見出し画像

Selbstbestimmungsgesetz/ドイツ自己決定法について

ドイツでは、ジェンダーを年1で変更できるようになった。(詳細はめんどくさいから書かないけど、健康で指名手配犯とかじゃなくて18歳以上なら3ヶ月待てばだいたい誰でも自分の性を自己の性自認に基づいて変更できるって感じ。手術も医師の診断書もいらないし、変更後の性が嫌になったら1年後にまた同じプロセスを経て元の性に戻すことができる)
いや、ジェンダーを変更ってなんだよ。。

とはいえ、まあ別にジェンダーなんてなんでもいいのだ。
私が男だと思っていたって、テストステロン大爆発な上司が実は女だって主張したって、別に問題ない。性格さえ良くて普通に話し合いができるのであれば、各々のジェンダーなんてどうでもいいのだ。

ただ閉鎖的な部屋、つまりトイレだとか更衣室とかそういうものについては議論の余地があり、私は個人的に身体の性に合わせるべきだと思っている。なんでって、いや、逆になんで心の性とやらに合わせねばならないんだ……?
身体的違和感がないのに別の性になりたいって、それもうただジェンダーロール的に別の性がいいってだけでは?

心の性ってそもそもなんだよ…男として扱われるのが嫌?男として扱われるってなに?泣くなとか金を稼げとかそう言うやつ?それ全部ジェンダーロールじゃん…セックス(身体的性)とはなんの関係もなくない?

女として見られるのが嫌?女として見られるってなに?知らない人から性的な目で見られること?そんなの誰だって嫌に決まってるじゃん・・男だとしても知らんタイプでもない女に「お兄さんエロい身体してるね〜抱いてあげよっかw欲求不満でしょ?」とか言われたらビビらない?普通にキモいし嫌でしょ。。それ別に自分が女だからじゃなくて、相手がクソなのとそれを看過している世の中がクソなだけ。。

というわけなので、上記の「男/女として扱われるのが嫌、女/男になりたい」人たちはみんなジェンダーロールに違和感があるだけでは。

あとは身体的違和感とかいうやつも、大抵みんなあります。女は小学校高学年くらいから急に生理とか始まって、せっかくトイトレして外したオムツみたいなのをまたつけなきゃいけません。平だった胸にもポツッとしたしこりができ始め、不意に触れると痛いです。あほかと思います。男だってある日突然ペニスから白い液体が溢れ出してきます。習ったことなんてないです。え、これなに?病気なのかな。。と不安になるし、髭とか生えるし声も低くなってすごくむず痒い。この間まで、ただの子供でいられたのに。

川上未映子の乳と卵に出てくる緑子だって、身体が変化していることに動揺している。そんなの誰だって受け入れるのに時間がかかる。当たり前だ。だからって私たちみんな、緑子も含めて、ジェンダーに違和感があるわけじゃない。歯が生え始めた乳児や乳歯がぐらぐらしてる幼児と同じで、ただ気持ち悪くて気になるだけだ。

だから、身体的違和感があっても一過性のものに過ぎないことは多いし、多くの人はなんとなく受け入れて生きている。ましてや身体的違和感がないのにジェンダーに違和感があるってどういうこと???というのが私の持論だ。

もちろん私は当事者でないので、そりゃあちょっとないよ!という決めつけをしているかもしれない。
納得できるような説明にまだ出会っていないだけかもしれないが、私は自分の意見をけっこう的を射ているんじゃないかなと思う。
そもそもアイデンティティ・ポリティクスは基本的にファッキューなのだが、ジェンダーに関しては本当になんかもう。。みんな好きなように変更できるのは自由で良い気もする。が、ほんまに必要かぇ?というのが本心でもある。

まあ諸々折り合いつけて出した折衷案みたいなのが今回のSelbstbestimmungsgesetzなのだとは思うし、連邦ホームページとか読むとまあ納得、これが落とし所だよね、という感じだ。みんな頑張ったね。

この辺は欧州でも日本でも議論が議論を呼んでいるし、これで最終形態ではないだろうから今後も適当にだらだら注目していこうと思うし、日本は保守的に手術してないと変更できない!のままでいてほしいなあとも思う。

眠いです。明日も仕事かよ!早起きしたくね〜〜勤務時間10:00-16:00とかにならないかな。おわり

お読みくださりありがとうございます。とても嬉しいです。 いただいたサポートがじゅうぶん貯まったら日本に帰りたいです。