Enzai

留置所で10日ほどすごした履歴を残します。 ご家族が留置所に入った方などの参考になれば。

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留置所で10日ほどすごした履歴を残します。 ご家族が留置所に入った方などの参考になれば。

最近の記事

逮捕されてから勾留が決定するまで

前述の通り、逮捕された日は完徹を余儀なくされており、面会が可能な曜日ではなかった。 タバコの離脱症状で睡魔に抗えず泥のように眠っていたが、翌日に検察庁と裁判所に行くことを看守から伝えられた。この日も食欲はなく食事はほとんど取らなかった。 ちなみに、出所後も言われたことで明確に否定しておきたいことがあるのだが、プリズン・ブレイクのようなオレンジ色の服を着るわけでもなく、ましてやボーダーの服を着ることもない。それはもし日本でそういうことがあっても刑務所の話で、留置所の話ではない

    • 留置所生活ルーティン

      この記事では、留置所で生活してる中でデイリー、ウィークリーでイベントがあるので、留置所の中での生活に触れて行きたいと思う。 デイリーイベント 07:00:起床〜朝ごはん 2部屋ずつ解錠される 布団をたたみ、布団置き場へ運ぶ 部屋の掃き掃除・拭き掃除、部屋の前の廊下の掃き掃除、トイレの拭き掃除 掃除が終わると看守が部屋のチェックを行うslac 洗顔、歯磨き 起床時の薬がある人は薬を服用 本の借り出し 着替え(任意) ロッカーの荷物を部屋に持ち出し 朝食

      • 留置されてから家族に連絡を入れるまで

        留置所に入るまでにいくつかエリアがわかれおり、前の記事で書いた扉で仕切られている。 留置所エリア、面会エリア、取り調べエリア、シャバエリアがわかれており、シャバエリアに出る時は時刻を記入する決まりになっているようだった。 留置所に入る前の荷物検査などは面会エリアにある部屋で行われた。 面会エリアには部屋(水道やベッドなどがあった。ここで荷物検査を行った)、弁護人優先の面会室、一般の面会室の3つの部屋がある。 留置所エリアに着くと、ルールなどの説明が行われた。 まずはじめに、

        • 警察署の取り調べ1回目から留置所に入るまで

          逮捕劇は朝方まで行われ、パトカーで警察署に連行されたときには日が昇るくらいの時間になっていた。 パトカーの中では、特に手荒な扱いを受けるようなことはなく、このあとの流れなどを警察官にたずねていた。 警察署につくと、荷物類を没収されたあと、取調室に通され手錠が外された。取調室は対面で座るように椅子と机が配置されており、間にはアクリルの板があった。奥側の席へ座るように言われた。 手錠は外されたが、手錠には縄がついており、その縄を腰に回され、手錠はパイプ椅子にくくりつけられ固

        逮捕されてから勾留が決定するまで

          冤罪で逮捕されるまで

          はじめまして。 先日、窃盗(置き引き)容疑で現行犯で私人逮捕され、そのまま10日間留置所で過ごしました。 留置所での生活や取り調べの様子などの情報がネットにあまりなく、ご家族が逮捕された連絡を受けた方や、勾留が決まった連絡を受けた方に向けて、逮捕されてから不起訴で釈放されるまでの私と妻の体験を12日間について書いていきます。 私生活に影響を及ぼしたくないため、過度にならない程度にフェイクやボカシをいれさせていただきます。 逮捕されるまで繁華街へ友人との飲み会に参加し、終電近

          冤罪で逮捕されるまで