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森の中に、アラカン夫婦でタイニーハウスを建てている。

作業中、多種多様な虫たちがやってくる。
飛んでいるもの、這っているもの、生態はさまざま。

見たことない生き物に出くわすと新鮮な気持ちになる。
子供の時のように時間があればじっくり観察したい。

さてさて、これから難しそうな窓に取り掛かる。

キッチン台とその横にある窓の高さを揃えるため、まずはキッチン台の高さを決める。

JIS規格で80cm・85cm・90cm・95cmに定められているらしい。

調べると身長から計算する方法があった。
計算式は身長(cm)÷2+5cm。

私の身長から割り出すと80cmに近いが、シンクの深さを考えると85cmのほうが作業しやすそうだ。

JIS規格にあてはめなくても自分達で作るので高さは自由に決められるが、切りのいい数字で85cmに決めた。

完成予定の床から85cmのところに印をつけ、そこを窓の下部「窓台」の位置とする。

「窓台」、「まぐさ」(窓の上部)の順に作っていく。

真っ直ぐな木を使うのであれば問題ないが、
ほとんどの木には少し反れがある。

そこでちょっとコツを教えてもらった。

「窓台」は中心部分が山なりに反っていると窓の開閉ができなくなるので、中心部分が凹んでいる方を使う。
逆に「まぐさ」は中心部分が山なりになっている方を使う。

至極当然のことだが、気が付きにくいことだ。

窓の種類が3種類ある。
外付、半外付、すべり出しカムラッチ。
それぞれ作り方が違う。

難解な図面とにらめっこしながら進めていった。
途中、?がたくさん出てきて建築士さんに何度も確認。
いつもすみません。

頭で考えてわからないことでも、取り組んでいくうちに少しずつ理屈や仕組みがわかっていく。

いつか必ずゴールを迎える。

難しそう、できるかなとアレコレ考えず、頭を空っぽにしてまず取り掛かるのがいいかもしれない。

話が逸れたが、窓枠ができたら次に壁の元となる合板を貼っていく。

ロフト周りが高所のためどうしたものかと。

足場レンタルもあるが日数が延びると高額になる。
集中して作業できればいいのだが、できなさそうなので今のところレンタルしない方向で。

そこで建築士さんがアイデアを出してくれた。
垂木と夫が製材したアカマツの板を使って簡易的な足場に。
ナイス!

命綱はロープで作った。
何があっても自己責任。

建築士さんご協力のもと、足場ができた。
ありがとうございます。

丸ノコをヨコにして水平に合板をカットする箇所が1階とロフトにある。

まず1階から。
水平に切れるよう丸ノコをガイドする板を貼った。
失敗は許されない。

初めての切り方で夫が慎重に切っていった。
意外とスムーズにできたようだ。

次にロフト。
足場から落ちないよう意識しながら重い丸ノコをヨコにして慎重に切る。
緊張の場面。

ここもクリア!

サッシ枠をすべて設置し、窓の障子(ガラス)をはめ込んだ。

大きな障子は重たくて二人では持てず、建築士さんが手伝ってくれた。
感謝の一言に尽きる。

窓ができたらまたググっと家感がアップしてうれしくなった。

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