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【お笑い】自分的ランジャタイ備忘録 ~TV・ラジオ編~

2022年3月現時点、私はランジャタイのコンテンツを全部観ないと気が済まないほどまでに侵されてしまいました。

いま日本にこういう私みたいな状況になっている人は多くいるんじゃないかとは思うのですが、新しく知った芸人さんの笑いを新鮮に驚き楽しめるこの貴重な最初の時間を、日々noteに書き記しておきたくなりました。

まずは、ハマっていくキッカケとなった押さえておくべき番組出演と共に、この状態に至る経緯を備忘録。

M1グランプリ決勝戦 漫才『風猫』

わざわざ言うまでもない2021年M1グランプリ決勝で、初めてランジャタイの漫才『風猫』を観る。

その時はネタもあまり頭に入ってこなくて、視覚的に「なんかすごい」という印象だった。

直後は錦鯉優勝の感動がとても大きくて、彼らの漫才ばかり何度も見返したり、M1ドリームを満喫する2人の日々をTVやSNSで追うことが楽しかった。

それから数日経ち、大会で披露されたそれぞれの漫才の印象が薄れてゆく中で、脳内にこびりついて離れないのがランジャタイの漫才だった。

会う人会う人にランジャタイの話をし、観てないという人には形態模写で『風猫』を真似て伝えたりしていた。

『ランジャタイのオールナイトニッポン0』・『相席食堂』

2022年2月に入り、M1ファイナリストのメディア露出が増えていたが積極的にランジャタイ出演を追うことはなかった。

しかしそんな中で、『オールナイトニッポン0』と千鳥の『相席食堂』のランジャタイ出演を知る。

この2番組は自分の中で、なんというか上手くハマるとその芸人の笑いの最大値を叩き出せる番組と感じていたので、まだよく知らないランジャタイの笑いの核心部分を観れるんじゃないかという期待はあった。

結果、どちらも想像の斜め上を行く展開で所謂”爪痕”というものを、ガッツリ残す結果となった。本当は実際の放送を視聴してほしいが、非合法問わずこの先なかなか観れる機会がないと思うので、無粋ながら2番組の内容も書き記しておく。
(※2022.5時点 Amazon プライム 『相席食堂 シーズン5』で視聴できることを確認済み。一部、記憶が曖昧で書かれた記述があります)

まず『オールナイトニッポン0』では、冒頭からアニメ「忍たま乱太郎」のブリッジテーマ曲をたっぷりの間を取りながら連呼、メール読みのコーナーではナンチャンリスペクトと称してブラックビスケッツの「Timing ~タイミング~」と、はっぱ隊の「YATTA!」の特定部分を抜粋してサンプラーで無限に繰り返し、途中から歌詞がゲシュタルト崩壊しスクラッチされてリズムが生まれ、新しいダンスミュージックかのように転換されていた。
言葉で表しても何が何だかわからないと思うが、実際に聴いた人は一字一句違いないと言ってくれると思う。

また『相席食堂』では、国崎さんの故郷である富山で街ぶらロケ。
商店街の喫茶店を紹介するも、店主との掛け合いでは何の面識もなく、一度も訪れたことがないので何の思い出も無いと言い放つ。

極めつけは、国崎さんの実家訪問。
立派な門構えの家から出てきた両親が笑顔で2人を迎え入れ、風呂まで一緒に入って和気藹々とした時間を過ごすも、そこで千鳥が気付く。
「これ、本物の実家じゃないんと違う?」。

続けてVTRを観ていくと実家を後にした国崎さんが案の定、「本物の実家じゃない」と宣う。

恐ろしすぎる。

これで終わりと思いきや最後、ロケを締めるエンディングの画面に切り替わると、前後の脈絡なく突然に伊藤さんが角刈りになっていて、一切そこに触れない。
もはや恐怖体験の感覚に近かった。

しかもオンエアにはのらなかったが実際にはニセ母校でのロケもしており、さらにはそのニセ母校とニセ実家の仕込みは番組スタッフではなくランジャタイが全て用意し準備していたという。

行き当たりばったりで出鱈目なイメージの芸風は、如何に周到な用意と現場の機転の上に成り立っているかを思い知らされ、こんなにカッコいい笑いの取り方は見たことがないと思った。

衝撃的なこれら2番組の後、ランジャタイが私の脳内を占める割合は確実に大きくなり、もっと知りたくなっていることは明らかだった。

ランジャタイがYouTubeチャンネルをしていて、そこには膨大なコンテンツがあり、より深く知るにはそれを観ればいいことはわかっていたけど、仕事や生活の忙しさから観ないまま日々が過ぎた。

『痛快明石家電視台』、そして『ダウンタウンDX』

そして2022年3月、私も時間が取れるようになって少しずつ膨大なランジャタイコンテンツを視聴し始める中、いよいよTV番組出演では大物タレントの冠番組ゲストというターンに入ってきた。

『痛快!明石家電視台』、そして『ダウンタウンDX』の出演だ。

『明石家電視台』では、さんまさんのお笑い体育会系的な反射神経ノリにしっかりとついて行き、『ダウンタウンDX』では既に伝説的となった、えげつない落ち着きを払って他人のエピソードトークを繰り返し3回天丼するという偉業をやってのけた。

”松ちゃん浜ちゃんのネタ”をダウンタウンの前で披露するという、それだけでスペシャルな演出にも関わらず、想定を超えた驚きをブチ込んできてくれて、ランジャタイをこれから長く追い続けることになるだろうことが確定した。

ゴッドタン「この若手知ってんのか2017」

遡ること2017年のゴッドタンで、ランジャタイが出演していたことをつい最近知る。

毎年恒例のこの企画で「こいつは天才だ部門」1位として紹介されていたようで、私はほぼ欠かさず観ている番組だし、この回で出演した「ゆにばーす」や「いかちゃん」の記憶はあるのだが、何故かランジャタイの部分がスッポリと抜けている。

何故だろうと思って調べている中で見つけたのが、伊藤さんのこのツイート。

そうだったんだ…それにしても全く記憶がない。笑 当時の私もスルーしてしまってたんだと思うと、自分の先見の無さにガッカリする。

いずれにせよ2022年の今の私は、これからランジャタイの2人が生きていて、私も生きていれば、2人のこの先の芸人人生をずっと見届けていくことができるんだ…と考えていて、そう思うと希望が湧いてくるくらい魅力を感じている。

本当に、わからないものですね。

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