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子どもにとっての「触れ合い」の重要性

私たちの日常におけるふれあいの場面は数え切れないほどありますが
その中でも特に大切なのが「スキンシップ」です。

子どもたちにとって、肌と肌の触れ合いは、単なる身体的な接触以上の意味を持ちます。

かつて、興味深い実験が行われました。

空腹の赤ちゃんサルが、ぬいぐるみのサルとハリガネでできたサルの人形の間で
選択を迫られるというものです。

ぬいぐるみからはミルクは出ませんが、愛情を感じさせる柔らかさがあります。
一方、ハリガネの人形からはミルクを得ることができますが、温もりはありません。

さて・・・
赤ちゃんサルはどんな行動を取ると思いますか・・・?


赤ちゃんサルは、まずぬいぐるみにしがみついて愛情を求めます。
その後に渋々ハリガネの人形からミルクを飲みます。

そして最終的には、再びぬいぐるみのもとで安心して眠りについたのです。

ここから私たちは何を学べるでしょうか。

人間の赤ちゃんもサルと同じく、触れ合いを深く求めています。

赤ちゃんは泣くことでしか自分の要求を伝えられませんが、抱きしめられない寂しさは
泣き声では表せません。

放置された赤ちゃんは、疲れてしまい泣くことをやめ、あきらめの悲しい状態に
陥ってしまうのです。

忙しさに追われてスマホを片手に赤ちゃんにミルクを与えてしまっているのなら・・・
もう一度、赤ちゃんサルの実験を思い出してください。

ミルクを飲ませることも大切・・・ですが!
それと同時に赤ちゃんに温もりを与えることが、健全な発達には不可欠なのです。

「母」という字は、まさにお母さんが赤ちゃんを抱きしめながらお乳を与える姿を
表現しています。

この漢字に込められた意味を、私たちは忘れてはなりません。

子どもとのスキンシップは、愛情表現だけでなく、心と脳の健全な成長にとっても
必要不可欠なのです。

愛情をもって、今日も子どもに触れてみませんか?

それが、彼らの豊かな未来への第一歩となるでしょう。

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