見出し画像

何をしても運動が続かなかった20代ライターが、試行錯誤の末に見つけた運動方法を紹介します

わたしは今、フリーライターとして活動している。そして住んでいるのは四国の片田舎のド車社会。にもかかわらず、車はおろか免許すら持っていない。すると何が起きるかというと、家に篭りきりで、まったく体を動かさなくなる。なので昨年夏に越してきて以降「運動しなきゃなあ」とは思っていた。太るし。太るのが一番の問題だ。

ただ、わたしはとにかく運動が嫌いだ。

どのくらい嫌いかというと、「そもそも1日30分運動のためだけに時間を使ったとして、それにより一体何年健康寿命が伸びればプラスになるんだっけ?使った時間分をプラスにするの無理そうなら、運動やる意味ないな」とか言って、運動の無意味さを証明するための計算をしたくらいには嫌いだ。しかもその結果ペイできそうな数字が出たのに結局その後もしばらくやらなかった。

以前、ゴキブリより電話が嫌いというnoteを書いたが、運動もゴキブリより嫌いかもしれない。でも電話よりはマシかも。いや同じくらいか?

ともあれ、そんなわたしが、今はなんとひと月も運動を続けられている。今回はその運動方法を紹介するとともに、そこに至るまでの試行錯誤をまとめてみた。


ハードルを高くしすぎて挫折した『フィットボクシング』

まず、友人から勧めてもらった『フィットボクシング』をやってみた。これはSwitchのゲームで、あらかじめ設定した運動の目的や鍛えたい部位に応じたトレーニングを設計してくれ、リズムに乗ってそれをこなしていくものだ。

ゲームということもあり、最初はまあまあ楽しくやれていたのだけれど、仕事でバタバタしてて忘れたり、「読みたい本があるから後で」と思ってサボったりしているうちにやらなくなった。

今になると、1セットの設定を30分にしていたのもハードルが上がってしまってよくなかったように思う。同じ30分やるにしても、10×3にしてたらとりあえず10だけでもやれたかも。

あとその時間は運動しかできないのもストレスだったように思う。時間を有効活用したくてコテンラジオを聴いてみたけど、運動が激しい故に当たり前に何も理解できなかったということもあった。

ルーティンを作れず『エクササイズ動画』にも敗北

続いてやってみたのが、エクササイズを上げてるYouTuberの方の動画を見ながらの筋トレ。

一回あたりも短いし、以前この方の動画でやっていたことがあったので、「これならまたやれるかも!」と思って始めたけど、フィットボクシングと同じ感じでサボりがちになり挫折した。

でもこの方の筋トレ、めちゃくちゃ効きます。

前やってた時は「毎日録画した朝ドラ見ながらこれをやる!」とルーティンが決まってたのでよかったけど、最近は朝ドラはリアルタイムで見てるし、その時間は寝てる間のSNSチェック時間と化していて、それに変わるルーティンもちゃんと作れなかったのが敗因かも。

巻くことすら面倒になってしまい『EMS』も断念

少し話が変わるが、わたしが会社にいた頃、とにかく重課金することで楽して痩せている人がいた。肥満外来で処方してもらった月10万円以上かかる薬を服用して、本人曰くハードな運動をしたり食事を無理に我慢したりすることもなく、みるみるうちに痩せていた。聞いたのに細かい数字は忘れたが、半年ほどで多分10kg以上は痩せているはずだ。

そして一度痩せたその人が、その維持のために行っていたのがEMS(貼り付けたパッドから電気が流れて勝手に筋肉動くやつ)だった。

フィットボクシングにもYouTubeにも挫折し、「これはもう運動続けるの無理かも」と思っていたところに彼のことを思い出し、「そうじゃん、筋肉動かすのが大事なのであって、別に自分で動かす必要ないわ。科学技術に頼ろう」と思ってEMSベルトを買ってみた。

彼が行っていたのはサロンでやってもらう本格的なやつだったけど(めちゃくちゃ筋肉痛になったらしい)、近場にはそんなのないしあったとしても車がなくていけないので、一旦ベルトにした。

そして結果的にこれも挫折する。

まず巻くことすらめんどくさい。一人だとあれ巻くの難しくないですか?全然ちゃんと締められなくてまず締めるために苦労するのがめんどくさくなった。

あと、「これなら運動しながら別のこともできる🎶」と思ったけど、やってる間も意外と刺激が強くて、個人的には仕事とか本とか集中しづらかった。できるけどって感じ。

そうしてなんとなく気持ちが乗らなくなり、結局やらなくなって多分ふた月くらいが経つ。

そして見つけた最適解『ステッパーバイク』

ここまでいろいろと挫折し、運動が続かない原因がわかってきた。そもそも好きでもないしお金も稼げないし、かつ差し迫って必要でもない感じのことに、時間や労力を少しでも使うのがきっといやすぎるのだ。むり。全部めんどくさい。

運動してる暇なんかあったら本読みたいし、勉強したいし、なんなら仕事したい。

運動こそ誰か代わりにやってほしい。脳だけどっかに置いて体だけ走らせてくれるサービスとかあったら、懐が許せば即座に課金する。脳が本体なのになんで付属部品の管理にそんな時間とエネルギー使わなきゃいけないんだみたいな、そんな感じ。だったらもう健康寿命短くなってもいいし早死にする。太るのはいやだけど。

こんな人間が運動のために時間を割くことができるわけがない。解決策のひとつとして、運動を好きになることがあるがそんなことはわたしには無理だと自分が一番よくわかっている。緊急度を上げるにしても、幸い健康だし太ったとはいえ別に100kgとかあるわけじゃないし、なんなら50kgもない(はず)なので、あまり太ることに対しても強烈な危機感がわかなかった。

じゃあもう、時間を使わない、何か別のことをしながらできて仕事や読書も阻害しない方法を見つけるしかない。それでいてEMSみたいなちょっとした手間もなくて、面倒臭くもないやつ。

そして「仕事とか勉強しながら自転車漕げる感じの、ペダルついた椅子とかあるといいのにな〜」と思っていたところに見つけたのがこれだ。

開発した人天才

https://amzn.to/3IBYDn4

ちなみになぜ自転車ぽいのがいいと思ったかというと、高校の時に片道7kmくらいの距離の学校まで自転車通学していたため、自転車なら慣れててやれそう感があったからだ。これ足を上下に動かすタイプのステッパーだったら続いてないかもしれない。

もっと本格的な自転車×椅子っぽいものもあったけど、在庫切れだったし机はいらないし、必要としてももっと広めがいいなあと思ってこちらにした。

購入したのが2月15日だったので、今のところひと月続いていて、毎日最低2時間は漕いでいる。運動なんて続いたことがないわたしにしては大快挙。すごい。

もう絶対太ったから体重測るのいやすぎて長らく測ってないので、数値的な効果は言えないけど、続いてるのがまずすごすぎ。あと「運動しなきゃやばいよな〜〜」みたいな罪悪感が減った。

何より仕事しながら運動できるのが最高すぎて、リモートワークの人全員にめちゃくちゃおすすめしたい。特に忙しい人。とにかく効率的すぎる。

ところで、わたしは12月からフランスに行く予定だ。渡航後はパンもチーズもワインもおいしくて太ることが明白なので、わたしもなんとかこれを続けて出国前に少しでも痩せておきたいと思う。

この記事が参加している募集

リモートワークの日常

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?