見出し画像

必要だけどいま社会に足りないことを届けるには?-コーディネーターや中間支援組織の面白さって?‐【Find the Questuion#44】

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
今回はFind the Question第44回の様子をお伝えしたいと思います。

今回はempublic Studioメンバーでもある石本貴之さんにゲストとしてお越しいただきました。
番組の後半で石本さんがなぜエンパブリックと出会ったのか?
大切にしていることや今のお仕事の魅力などをお伝えいただきました。

大学時代の地域とのプロジェクト

石本さんとエンパブリックの出会いはエンパブリック創業期の15年ほど前にさかのぼるそう。当時都内の会社に勤めていた石本さんは会社帰りにファシリテーションやワークショップの技術を学べると思い、エンパブリックのイベントに参加していました。
ワークショップやファシリテーションが今よりずっと浸透していなかった時代になぜ関心を持ったのか?とお伺いすると、大学時代の地域でのプロジェクトの経験が大きいかったそうです。

当時大学の教授と一緒に彦根城周辺で自転車タクシーを走らせるプロジェクトや暗闇カフェの取り組みを実施していた石本さん。その際に地域の方とのワークショップや対話の機会なども多かったそうです。

地域の方々からの反応がダイレクトに返ってくることや、地域の方から掛けられる言葉を通して地域に入り込むことの面白さを知った石本さんは、いつかは地域づくりやまちづくりを仕事にしたいと思ったとのこと。
専門性も身に着けるために企業で働いていた時に、ちょうどエンパブリックに出会ったとのことでした。

企業でキャリアを積まれた後は、「コーディネーターや中間支援」を一つの軸としてキャリアを歩んでいらっしゃったといいます。コーディネーターという言葉が示す仕事の範囲は人それぞれですが、石本さんご自身がコーディネーターとして大切にしていることをお伺いしました。

社会に必要だけど今ないものを届ける

僕は表に立つリーダーというよりは、番頭的なポジションなのかなという気はしていて。
裏でいろいろ調整をして戦略を立てていくみたいなところを一緒にやっていく。地域に必要なことを、ちゃんと問いを投げかけて、みんなで合意形成していくみたいなプロセスを演出していく人なのかなと思います。

皆さん中間支援でコーディネートする人だと華々しい感じなのかなって思いがちですけど8割9割は事務屋さんですからね。(笑)
でも、必要だけど今ないものをちゃんと作っていくってことがすごい面白いなって思ってるんですね。

『Find the Question』第44回より一部抜粋

地域や社会の中に必要だけれど今ないものをちゃんと作っていくことが面白いと語る石本さんの言葉に私自身もとても励まされました。

そんな石本さんが取り組んでいる活動の一つがNPO法人まぢラボです。地域の住民の方々の力で課題を解決していく自治の力をよりパワーアップしていく活動です。
この活動が自主勉強会から始まり徐々に地域の中に広がっていることそのものが、一人ひとりの思いを通して地域や社会に働きかけていくという自治の力を体現しているストーリーだと感じました。

他にもふりかえりの大切さや面白さなどもお話ししている第44回の放送はこちらからお聴きいただけます。

次回は9月1日(金)配信予定です。

9月は夏も終わり、4月から新しい環境やチームメンバーと慣れが生じてきたり、ちょっとしたすれ違いが生まれたりすることも多い時期ではないかと思います。
ということで9月は「チームで仕事をするときに、あなたが大切にしていることは?」というテーマでお便りを募集します。
お手紙はこちらからどなたでもお送りいただけます^^
ぜひあなたがチームで仕事をするときにあなたが大切にしていることを教えてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?