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昨日の民主党全国大会(DNC)でのオバマ前大統領のスピーチ、衝撃的でした。何でも、もともとは彼がトリでスピーチをする予定だったのが、副大統領候補にカマラ・ハリス氏が決まったことで、彼女の盛り立て役になる、と彼自身が順番を変えたのだそうです。こちらの詳細については、また来週。

今日は金曜日なので、pop cultureの話題をお届けします。少し鮮度は落ちましたが、今日は派手め(笑)な話題で、

Cardi B! とMegan Thee StallionのWAPです。リンクをはってあります。

私がこのビデオクリップを知ったのは NPR Politics Podcast の8月14日のWeekly Roundupの最後のセグメント、Can't Let It Goからです。

このビデオクリップのことをpodcast内で初めて知ったScottさん、その場で歌詞を調べて、こんなコメントをしています。29分9秒ぐらいからです。

I'm reading the lyrics now and...oh my God...(中略)...
Having gone through the lyrics now, there's only one line you could even say on the podcast, and it is "Yeah, yeah, yeah," literally one line of the entire song. Nothing else.
(今、初めてこの歌詞を見ているんだけど・・・うわぁ・・・(中略)。歌詞、見終わったけど、この放送中に読み上げてもいい歌詞は、たった1行。全歌詞の中で、ほんとに1行だけで「Yeah, yeah, yeah」だよ。他はムリ。)

彼らは自らをfamily-friendly show(家族全員で楽しめる番組)と言っているので、こういうexplicit (性的なきわどい内容)なでgraphic 細かく描写している)な歌詞は、公共放送ではムリですよね(笑)。

ということで、いろいろ物議をかもしているビデオクリップですが、トレバー・ノアは1分54秒で、歌詞がラップだから、みんな騒いでいるんじゃない?と言っています。

There's something about rap that as soon as some white people hear it, it sounds graphic, you know. Just because it's rap.
(ラップだからじゃない?白人の人がラップを聞くと、性的描写っぽく聞こえちゃうんじゃない?ラップ、っていうだけで。)

それを聞いた相方のDulceさん、いやいや、違う、と。ラップだから人々、というより男性が怒っているのではない。女性が性を堂々と歌っていることに男性が怒っているのだ、そして、そんな社会の在り方こそが問題なのだ、と。

It doesn't matter if it's rap or country. I bet if it was a country music star that sang the same lyrics, all these men would still be upset.
(ラップかカントリーなのかは関係ないの。カントリー歌手が同じ歌詞を歌ったとしても、男性は怒ると思う。)

そうなのかな~?実際にカントリーで聞いてみないとわからないよ~、というところでマーゴ・プライスの登場です。2019年度のグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされたカントリーの歌姫が、この歌詞を歌います。

3分4秒からの彼女の演奏ぜひ聞いてみて下さい!あの過激な歌詞がしっとりメローに聞こえて、ヘタすると一緒に口ずさみそうになります(笑)。

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金曜日です。もう少しで週末です。お疲れ様です!

いがらしじゅんこ:通訳者

#英語学習 #WAP #カーディB #トレバー・ノア #マーゴ・プライス #オバマ #アメリカ大統領選 #民主党党大会

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