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【MI理論】子どもの得意なところに注目する方法

先日インスタを眺めていると、知能教育インストラクターの橋元由美子さんが以下のような投稿をしていました。

面白い〜!

実は下の子が生まれてからというものの長男を観察する時間が減った自覚があり、「お子さんの得意、不得意がわかりますか?」という問いに少しだけドキリとしてしまいました。

これを機に、5歳現在での長男の得意・不得意をまとめてみようと思います(数年後に見返すと面白そう!)。わたしの意見に加え、子どもと頻繁に接している夫や祖母やシッターさんにもコメントしてもらいました。

「自分の強みを見つけよう」という本に詳しく書かれているようです!

「MI(Multiple Intelligence)理論」とは

MI理論とは、ハーバード大学教授ガードナー氏が提唱した理論で、「知能は単一ではなく、主に8つあり、人はそれらすべてを働かせて生活している。8つのうちどの能力が優れているかが、個性に繋がる」という考え方です。
その8つの知能というのが、以下に揚げる8つの項目です。

先日もつい長男の不得意なことに目がいって、その苦手を克服できるように働きかけている自分に気が付きました。長男は苦手でも困っているわけでもないのにね。この8つの知能を見て、長男の良いところにもっと注目してあげたいなと思ったのです。

1.言語・語学知能

1.言語・語学知能
話をする、文章を書くなど、言葉を使って表現する力
・本を読むのが好き
・話をするのが好き
・名前や年号、虫や植物を覚えるのが得意
・人の話をよく覚えている
・外の景色よりも、標識や看板などの文字に興味を示す
・外国語に興味がある
暗記の際は、書くことで記憶が定着するタイプ。ドリルを使った学習法などが向いていて、読解力もあるので、どんどん読書をして知識を貯めていけます。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

これは長男すべて当てはまる!同学年の子と比べても言語面での発達は比較的早めでした。早生まれでクラスでもひときわ小柄な体格ですが、2歳になったころにはすらすらとよく喋りました。

当時は乗り物が好きで、バスや電車の行き先表示になんて書いてあるかいつも聞かれました。そういえば「なんて書いてあるの?」と街中の標識やポスターの文字についての質問は5歳の今でもしょっちゅうです。5歳で恐竜を好きになると、図鑑に乗っている何百という恐竜の名前を覚えたての字でひたすら紙に書き出すという遊びをよくいしています(まるで修行僧)。
物語の絵本よりも図鑑がとにかく好き。動物、魚、恐竜の名前を本当によく知っています。

2.論理・数学的知能

2.論理・数学的知能
計算や分析などに必要な論理的思考力
・算数が得意
・因果関係を気にする
・質問することが多い
・目的をもって行動する
・問題を解決することが好き
・「もし…」と仮定で考えることが好き
ロジカル思考で問題を解決することが好きなこのタイプは、理科や算数が得意です。苦手になりがちな暗記系の勉強は、物事の関係性を考えると覚えやすくなり、歴史は「時代ごとに、世界で起きたことをまとめて覚える(時間軸という共通項で関連性をつくる)」「歴史上の人物は、相関関係を意識して覚える」などが良いかもしれません。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

質問することが多い点は当てはまりますが、他はあまり当てはまらないかなあ。
長男はiPadでトドさんすうで遊ぶのが好きなんです。だから夫は「長男くんは算数得意だよ」と言うのですが、ゲームが好きなだけで算数が好きとはちがうのかな?とも思ったり。5歳の現時点ではまだはっきりとした特徴は出ていないように思います。

3.視覚・空間的知能

3.視覚・空間的知能
空間のなかで物事をイメージ・認識・表現できる力
・絵を描くのが好きで上手
・絵や映像を見るのが好き
・空想するのが好き
・地図を見るのが好きで距離感覚がある
・夢の話をし、その内容をよく覚えている
・積み木やパズル、迷路が好き
視覚的に物事をとらえるタイプで、絵や立体物などが頭にスーッと入ってきます。絵や写真の本を選ぶことが多く、積み木やパズルなど立体的な玩具で遊ぶことも好き。勉強したいことを表や図などで視覚的に把握するとスムーズです。また植物や動物の観察ノートなどを作ると、興味が深められます。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

親の目から見て絵を描くのは好きではなさそう。お絵描き帳を与えると、だいたい数字か線しか書きません。

ただ地図は好きです。街中の地図や、駅にある路線図なんかも大好き。長男の宝物はバスの路線図です。寝る前の絵本タイムに路線図を読んでほしいと持ってこられたことが何度もあります(どのように読めばよいのか母困惑)。

4.博物的知能

4.博物的知能
自然や環境に関心が高く、観察・発見・分類できる力、自然と共存する力
・動物や虫などの生き物が好き
・花や木などの植物が好き
・図鑑をよく読む
・天気や地理に興味がある
・宇宙や地球に興味がある
・整理整頓や物を組み立てるのが好き
身の回りの色々なこと、特に自然に関することに興味が深いタイプ。フィールドワークが向いていて、動物園や植物園、博物館や科学館などに行って、多くのものに触れることで向学心が高まります。また親子で一緒に草花や動物を育てたり、天文観察したりと「実物に触れる経験」がお薦めです。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

おおお!これは非常に当てはまる。暇さえあれば図鑑を読んでるタイプで、お気に入りの図鑑はすでにボロボロ。動物、魚、恐竜が好きで、動物園や水族館、博物館も連れて行くと大喜びで見ています。

5.音楽・リズム知能

5.音楽・リズム知能
音・リズム・メロディなどを認識し表現する力
・音楽をよく聴く
・歌ったり踊ったりするのが好き
・いつも鼻歌を歌っている
・楽器を演奏するのが好き、得意
・曲をすぐ覚えてしまう
・文章を書くと自然と韻を踏んでいる。文にリズム感がある
リズムや音感、音程、ハーモニーのような概念を理解し、表現することが上手です。作曲家、演奏者、落語家、俳優なども、この知能が強いと言われてます。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

これも比較的当てはまります。長男は歌ったり踊ったりするのが好き!会話にメロディやリズムを付けて歌のように話しかけてくることもあります。楽器演奏の習い事をしているのですが、覚えが早いと先生に言われたこともありました。

6.身体・運動感覚知能

6.身体・運動感覚知能
身体を使った表現力
・じっとしていることが苦手、いつも動いている
・運動が好き、得意
・ボディランゲージが多い
・手先が器用
・ダンスが上手
・新しいことを覚えると、すぐやりたくなる
このタイプは、座学よりも、手や身体を動かして学ぶのが一番。算数も具体物を利用し、手を動かすことをお薦めします。また教科書やドリルで勉強するよりも、実体験を通した方が理解が進みます。身振り手振りを入れながらの暗記も効果的です。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

運動が得意な感じはしないな…!

7.対人的知能

7.対人的知能
他人の感情や考えを理解できる力、コミュニケーション能力
・友達が多い
・人見知りせず、誰とでも話す
・思いやりがある
・グループ活動が得意
・知っていることを人に教えたがる
・個人競技より団体競技が好き
コミュニケーションを好むタイプなので、「今日は何を勉強したの?」と聞いてみて下さい。「繰り下がりのひっ算はね…」などと説明してくれたらシメシメ!人に教えることが自分の学びに繋がるタイプです。個室勉強よりもリビングの方が向いています。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより
抜粋

これは当てはまりそう!保育園の先生やお友達のお父さんお母さん、お店の人にも気軽に話しかけています。
NHKのダーウィンが来たが長男は大好きなのですが、見終わるとわたしのところにきて、どんな内容だったのか詳しく説明してくれます。
弟想いですし、わたしのことをいつも助けてくれようとする優しい一面も。思いやりのある性格だと思います。

8.内省的知能

8.内省的知能
良い面・悪い面も含めて、自分を正確に理解できる
・マイペースで行動する、1人でいるのが好き
・自分が好きなことがはっきりしている
・回りをあまり気にしない
・興味があることには積極的、集中力がある
・失敗しても立ち直りが早い
・日記を続けられる
好き嫌いがはっきりしてて、自分のスタイルを持っているので、何かに集中している時は、できるだけ妨げないように!家庭学習は、自分のペースが保てる自室での学習が向いています。長所短所を含めて自分のことをよく把握できるタイプなので、学習計画も自分で立てることができます。

知能教育インストラクターの橋元由美子さんのインスタより抜粋

これも当てはまりそう。保育園では、お友だちはボール遊びをしている中、いつもひとりでお砂場遊びをしているらしい。
好きなことははっきりしていますね。そして集中力があるタイプだと、保育園の先生方やシッターさんにいつも言われます。わたしの目から見てもそう感じます。

母親のエゴに気付いてドキリ

先日、保育園のお友達に誘われてサッカー教室の体験に行ったんです。行く前はそれなりに乗り気だった長男ですが、いざグラウンドに着くと、たくさんの身体の大きなお兄さんたちがサッカーしてる。もちろん同年代の子もいるけれど、それで怖気付いてしまったのか頑なにグラウンドに降りようとしません。

コーチもお友達もすごく優しく接してくれて、いっしょにやろうよ!と誘ってくれます。わたしもいろいろと手を尽くしたのですがすべて断固拒否。

思えば、保育園や公園遊びの際も、他の子たちがドッジボールやサッカーしてる中、長男は頑なに砂場から離れないんですよね。

サッカーやらせたかったのって、わたしのエゴだったんだなあと気付いたわけです。無意識に男の子だから運動が得意でないと!と思っていた自分に気がつきました。

今回MI理論をやってみて思ったのは、苦手なことにわざわざ着目しなくていいじゃん!他にこんなに得意なことあるんだから!そっちを楽しみながら伸ばしていけばいいよね!ということ。また親のエゴが出そうになったら、このMI理論のことを思い出そうと思います。

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