閻魔堂

西国巡礼と四国巡礼を経て、閻魔大王の慈悲深さに気づきました。尊敬する師匠達から学んだこ…

閻魔堂

西国巡礼と四国巡礼を経て、閻魔大王の慈悲深さに気づきました。尊敬する師匠達から学んだこと、目に見えない存在から学んだことを書き綴ります。自己との対話は、即ち、閻魔大王との対話です。閻魔大王のもとでも恥じない、嘘偽りのない記事を書く覚悟です。宜しくお願い致します。

最近の記事

坂東巡礼記15 西明寺(札所20番)

獨鈷山 西明寺坂東巡礼5日目は、札所20番西明寺からスタート。 西明寺は、栃木県芳賀郡益子町にある真言宗豊山派の寺院で、山号は独鈷山。院号は善門院。本尊は十一面観音です。 『笑い閻魔』として、ここの閻魔様は有名です。私にとって、坂東巡礼のハイライトの1つで、最も楽しみにしていた寺院です。 驚くことに、国指定重要文化財の宝庫でした。 まずは、入母屋造茅葺きの楼門。明応元年(1492年)の建立(国指定重要文化財)。 つぎに、天文7年(1538年)建立の三重塔。屋根を銅板

    • 坂東巡礼記14 中禅寺(札所18番)

      日光山 中禅寺札番通りなら17番満願寺の次は、18番中禅寺なのですが、中禅寺から19番大谷寺までの街道(下り)は渋滞しているとの情報を得ていたため、先に大谷寺に参拝しました。 下道では、日光で少し渋滞にはまりましたが、下りの大渋滞に比べれば比較的スムーズに、大谷寺から1時間半程度で中禅寺に着きました。 中禅寺は、栃木県日光市の中禅寺湖畔・歌ヶ浜にある天台宗の寺院で、世界遺産に登録された日光山輪王寺の別院。 寺伝によれば784年(延暦3年)、日光山の開祖である勝道上人が船

      • 坂東巡礼記13 大谷寺(札所19番)

        天開山 大谷寺札所17番 満願寺納経所でのお勧めどおり、札所18番中禅寺を後回しにして、車を1時間程度走らせて札所19番 大谷寺に参拝しました。 駐車場は、坂東巡礼では初めての有料でした。 事前情報が少なかったので、こんな無名な寺院に500円?と払い渋って戻ろうかと思いましたが…(西国巡礼や四国巡礼では山寺以外は、有料駐車場を使わずに、最寄りのスーパーなどに停めてそこから走って参拝しておりました。そもそも巡礼の目的が健康回復でしたので、健康的かなぁ…と。笑)。 ただ、駐

        • 坂東巡礼記12 満願寺(札所17番)

          出流山 満願寺札所15番 長谷寺から下道で2時間強運転すると札所17番 満願寺に着きます。 久しぶりの車内泊で疲れていたのか、満願寺では写真をあまり撮っていないことに、今更ながら驚きました。 満願寺は、栃木県栃木市出流町にある真言宗智山派の寺院。山号は出流山。寺伝によれば天平神護元年(765年)勝道上人が創建。弘仁11年(820年)、空海が勝道上人の徳を慕って参詣し、その折りに当山の銘木で千手観世音菩薩を造立したとの逸話があります。 https://www.idurus

        坂東巡礼記15 西明寺(札所20番)

          坂東巡礼記11 長谷寺(札所15番)

          白岩山 長谷寺札所16番 水澤寺に参拝後は、南下して札所15番 長谷寺(ちょうこくじ)へ逆打ちしました。 先に水澤寺を参拝した理由は、前日に伊香保温泉に寄りたかったこと、長谷寺は納経開始時間が8時30分と遅かったこと(水澤寺は8時)、から水澤寺を先に参拝して8時に納経を戴いて、長谷寺に向かいました。 車で約30分弱でしたが、この巡礼街道の景色はとても綺麗でした。 景色に気をとられてしまい、思わず通過してしまったほどです。笑 というか、それだけ長谷寺は小さな寺院でした。

          坂東巡礼記11 長谷寺(札所15番)

          坂東巡礼記10 水澤寺(札所16番)

          五徳山 水澤寺札所14番弘明寺から約165km北上すると、札所16番水澤寺があります。伊香保温泉も近くにあります。高速を使わなかったので、約3時間半掛かりました😅。 到着したのが夜でしたので、そのまま足を延ばして伊香保温泉へ。約6年ぶりに伊香保温泉に入りましたが、客層が変わったというか、ゆっくりできなかったです💧 夜は水澤寺の駐車場で車内泊をして、早朝に参拝しました。 水澤寺は、群馬県渋川市にある天台宗の寺院で、山号は五徳山、本尊は十一面千手観音です。 水澤観世音の歴

          坂東巡礼記10 水澤寺(札所16番)

          坂東巡礼9 弘明寺(札所14番)

          瑞応山 弘明寺坂東巡礼3日目(令和3年5月3日)は、札所14番弘明寺へ。 前回(令和3年4月29日)は、札所12番慈恩寺まで廻ったので、順番通りだと札所13番浅草寺ですが…。 今回は、GW中に訪れてくれた母を横浜まで送ったついでに、弘明寺へ参拝に行きました。 弘明寺は、弘明寺商店街の中心にあります。 車で行くと商店街の人々の流れの中を突き進むことになります。 歩行者からの『邪魔だなぁ』という視線に耐えながらの侵入は、かなり勇気が要ります😅 弘明寺(ぐみょうじ)は、

          坂東巡礼9 弘明寺(札所14番)

          坂東巡礼記8 慈恩寺(札所12番)

          華林山 慈恩寺坂東巡礼第2日の最後は、慈恩寺へ。 札所11番安楽寺から札所12番慈恩寺は、車で1時間程度でした。 慈恩寺…… ジオン寺?…… ジオン?…… と聞くと、やはりこの演説を思い出してしまいます😅 さて、何故か期待に胸を弾ませながら、慈恩寺に着きました😆。 境内そのものは小規模な寺院です。 慈恩寺は、華林山最上院ともいい、天長元年(824)に慈覚大師によって開かれた天台宗の古刹。江戸時代には徳川家康から寺領100石を拝領しておりました。 本堂(観音堂

          坂東巡礼記8 慈恩寺(札所12番)

          坂東巡礼記7 安楽寺(札所11番)

          岩殿山 安楽寺札所10番正法寺から札所11番安楽寺までは車で30分弱でした。 安楽寺は、埼玉県比企郡吉見町にある真言宗智山派の寺院。山号は岩殿山。院号は光明院。本尊は聖観世音菩薩。吉見観音とも称されております。 安楽寺は、奈良時代の僧行基が聖観音像を安置したのに始まるとされ、平安時代初期の武将坂上田村麻呂が堂宇を建立したと伝えられております。 仁王門を入ると、別世界✨ 本堂は、寛文元年(1661年)の建立。(埼玉県指定文化財) 阿弥陀如来坐像(寛政2、1790年)

          坂東巡礼記7 安楽寺(札所11番)

          坂東巡礼記6 正法寺(札所10番)

          巌殿山 正法寺札所9番慈光寺のあとは、順番通りに札所10番正法寺へ。Google Mapでのナビゲーションは、正法寺に設定しても裏山の駐車場となるので迷ってしまいました😅 仁王門側の駐車場に設定しないと、結構、迷います。 正法寺は、埼玉県東松山市にある真言宗智山派の寺院。山号は巌殿山。一般には岩殿観音の通称で知られる。寺伝によれば養老年間(718年)に、沙門逸海が千手観音像を刻み開山し正法庵をむすんだのが正法寺の始まりとされております。 で、この沙門逸海という人物がどの

          坂東巡礼記6 正法寺(札所10番)

          坂東巡礼記5 慈光寺(札所9番)

          都幾山 慈光寺札所8番星谷寺を参拝したあと、このまま相模国の寺院巡り(札所1~4番、14番)をするか、札番通り廻るか迷いました。 Google Mapで調べたら鎌倉は大渋滞していたので、札番通りに廻ることにしました。 交通費を極力抑えるために、海を渡る(瀬戸大橋、明石大橋、鳴門大橋)以外は、下道で行くというルールを作っていたため、札所9番慈光寺までも、下道で行きました。 それなりに混んでいたので、休憩無しでも2時間半かかりました。 慈光寺は、埼玉県比企郡ときがわ町にあ

          坂東巡礼記5 慈光寺(札所9番)

          坂東巡礼記4 星谷寺(札所8番)

          巡礼再開4月から週末は仕事で、平日は研究と臨床のため、休みが祝日しかなく、坂東巡礼は夏の盆休みにでも再開する予定でした。 しかし、人生には予想だにできなかった事態が生ずるものでして…。 4月から勤めたクリニックが経営困難を理由に、給料が払えなくなるということで、4月で契約解除となりました。 契約解除といったら聞こえが良いかもしれませんが、要するにクビです。 大量リストラの第一弾として、真っ先に非常勤かつ研修中の私が解雇となったわけです。 来月のシフトも発表されて、気

          坂東巡礼記4 星谷寺(札所8番)

          坂東巡礼記3 長谷寺(札所6番)

          飯上山 長谷寺光明寺を参拝したあとは、札所6番の長谷寺へ向かいました。 ただ、厚木市内には長谷寺がいくつかあり、住所を確認せずにカーナビを設定してしまい別の長谷寺に行ってしまいました。で、改めて、飯上山 長谷寺(飯山観音)と設定しなおして向かいました。 ガイドブックでは駐車場は無料とのことでしたが、令和2年の秋より、時間に関係なく一律500円の駐車料となっておりました。 西国巡礼や四国巡礼のときは、駐車料金がかかるところでしたら、山奥ではない限り、近くのコンビニやドラッ

          坂東巡礼記3 長谷寺(札所6番)

          坂東巡礼記2 光明寺(札所7番)

          金目山 光明寺札所5番 勝福寺を参拝した後、車を走らせて、札所7番光明寺へ。 札所通りに廻るのであれば、次は札所6番となるのですが…。小田原市から東に向かう場合は、札所6番の飯上山 長谷寺よりも、札所7番の金目山 光明寺のほうが近いので、このように廻るのが一般的のようです。 ですので、私もこのように廻りました。 仁王門(平塚市重要文化財) 手前が観音堂(神奈川県重要文化財)、奥が本堂。(Wikipediaでは本堂が観音堂として紹介されております 令和3年5月10日現在

          坂東巡礼記2 光明寺(札所7番)

          坂東巡礼記1 勝福寺(札所5番)

          飯泉山 勝福寺4月からの東京生活に備えて就活の為に実家に帰省した時に、始めてしまった坂東三十三観音巡り。 まずは、実家に一番近いところからということで、神奈川県小田原市にある勝福寺から参拝しました。 坂東三十三観音は、不思議なもので、札所1番から始めると、神奈川(1~8番)➡️埼玉(9~12番)➡️東京(13番)➡️神奈川(14番)と戻って来てしまいます。 そこから、再び北関東へと北上して、群馬(15~16番)➡️栃木(17~20番)➡️茨城(21~26番)➡️千葉(2

          坂東巡礼記1 勝福寺(札所5番)

          坂東三十三観音巡り

          坂東三十三観音四国巡礼の結願を迎えた3月、4月からの東京生活に備え、引越しや就活の為、度々、関東に来る機会があったので、性懲りもなく、坂東三十三観音巡りを始めてしまいました。 現在進行中なのですが、坂東三十三観音巡りが予想以上に素晴らしいものでしたので、坂東三十三観音巡りの体験記から書く次第です。 それまでの巡礼体験から、私の感想としては、巡礼の入門として歩いて廻るなら秩父巡礼(秩父三十四観音巡り)が一番のお薦めです。これは万人に勧めたい巡礼です。全行程で130kmくらい

          坂東三十三観音巡り