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読書記録:「ソーシャルジャスティス」

2023年の5月末で閉鎖されてしまった日経テレ東大学のYouTubeチャンネルに出演されていることで知った内田舞さん。最近も後継のRehacqチャンネルにも出演されている。

炎上とか差別とか個人的にも関心のあるテーマの本を出版されたというのを動画でみて、読んでみた。

私のTakeawayはこのあたり;

  • しずかちゃんを崇拝している場合じゃない件。ドラえもんに登場するしずかちゃんのように、頭もよくて優秀で可愛い女性が、リーダーシップを取らずにただお風呂を覗かれてキャッとか言っていることを期待されている社会の暗黙の期待値がやばいというお話。そこから脱出するために海外へ行った舞さんすごい。(私は薄々気がついていながら逃げる勇気が湧かなかった)

  • Whataboutism 論理のすり替えの方法の一つで、例えば日本の教育問題を指摘された時に、「でもアメリカは学校での銃殺事件が止まらないよね」と言ったように、「あんたんところはどうなのさ」で返してしまい、そもそもの問題について掘り下げることを回避すること

  • Gaslighting  本当は悪くない人に対して、まるで加害者かのように思いこませるような言葉掛けをするいじめの形。これは身近で「あ、やられてたかも」って思うような出来事もあって名前をつけてくれてありがたい

  • 沈黙は共犯。Silence is Complicity  差別やいじめを目撃しながら何もせずに黙っていることは、それに加担しているのと同じだということ。間違いない

  • Radical Acceptance 起きてしまったことに対して、善悪の判断を保留しながらただ起きたこととして受け入れること。そしてその先の行動を考えること

内田舞さん、前に出て発言される姿がすごく頼もしくて応援したい。素晴らしい勇気と確信。かっこいいです。

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