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本棚から見えるもの

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”本”こそ『時代を超えた「先人の知恵」』を手軽に手に入れることのできるツールです。多くの人に知ってもらいたいもの、私の考えを作り出したもの、そして共感できるものや活かすことのでき… もっと読む
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記事一覧

オススメ本#4~宮島 未奈 著『成瀬は天下を取りにいく』

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」 という冒頭の一行だけで、面白さがわかる。 魅力的な登場人物、そして青春を思い出す。 これを読んで、浮かんだのは「この感覚を忘れてた」ということでした。 正直、”天下を取りにいく”ことを思い出させてくれました。 久々の小説読了。全世代にオススメできます。 それでは早速、おすすめポイントを! 6つの短編から、つながるストーリー この本を手に取ったのは、本屋のPOPを見た。事前情報は何もなし。 ”最高の主人公”というフレーズに

オススメ本#3~田中 泰延 著『読みたいことを、書けばいい。』

そもそも「何を書けばいい」を明解に。誰のためにものを”書く”のか。 ”書く”ことだけではなく思考法の参考に。 正直、最近読んだ本でかなり好きです。是非色々な人に読んでもらいたい。 ”書く”ということを仕事にしている人以外は、関係のない本かと思われる題名ですが、しっかりと内容を読めば、書くことから派生した”考え”・”想い”に触れることができます。 それでは早速、こちらについて私のおすすめポイントも含め、ご紹介します! 5W1Hを起点とした構成 全体の章立ては、 「なにを

オススメ本#2~工藤 勇一 著『学校の「当たり前」をやめた。』

「目的思考」の在り方を考え、「当たり前」を見直すきっかけに 第二弾は、教育関連で是非ご紹介したいものです。 私が職員として、子どもたちに指導をしているときに、 「教科書を疑え」 ということを伝えていました。勿論、書いてあることが全部嘘だから信じるなということではなく、そこに「なぜそういうことになっているのか?」という”考える”スタンスを常に持ってほしいという想いです。 ※ 子どもたちに伝えるには、端的にわかりやすく、多少の”毒”をいれると興味関心を引きやすいという持論があ

オススメ本#1~関 正生 著『世界一わかりやすい 英語の勉強法』

私の「英語」に対するイメージを変え、更に言語化してくれた名著 自分の本棚を開示していこうとする第一弾。 何がいいかな…と考えつつ、たくさんある中でも、やはり私ならまずこれを選ばないとかなと思い、こちらをご紹介させていただきます。 英語の知識がなくとも、こういうアプローチから物事を考えるという観点からも、非常に参考にあるところが多いものです。 この本を初版の2011年に購入し、その後改訂版が出されていますが、内容・根幹は変わっていないものと思います。 それでは早速、こちら