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純喫茶図解メイキングvol.4:穂高

純喫茶図解第4回目は御茶ノ水駅の穂高へ!
なんと改札から4軒先にあるという超駅近物件。にも関わらず、とても静かで穏やかな雰囲気が漂っていて、まさに都会のオアシスという純喫茶です。あと場所柄なのか、サラリーマンの方やOLさんが休憩時間にボウッとしてたり、編集の人や漫画家っぽい人、文章がきっぽい人がいるのもなんだかいい感じ。
銭湯の時も思ったのだけど、歴史が深い建物は、その土地柄が滲んで浮かび上がってくるのだなあと思います。穂高はオフィス街・学生街・本の街の雰囲気が色濃くでております。

穂高に初めて訪れたのは数年前。お友達のイラストレーター、漫画家のかわいちひろさんと初めて遊びに行こう!という時にこの喫茶店で待ち合わせをしたのでした。私はこの時初めてかわいさんに穂高のことを教えてもらったという認識だったのですが、確認してみたらどうやら私がかわいさんに教えていたそうです。私の記憶、どうなってんだ…??正しく世の中を認識できているのか不安になる。これは現実であってますか?

初めて訪れた時、”山小屋”というコンセプトどおり、どこか遠くに来たような非日常感とほーっと息継ぎできるような安心感が印象的で、連載の時には絵に描こうと決めていた喫茶店です。ほんと前から描きたいと思っていた喫茶店がいっぱいあります。まだまだ足りないぐらい。

取材当日。この日は残念なことに大雨で、逆にしっとりした雰囲気が最高で写真は大成功だったのですが流石に外観は取れず、そこだけは追加取材という流れとなりました。

いつも通りサクサク実測をします。この時は建物の雰囲気に負けず、シャンとした格好で行こう、と服を穂高に寄せに行ったのを覚えています。

定休日だったにも関わらずお店を開けて下さり、おかげさまでじっくりと実測を行うことができました。店主さんとも色んなお話で盛り上がり、そして担当さんともトーストを食べながら盛り上がり、かなり長居していたと思いますが店主のお二人はニコニコとあたたかく見守ってくださいました。優しい、、、本当にいつも皆さん優しくて、甘えてしまいます。その分良い絵を描かねば。

今回も実測はバッチリ。だいたい15分ぐらいかかりました。

早速おうちに帰って制作へ。今回は複雑な構造ではなかったのでサクサクと進めていきます。ほぼ一日半で建物の下書きは終えました。

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