見出し画像

読書記録:「繊細さんの本」

この本は、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を描いた本です

はじめに より引用

仕事や人間関係で嫌なことがあると、周りからは「考えすぎなんじゃない」とか「スルーすればいいじゃん」とよく言われて、もちろんそれができればベストなんだけどそうもいかないから苦しんでいて1日あたりの傷を受ける量と回復する量がバランスが崩れた結果子宮系のトラブルになったり毎日悪夢を見たりしながら生きている。

それで読んでみたのがこの本。Amazonによると、なんと購入してから2年間も積んであったらしい。2年前も同じことで悩んでいたのかって思うのと同時に多分35年くらい同じことで悩んでいるな、とも。ただここ数年はHSPとか繊細さんという呼び方が出てきて名前がついたから認識できるようになってそれだけでも少しありがたいなと思う。名前がつくと扱える。

My Takawayはこちら;

  • 他人の機嫌に敏感なのは、必ずしも全員ではない。私は不機嫌な人が苦手で、常々「自分の機嫌は自分で取れ」って思いながら生きてるけど、そんなことを問題としない人もいるのだと理解

  • 自分の感覚を大切にするとラクになるという話。つい相手に合わせて無理をしやすいから、自分自身の感覚に自覚的になって、自分に親切にしていくことが大事

  • 刺激から自分を守り回復する工夫 ー 人混みを避ける、耳栓を使うなど。

  • 非繊細さんは、本当にこの感覚がわからないのだ、と前向きに諦めるのがいい。ちょうど成田さんと養老孟司さんの対談を見ていて、「人間同士なんて分かり合えるわけがない」という話に通じる。分かり合えるわけがない世界で私たちは生きている、と肝に銘じる

  • 自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まってくるからラクになる(まぁ、理論上はそうだし流動的な人間関係ならそうよね、とは思う。職場で逃げられない人間関係だったらそうもいかないのでは)

  • 「キライ」という感情を封じ込めない。キライは大事なサインで、相手を攻撃する必要はないがそっと避けたらいい。これは確かに、と思ったポイント。機嫌良く生きなくちゃと思っているとついキライという感情は押し入れにしまっているけど時々変なガスを発生させてる時もある気がするし


ほんと、刺激まみれのこの世界で私たちはどうやって心の安寧を見つけていけばいいのだろう。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?