ニュース：肉食は喫煙同様に禁止される可能性がある、自然を大規模に破壊する行為は「エコサイド（環境・生態系の破壊）」の罪として裁かれるべき──英国の著名な弁護士が訴えた

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00010000-clc_teleg-int


こんなニュースが上がっていたのだけど、これって本気で言ってるのかな？と疑問だったので綴ってみる。


まず私は、ヴィーガン食を否定しているわけでは無い。その人の身体や生き方にあった食事の仕方として、一つの選択肢にあって良いと思う。

だけど、それを「個人の選択肢」の一つから出て、法律で律しようとする主張には違和感しかない。


この主張をしている英国の弁護士さんは、「肉食のための畜産は地球を破壊していると警告し、地球温暖化や生態系の意図的な破壊を引き起こした」として、法で罰しようと訴えているらしい。

だけど、例えば「人間と牛」って、「狼と鹿」の関係のようなもので、人が牛を管理する事で生態系を守ってるんだと思うのだよ。だから、狼がいなくなったから鹿が増えてしまったように、人が畜産と肉食をやめると、増えるか減るかはどちらも可能性があるけど、とにかく生態系は崩れると思うんだよね。


また、例えばオーストラリアでは牛のゲップによってメタンガスが出ているのがとても問題視されているけど(※１)、でも、それだって地球全体での影響を考えると、他にもっと影響を危惧しなくてはならないものはあると思う(※２)。


更に、畜産による生態系の破壊と言ってるけど、畜産・肉食以上に破壊し、よりダイレクトに影響を与えるものもあるよね。例えば「ミツバチ」とか(※３)。


もちろん、過剰な畜産やホルモン等による異常なまでの成育なんかは問題があると思う。そういう、環境や健康を考えない経済活動は法で規制すべきだし、環境や健康を大切にした経済活動を後押しすべきだと思う。


だけどこの弁護士さんは、肉食も「エコサイド」だとしうるとして罰しようと訴えているのでしょ？それはどうだろうか？？

冒頭でも言ったけど、個人としてヴィーガンを選択するのは良いけど、それを曖昧な理由(※４)で法律で罰しようとするのはどうなんだろうか。


原文を読んでないから何とも言えないけど、日本語のこの記事を読む限りでは、どちらかと言うとエコサイドを取り上げる為に、センセーショナルな事を言って話題になるような「肉食(に伴う畜産等)がエコサイドだ！」と言っているような気もしないでもない。でも、訴えの内容も「ビーガン・ナウ」の活動も、肉食を減らす事が目的となってるからなぁ。。。わからん。


あまりにも疑問だったので綴ってみました。色んな人の意見が聞いてみたいなぁ。。。


※１
https://japanese.engadget.com/2016/10/20/99/

https://wired.jp/2019/01/09/strange-war-against-cow-farts/


※２
単純なものでは、車とかは絶対に大きく影響するだろう。他には、電気もある。これから通信・AIが発達して、もっと世界中で活用されるようになったら、その技術を支えるのは電気だ。では、その電気はどこからくるの？と考えると、、、地球環境に優しくて安定した電力を支えるエネルギーの研究・開発が必須だよね。


※３
https://tocana.jp/2017/02/post_12475_entry.html

除草剤で蜜蜂が絶滅の危機にあってる方がよっぽどエコサイドだと思うんだけどね。少し視点は逸れるけど、他にも受粉がされない事も問題だし、農薬(除草剤)とかも含んだ蜜を我々人間は食べるわけでしょ。しかも生で。という事は、蜂蜜を食べるという事は薬を食べるに近しいものであり、蜂ほどにすぐには影響が出ないかも知れないけど、何がしか身体に与える影響はあると考えられるよね。。。とても残念なことだ(´-ω-`)


※４
数字はかなりハッキリ出してるけど、理屈が曖昧だと思う。環境破壊が公共の福祉に反している、という事なのかもしれないけど、実際にそれが肉食を禁止すべきである程に悪いものであるとするには根拠が乏しい。また、肉食をやめた場合に与えられるであろう影響も検証もしてない。非常に根拠に乏しい主張だと言わざるを得ないと思う。