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#33 私が選挙に行くのは偉いことなんですか?

(今回の記事も完全に一個人の意見です。いつも以上に「こんな人間もいるんだ~」という軽い気持ちでご覧ください。)

みなさまいかがお過ごしでしょうか。エノキです。

衆議院議員選挙の投票日が目前に迫っていますね。
しかし私は選挙当日に予定があるため、期日前投票に行ってきました。

私は毎回選挙には欠かさずに行っています。
その理由は後ほど。

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投票に行く前、私はアルバイト先で働いていました。
まかないを食べていると、上司(私より数十歳年上)に「バイト終わったらどこか行くの?」と聞かれ、私は咄嗟に「期日前投票に行ってこようと思います」と言いました。すると、

「ちゃんと選挙行くの!偉いねぇ~」

と言われました。

それを言われた私は、

「え、選挙に行くことってそんなに偉いことか?」

と思ってしましました。

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上司に「選挙に行くのが偉い」と言われたのは、私が若者だからでしょうか、学生だからでしょうか、はたまた他の理由があるのでしょうか。
さすがにその真意は聞いていませんが、きっと”若いから政治に無関心そうなのにちゃんと選挙行くんだ”といったところでしょう。

私も別に国会中継を釘付けになって見ているわけではないですし、選挙演説を聞きに行くわけでもありません。
しかし常にニュースなどで政治の動きはチェックしていますし、投票前には選挙公約を確認し、どの候補者及び政党に投票するかを検討しています。

自分が投じる1票は小さいかもしれないけど、もしかしたら未来を変えるかもしれない、そのような責任感を持って選挙に参加しています。
選挙権を得たときから、投票する権利を行使するのは当たり前だ(むしろ行使しないともったいない)と思っていたので、”選挙に行くのが偉い”と言われたことに少し違和感を感じてしまいました。

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ではなぜ私が欠かさず選挙に行っているか、その理由はただひとつ。

街頭インタビューで政治に関する意見を求められたときに堂々と答えられるようにするため


ちょっと大袈裟ですがこれに尽きます。「は?意味わからん」と拍子抜けされた方すみません。

言い換えると、「政治に対して自分の意見を言えるようにするため」ですね。選挙に行っていないのに、政治に対して色々言う資格はないのじゃないかと個人的に考えているからです。

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ここで例え話を一つ。

高校のクラスで文化祭の企画を考えているとします。その時に「あれやりたい!これやりたい!」といろいろ意見を出してくれるアイデアマンがいました。そのアイデアマンの意見がめでたく採用されて、いざ実際に準備が始まりました。しかしアイデアマンは準備に全く参加しませんでした。
そう、彼の正体は自分の意見を言うだけ言って実務は何もしないマンだったのです。

私にとってはこの例えと一緒なのです。
誰かから意見を求められたときに政策に対してあーだこーだ言う(アイデアマンの意見出しの部分)。でも、実際に私は選挙に行っていない(アイデアマンは実務は何もしないの部分)。政策に対する意見を言っているのに自分は政治に参加していない。これは無責任だな…と感じてしまうのです。

街頭インタビューのように多くの人の耳に入るような場面で意見するのも、田舎のカフェで仲のいい友達と世間話程度に意見を話すのも、聴衆の規模の差はあれど一緒の事です。
私は政治に対して意見をするのであれば、自分も政治運営の一翼を担っている選挙に参加するべきだと思っているのです。

せっかく年齢条件を満たせばだれにでも選挙権があるのですから、行かない手はないと思います。全体の投票率が上がれば、政治家の方に”国民は政治に関心を持っているから無責任なことはできない”と思ってもらえるだろうし、若者の投票率が上がれば、若者の票を獲得するためにより若者に響く政策を考えてくれる政党が現れるかもしれません。

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投票に行く、行かないは個人の自由です。選挙に行って支持政党に票を投じるのも、とりあえずどこかに投票するのも、白紙投票をするのも、個人の自由です。
でも、私は少なからず、日本で生活しているのだから日本運営の中枢を担う人たちを選ぶ機会にはどのような形であれ積極的に参加したほうが自分のためにもいいんじゃないかな~と思っています。

選挙に行くのは怖いと思っている人もいるでしょう。私も最初は緊張しましたが、受付の人たちは優しいですし、5分くらい厳かな空間に耐えられれば何ら問題はありません。
特別な準備は何もないので、入場券さえ忘れなければ、私のようにアルバイト終わりにフラっと行くこともできます。
誰&どこに投票するかをじっくり考えたうえで、ラフな格好をして投票所に向かえば、何も恐れる必要はありません。(私も今日はバンTを身に付けて行きました)

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強制はできないけれど、できれば多くの人たちに選挙に行ってほしいです。
特に私と同世代の若者と括られる人たちには。
いつか ”若者が選挙に行くのは偉い” という風潮が消えて、若者も含め”選挙に行くのは当たり前でしょ!こちとら投票する権利を行使しているのみでーす!”というような空気が流れる世の中になってくれたらいいですね。
では。

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