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コンビニ行くのに車で10分

電車移動が好きです。

新幹線に乗ったら、車窓を眺めているだけで楽しくて、東京に行くまでの間一度も寝ずに本も読まずに…ということもよくあります。

・・・でも、フリーランスで在宅仕事になった今思うのは、『移動時間0て最高!』ってこと。

「カナちゃん、車の運転できるんや!」

これ、たまに言われます。できますよ!車の運転!!
去年からゴールドカードじゃなくなったけど、日常的に運転します。

というか、車が無いと生活できないところに住んでいます。(滋賀の田舎の方)

コンビニは車で10分、郵便局は7分。
駅までは徒歩20分の普通しか止まらない駅か車で10分の新快速も止まる駅を利用。普通しか止まらない駅まで歩くときの道のりには、自販機すらありません。道路には街灯がないので一人で歩いて帰ると、家族から「危険すぎる!!」とものすっごく叱られたことがあるので、一回きりです。
※危険=交通事故、不審者、そしてイノシシなどの動物…

電車通勤を選んで働いていた会社員時代

とは言え、鈍くさいので車の運転は上手ではありません。
(そのため、「運転できるんや!?」などと言われるのです)

高速は乗りたくないし、京都や大阪の街なかは運転できないです。ナビを使わずに済む知っている道のみ。

だから、就職はいつも電車でできるところを志望していました。
でも実は、「自動車通勤できるとこ」を選んで働く滋賀県民は多いんですよ。というのも、滋賀県は電車が少なく、私のように「駅まで車で○分」という人はザラ。駅前の駐車場を借りて、車を停めてさらに電車で大阪まで60分、なんて面倒なんですよね。だから、通勤時間が変わらないなら自動車で会社まで行ける方が良いと考える人が多いんです。

滋賀県内には大手企業の事業所がたくさんあるけど、そういうところって、たいてい駅から遠く離れた山の手。大手家電メーカーのPとか、セラミックメーカーのKとか、Appleとの取引で知られるMとか。
(Mは派遣社員向けの駐車場が無くて、近隣の駐車場を有料で借りるという規約だった…)

「運転できない人、どうするの?」

私も何度かは派遣社員として、滋賀県内の会社で勤めていました。そのときは自動車通勤。車社会なので路線バスは発達していなくて小さな事務所の前にどどーんと広大な駐車場がある、というのがよくある光景。

あるとき、都会っ子(生まれも育ちも横浜)の友達に聞かれました。
「え?駅から離れてるなんて、車持ってない人はどうするの?」
→滋賀県で車持っていない人は少数やねんで。
「運転できない人もいるでしょ?」
→そういう人は少ないし、そういう人はこの会社を志望しないよ。
「え?行きたい会社だったらどうするの?」
→うーん、基本滋賀の大人は免許を持ってるから…
「え、全然わかんないんだけど!!」

街なかで育った人には、遠い世界の話かもしれません、車社会って。。。

「移動時間」を作業時間に

・・・と、私がいかに田舎で暮らしているかを書いてみたのですが(長い前置きになってしまった)、とにかくどこへ行くにも移動が不便なんです。

電車の中はいろんな広告があって、移動の間居眠りできるし、本も読めるし、好きでした。在宅になって、電車の移動が無くなるのは寂しいな、なんて思っていたけど、、、いつの間にかそんな思いは消えました。

前職では1時間ちょっとかかっていた通勤時間。今は当時よりも1時間起きるのが遅くなったのに、始業時間だった9時にはPCを開いて作業を始められます。

少し前までは「カフェで作業した方が捗るかな」と思っていたけど、近所のマクドに行くにも車で10分。スタバなら30分。
外へ出るなら身支度にも時間がかかるけど、最近は自宅作業ばかりになったのでメイクする時間も無くなりました。今では「たまにはカフェで作業しようかな。。。いや、メイクする時間がもったいないな」なんて思ったりします。

実際のところ、そこまで根詰めて働いてるわけではないんだけど。
移動の10分があるなら、お茶を飲んでほっと一息つく時間にあてる方が快適だな、と気づけるようになりました。(だって、100円のコーヒーよりも自分でブレンドしたハーブティーの方が好き)

自分が本当は、何に幸せを求めているかを少しずつ考えられるようになりました。いるもの、いらないもの、一人で過ごす時間の中で見極める力が少しは育ったような。(以前があまりにも人の目を気にし過ぎていたというのもあるけど)

正直、自活するにはまだまだの仕事量(そして収入)だけど、前よりもストレスなくささやかに楽しく過ごせています。さらに今より快適に働くため、まずはPCデスクと空気清浄機を買おう・・・。


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