街頭演説も見たことない。インスタやフェイスブックを使ってうま~くプロモーションしてる人はたくさんいるようだ。ソーシャルメディア・マーケティング・チームを雇っている人もいるのだろう、本当によくやってる人がいる。笑 インスタのアイデアを探している人にはいい参考になるぐらい。 若者はそんなインスタを最高に駆使している政治家にうまーくよくも悪くものせられていくのだろう。

選挙カーで回っているだけでは、立候補者がどんな活動を普段からしていて、どんな実績があるのかわからない。立候補者の皆様にはもっと自分の活動のこと発信していただきたい。◯◯です、頑張ってまいります、よろしくお願いします、だけではわからない。昔はこの人なんとなくいいかな、で決めてたけど、清き、一票、皆さんは、よくよく調べて投票されていますか?

今日も読んでいただきありがとうございます。
みなさまのより充実した生活、人生を心より願っています。


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