NFTの特徴に紐づく活用法と事例

NFTのまとめシリーズ第2弾。(第1弾はこちら
概要は説明し終わったので大枠はつかめているかと。次は具体の話に移ります。本題は事例紹介なので、読み飛ばしたい方は「NFTの活用事例」トピックまで飛んでいただくとよいかもしれません。

NFTの特徴

主な特徴は2つ。ブロックチェーン技術による
①非改ざんであることの証明
②移転先の追跡
が可能である点です。詳細は第1弾で書いたので省きます。

NFTの活用法

活用にあたっては上記特徴が活きることになります。


①非改ざんであることの証明が可能であることにより、本物と偽物を区別することができます。アート作品が典型かもしれませんが、ゲーム内の不正防止や有名人のサインなどでも本物であると証明したいニーズがあります

②移転先の追跡が可能であることに関連して、転売・中古品による販売でも、制作者に対して常に利益を還元することができます。
現在のマーケットプレイスでは最大10%の還元率を設定することが可能ですが、ポイントは還元タイミングが「取引のたびに」であることです。
制作者がAさんとした場合、A→Bでの取引で売却益が入ることはもちろん、B→C間取引の10%、C→D間取引の10%...と、半永久的に利益還元が続きます。

今現在は流行らないにせよ、将来的にこれが来るぞ...!と考えている作品を作ることへのインセンティブにもなります。存命中に作品が評価されず、生涯1枚しか絵が売れなかったゴッホがこの仕組みを知れば悲しむことでしょう。

NFTサービスの事例紹介

NFTの活用先としてはアートなど色々ありますが、エンタメビジネスnoteなのでゲーム・スポーツに関連するサービスに絞ります。

OneSports×アクセルマーク

jリーグオフィシャル

Jリーグから公式ライセンスを受けてサッカーゲームを開発中とのこと。クラブのオーナー兼監督としてチームを運営しリーグ優勝を目指すシミュレーションゲーム...これ、何てサカつくでしょうか。ゲーム内で育成した選手をNFTとして取引できる点は明確に違いますが。
J1・J2リーグ所属の全42クラブ800名以上の選手が実名実写で登場するの、アツいですね。実際に始めてみたいですね。リリースが楽しみです。

Dapper Labs

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NBA TOP SHOTを運営している会社です。こちらもNBA公式コンテンツ。短尺のハイライト動画がコンテンツで、「Moment」と呼ばれデジタルカードとして販売されています。「Moment」内には試合中のスタープレーのハイライトの動画が格納されており、動画としてカードを所有することができます。

他にも、気になったコンテンツを見かけ次第追記します。

最後に

紹介したDapper Labsはブロックチェーンゲームで有名な「Crypto Kitties」も運営しており、ブロックチェーンへの意気込みが感じられますね。調べたところ市場規模的にも圧倒的一位のようです。気になったので、次回市場規模と各セグメントでの有力事業者の話を書きます。

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