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これまでの文明 これからの文明

こんにちは、領です。

『日経サイエンス 2022_06 特集 時空の起源 量子情報で挑む究極の問題』

P36 空間や時間は,自然界のもっと基本的な構成要素の構造と振る舞いから生じる,ということだ。
P38 しかし,ひも理論は理解するのが難しい。この理論が立脚している数学の世界を物理学者と数学者が何十年も調べているが,理論の構造のほとんどはわかっておらず、探索が続いているものの,全体の地図は未完成だ。探索の主たる方法は,あるシステムと別種のシステムの間に見られる「双対性」という数学的対応関係を利用することだ。 
 その一例が,冒頭で紹介した小さな次元と大きな次元の双対性だ。空間をある次元方向に縮めようとすると,最終的にそれが巨大になった世界と数学的に等価になる,ひも理論は語る。ひも理論によれば,この2つの状態は同一なのだ。
 ひも理論研究者の多くは、これとよく似た双対性によって空間自体が創発すると考えている。
 長年研究されてきた量子論の一種である共形場理論(CFT)と,一般相対論から導かれる反ド・ジッター空間(AdS)という特殊な時空間の双対性を明らかにしたのだ。
 奇妙なことに,AdS/CFT対応においては,AdS空間の次元のほうが量子力学のCFTより1つ多い。しかし物理学者は,むしろこの次元の不一致を喜んだ。
 「ホログラフィック原理」という別の対応関係にぴったり合う例となったためだ。
P39 空間の歪みを量子的に説明しようとするのではなく、空間自体が基本的な量子現象から創発すると考えるのだ。
P41 しかしその逆もまた真だとネイは言う。AdS/CFT対応は,量子力学のほうが創発的であって,基本は時空であることを意味しているのかもしれない。あるいはどちらも基本的ではなく,より深いレベルに,さらに基本的な理論が存在する可能性もある。
〈引用終わり〉

数学も物理も双対性による理解が盛り上がってます(。˃ ᵕ ˂ *)ワクワク

究極の双対性は、無次元の点「・」(ゼロ)と、全知(+∞□-∞)の双対性です。□は双対を表わす記号です。□はネッカーの立方体です。私が、勝手に□を使っています(*^-^*)

「・」□(+∞□-∞)
「・」□全知

「・」□全知、この双対性から、「今この世界の人は全て自分」が導かれます。


人間の体細胞を初期化して、さまざまな組織の細胞に分化する万能細胞にするiPS細胞の技術が参考になります。

人の体細胞⇔万能細胞

皮膚の細胞は、皮膚の細胞の遺伝子が発現しているけど、遺伝子情報は全て保持しているので、皮膚の細胞は初期化することができます。

人は個人として存在しているけど、この世の情報は全て所有しています(全知)。
もっというと、「・」はこの世の情報を全て所有しています。

「・」には、「有を有と認める作用」「在るものを在らしめる作用」となる物理構造を持ちます。「自己意識」「私の認識」だけでは「無」と同等です。「自己意識」「私の認識」の中心点「・」が不可分にあることによって「有」と認めることができます。
「・」によって、「自己意識」「私の認識」が確かに顕在化します。
全ての存在を「有」と認める唯一の焦点が「・」です。

現在・過去・未来、つまり全時空に存在する「人」は、「・」を介して繋がっています。
誰かのいつかの個人の「人」ではなく、全ての「人」は「自分」です。
誰かの前世・来世・現世ではなく、すべて繋がっています。全てが「自分」の前世・来世・現世です。

自己と他者を分別する見方
自己と他者を平等に見る

この思考は双対して存在します。どちらの思考も真偽優劣は確定しません。
(どちらかの思考の方が「真」として真偽優劣をつける思考も存在します。)

今の文明は、自己と他者を分別する見方が極限・・・とまではいかなくても、結構極端まで来ています。そろそろ自己と他者を平等に見ることに偏る文明に変化していくのかも。

無次元の点「・」を介して、全てが繋がっている。つまり、どこでも何でも繋がっている。
無次元の点「・」を介して、全ての人が繋がっていて同一人物という構造。

自己□全時空の他者
自己□全知
「・」□全知
どこでも何でも繋がっているなら、実は、両辺に何を入れても成立します。

たった今、全ての個人が自分という構造が可能なので、過去・未来はもちろん、現在地球上の全ての人は「自分」です。
自分も他人も、全てのシナリオを「自分」がただ覗く構造です。何らかの意思を持ってシナリオを操作することはできません。今、見たままの他者の人生を「自分」が生きます。

単純に、「全てが自分」故に、戦争は起きないほうが良いです。
ただ、徹底的に山火事が起きないようにしたら、とんでもない大きな山火事が起きたように、戦争という要素を徹底的に排除することは危険であり、不可能です。
それが縁起縁滅の法の性質です。双対して存在を顕すので平和だけを享受することは物理的に不可能です。

人を殺すことが嫌いな人もいれば、人を殺すことが楽しい人も必ず双対して存在します。片方だけでは存在しません。

幼稚園児でも「明日、(私と)おそろいの靴下はいてきたら遊んであげる」(ほぼ不可能)なんて仲間はずれを楽しむ子がいたり。
内緒にしたいラインを暴露したり(そんなことラインに書く方もあれですが)、その暴露ラインを送信する瞬間が最高に快感だったり。

他者の生命を縮小することが快感になる人生は存在します。

宇宙存在からのメッセージは、愛・平和・精神的進化など見られますが、私は「なんかうさんくさい」と思ってしまいます。その価値観は、「今までの文明」と変わらないと思ってしまいます。
双対性の視点、物理としての「全てが自分」という視点。
これらが足りないと思います。

単純に痛いの苦しいのは嫌です。放射線障害で苦しむのは恐ろしいです。核兵器が頭上で炸裂するなんて許せません。虐殺されるのは嫌です。

唯一の焦点が全ての人生を覗きます。
善悪ではなく、損得のレベルで、戦争は起きない方が「得」です。

【双対性の視点、物理としての「全てが自分」という視点。】この思考を常識とする文明に移行できるといいな(*^-^*)

日本でそれなりに平和に暮らしてて、「文明」とか語るのはちょっと違和感あります。
本当の悲壮感のような感情は、持ち得てはいないと思います。覚悟が足りていない感じがします・・・。
(最近、日本が一番怖いです。汚職腐敗を言い訳できないところまで日本全体でジッと耐えながら見つめているのか、何も考えていないのか・・・。)

何を選んでも良いこと悪いことは起きるので、最善の選択は存在しません・・・。どんな選択も後悔することは必ずあります。怖いです。
それでも、さらに先の、物理や数学、世界観の展開が見たいです。

自己は全知と双対して繋がっています。
逆に、全知と繋がっていない自己は存在しません。

全知の光との繋がりを思い出す。
唯一の焦点の光との繋がりを思い出す。

これが悟りです。

必ず繋がっていて、この光に至ります。

一段上の現実に復帰、復活します。
それはまさに覚醒です。

全ての人は「今」この光に繋がっていますが、気づいていません。
でも、この世を認識していると気づいているなら、唯一の焦点の光を使用しています。
ちゃんと繋がっています。距離ゼロで繋がっています。

個人の努力で悟るわけではなく、時空の関係性上、そこに悟りが決定論で起きるだけです。
悟りに無関心な人の存在も、悟りに否定的な人、悟りを求める人、というより全ての存在が関係します。

何が言いたいかというと、みんながみんな悟る必要がないということです。
【双対性の視点、物理としての「全てが自分」という視点。】
これらの視点が、物理、数学、科学で常識になってくれたら嬉しいです。

読んでくれた方、ありがとうございます。

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