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忙しいから忙しい

 フリーランス病理医になって結構忙しい日々が続いている。

 少なくとも、丸一日休みという日は、正月以来一日もない。土日祝を含め日々働き続けている。

 ただ、これは自分が選んだ道なので、少なくともやらされている感はない。裁量権を行使しているので、基本嫌な仕事はやっていない。だからそこまで苦ではない。

 とはいえ、多少は義理人情の仕事があるし、仕事自体は好きでも、長い移動時間にながらスマホの人や自転車に衝突され、ストレスは溜まる。

 とくに昨年度末は、今年度複数の仕事が雇い止めになることを見越して仕事を増やしていたので、かなりしんどかった。新年度に少し楽になるかなと思ったら、病理医急病の病院の支援の仕事が舞い込んで、あまり忙しさが変わっていない。

 忙しい日々が続くと、ついつい惰性に流されてしまう。

 忙しさを緩和する処置を考えることができなくなり、流れのまま忙しさを受け入れることになる。

 上の記事に、医師5年目の循環器内科医が登場するのだが、疲弊している様子が痛々しい。

労働時間を減らそうとする元気がない。目の前の事を考えているから月の労働時間に目が向かない

上記記事

 ああ、これはあるあるだな、と思ってしまった。

 忙しいから忙しいということだ。なんだか分からないし、トートロジーだと思うかもしれないが、これが真理だ。

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