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変化の時代の狐とブドウ~わからないことは大切ではない?ー広石コラムVol.24

サブスク(サブスクリプション)の検索数が増加し続けているようですが、ネットでも「今最もハマっているドラマ」等の現在進行形のランキングが目立ちます。これも、サブスクといった契約方式で今までテレビ放送されたものが第1話から見れて、テレビ放送に追いつけるといった今までに無い変化が起こっているなと感じます。コロナでの自粛生活を機にこういった、新しい何かで聞いたことはあるけど面倒そうとか、良くわからないからやめとこ。とスルーしていた事が、時間があるからやってみようとなり、やってみたら便利で今では普通に生活の一部になっている変化が色々あるなと思う今日この頃です。そこでこちらのコラムを紹介させていただきます!(事務局 新村)
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IoT、SDGs、ビットコイン、インダストリー4.0、マーケティング4.0、シンギュラリティなどなど、新しい概念や言葉がどんどん出てきています。

新しい用語や概念が登場した時、「何、これ?」「よく、わからない」と感じます。その次が、とても大切だと思うのです。「どういうことなのかな? なぜ広がっているのだろう?」と問いを持つのか、スルーしてしまうのか。

経験豊富な経営コンサルタントの加藤誠也さんは、多くの経営者や管理職と接する中で、「自分がよくわからないこと=大切ではないこと、と判断する人が増えている」と危惧しています。

そのことを聞いて、僕が思い出したのは「狐とブドウ」の話です。狐がブドウを取ろうとして取れなかったので、「きっと不味いだろう」と言って去ったという話。

変化の激しい時代には、「わからないこと」にたくさん出会います。もちろん新しいことは玉石混合で、大切でないことも多いかもしれません。しかし、もし自分にとって「わからないこと」が広がっていて、熱心な支持者がいるならばそこには何か意味があるかもしれません。

イノベーションは、いつもマイナーなところから始まります。最初に意味や可能性に気づいた人がいて、そこから徐々に広がり、気づけばビジネスや仕事、生活の前提が変わってしまっている。「よくわからないこと」は、変化の兆しなのかもしません。

ただ、「わからないこと」に向き合うには、自信も、仲間も、時間も必要になります。そして、ただ知ろうとするのではなく、誰に、どう問いかけるのかも大切です。

一方で、「わからないこと」を探求する中で見えてくる新しい世界、今まで視野に入っていなかったことへの気づき、新しい仲間との出会いはとても楽しいことです。「きっと不味い」と決めつけるのは、もったいないですよね。

変化の激しい時代だからこそ、「わからないこと」に一歩踏み込んでみる余裕を持つことも、大切なことなのだと思います。
                       代表 広石拓司  
                      (2017年5月26日記)  
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コロナでより、このコラムにある変化の激しい時代になっているのだと思います。そして新しいことがいろんな場所で始まっていて、わからないことにたくさん出会うのだろうなと思います。自分自身での「わからないこと」に気づいた時、探求する気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいなと思いました。(新村)                                                

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