体重減量の記録(2024年5月9日更新)。万歩計のデータから考える。

昨年の5月19日以降継続している減量について更新したい。

ほぼ一年が経過したが、2024年5月5日時点で、その時に比べ最大15.8キロ減まで減量した。その経時変化をFig.1に示す。

今回は2月20日から導入した万歩計で計測した歩数を元に、もう少しデータを分析したい。(以下様々な前提を置いているが一旦ここでは割愛する。)

Fig.2で2024年2月20日を基準に一日当たりの歩数と累積歩数の経時変化をグラフ化した。

一日の歩行量は平日で10000歩強。休日は出来るだけ歩くようにしてざっくり3万歩である。少し調べると松尾芭蕉が一日に歩いた歩行量がざっくり2万歩と言われているとのことである。

Fig.3で2024年2月20日を基準に一日当たりの脂肪燃焼量と累積脂肪燃焼量の経時変化をグラフ化した。

2024年2月20日と、直近のデータを比較すると、実測で5.4キロ減、歩数からの計算値は4.8キロ減なので、まずまずフィットしていると思う。(倍半分違えばさすがに計算ミスを疑う。)

Fig.4で2024年2月20日を基準に一日当たりのカロリーと累積カロリーの経時変化をグラフ化した。

ネットの情報で5万キロカロリー燃やすと概ね7キロやせる、と言われている。この計算の前提は幾つかのウェブサイトに掲載されている。

計算では57000kca程度はl燃えており、7kgは減っていてほしいが、実測は5.4キロ減なので、少し誤差が出ている。これは人によって基礎代謝も異なるし、食事によっても異なるので、誤差が出るのは妥当だと言える。Fig.1で示したようにどうやら内臓脂肪が減る時期と皮下脂肪が減る時期で体重の減少スピードが異なることがわかったので、「7キロやせるには50000kcal」説はあくまで目安と考えておきたい。

Fig.5で2024年2月20日を基準に一日当たりの歩行距離と累積歩行距離の経時変化をグラフ化した。

筆者が平日の一日の歩行距離は10kmに満たないが、休日などに歩いている日は概ね20㎞位である。

参考文献1)によると、松尾芭蕉(当時46歳)は平均では28.3km、少々無理をして50kmとのことなので、さすがにその域には到達していない。それでも「松尾芭蕉が取り立てて特殊な歩行能力の持ち主では無かった」と論文の筆者は結論づけている。やはり江戸時代の人は良く歩いていたということなのだろうか。

自戒を込めて述べたいが、現代の日本人は歩いていない。

探求と、鍛錬の日々は続く。

Figure

Fig.1 2023年5月19日を起点とした減量の経時変化


Fig.2 2024年2月20日を起点とした一日の歩数と累積歩数
Fig.3 2024年2月20日を起点とした一日の脂肪燃焼量と累積脂肪減少量 (歩数から換算)
Fig.4 2024年2月20日を起点とした一日のカロリーと累積カロリー(歩数から換算)
Fig.5 2024年2月20日を起点とした歩行距離と累積歩行距離(歩数から換算)


参考文献

1)谷釜「松尾芭蕉の歩行能力の検証:「曽良旅日記」の分析を中心として」体育学研究66: 606-622

以上。

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