【無料公開】保守派へ。岸田総理は売国じゃないぞ・5/11-12の食事
この記事は
いきり立つ保守派
3月にユン・ソンニョル(ユン・ソクヨル)大統領を日本へ招き、5月は逆に岸田総理がソウルを訪問しました。シャトル外交の再開や、韓国側へ配慮した(ようにみえる)発言により、保守派、特にネトウヨ層はいきり立っています。
ところが詳細を見ると、岸田総理は売国どころか、韓国の完敗といえる外交を繰り広げました。
自民党左派・宏池会の領袖でありながら、なぜ岸田総理は韓国との外交戦に勝利し続けるのか。なぜ勝利と言いきれるのかを解説します。
岸田「信頼関係深めることができた」の意味
「信頼関係を深めることができた」って、ごくごく普通の外交辞令でしょ。なんでこんなに苛立ってるんだろう。「信頼関係は破綻した」なんて言ってほしいのでしょうか。
ネトウヨ層は常に、韓国へ強気に出てほしい。喧嘩をふっかけてほしい。そんなものは先進国の外交じゃありません。
左派・リベラル層は、安倍晋三を毛嫌いし、彼のやることなすこと全て反対しました。大学教授や作家、ジャーナリストといった肩書きを持つ人達が、はばかることなく「死ね」と言い放つ、異様な光景でした。
リベラルにとっての安倍晋三は、ネトウヨにとっての韓国。そこに冷静な論議は成立しません。内部にのみ通用する〝常識〟を振りかざし、同調しない人を見下し、専門家の分析にさえ感情論でケチを付ける。
福島原発の処理水問題で韓国視察団を受け入れへ
処理水問題について岸田総理はこう語っています。
これに保守派は噴火した。韓国の声を理解するとは何事かと。安易な約束をするんじゃないと。
でもこれ、実質ゼロ回答よ。
「悪影響を与える形での放出は認めない」とは、汚染された状態では放出しませんと言ってるんです。ALPSで処理した水は汚染されたと言えない状態であり、IAEAも認めているのだから、「悪影響を与えない形での放出」です。すなわち、現状と何も変わらないの。
実際、韓国の政府系科学技術団体も処理水は問題ないと結論づけており、使節団は事実上の〝社会見学〟に終わりそうとのこと。
岸田「日韓は重要な隣国」
重要な隣国と言ったことを問題視しています。岸田は騙されてると。
岸田総理は騙されてないし、いい顔もしてない。そもそも保守派の信奉する安倍元総理が3年前に「日韓は最も重要な隣国」と格上げしたんです。
岸田総理は〝最も〟を取っ払ったわけで、むしろ格下げでしょう。
徴用工問題で「心が痛む思い」
徴用工問題で「心が痛む思い」と語った岸田総理の発言に対し、謝罪と賠償を求められる!歴代首相の努力が水泡に帰する!とお怒りのご様子。
徴用工は韓国でホットなイシューですから、ちょっと文字数を割きます。
そもそも韓国は日本に対して「自分達は道徳的に上位の存在」と、ほんのり信じています。それは経済力でも軍事力でもなく儒教的、道義的な〝ただしさ〟ゆえです。
栄光ある朝鮮半島を占領し、何十万人もの慰安婦を蹂躙し、半島の富を収奪した日本は〝悪〟。被害を受けた自分達は〝善〟であるとする教育を受け、成人後も同じ前提に立った報道を何十年も浴び続けます。
反日というより、善と悪の上下関係を根底に据えている。
被害者意識からの善性ですから、常に新しい〝被害〟を探します。慰安婦問題にケチがついたことで、彼らの選んだ次の題材が〝徴用工〟です。
しかし、日韓請求権協定により賠償は済んでいるため、国際法上、韓国は日本に「賠償金おかわり」をできません。なのに韓国の最高裁は、当時のムンジェイン政権と韓国世論におもねり国際法を無視。日本の新日鐵住金(現・日本製鉄)に賠償を求める判決を下しました。
もしも日本へ賠償を請求する場合、日韓請求権協定・日韓基本条約を破棄せねばならず、国交断絶につながります。
ムンジェイン前大統領の残した糞の処理を行わねばならないユン大統領は、すぐさま解決へ動きました。民間企業に団体を設立させ、そこへ国庫から税金を投入。元徴用工へ金を払うスキームでケリを付けようとしています。
岸田総理の「心が痛む思い」は、個人的な感想を述べたに過ぎない。日本国としての謝罪も賠償も終えているため、個人的な〝お気持ち〟を表明しただけ。上述のツイートにある「今後謝罪+賠償金を求められる可能性もあるし我が国の歴代首相の努力が水泡に帰する」ような隙など一切ありません。
スルーされた慰安婦たち
神のごとく崇め奉られ、大統領候補者さえ落選させる権力を持った慰安婦団体も、その不正が明るみに出たことで〝正義〟〝被害者〟の立ち位置が失われてしまいました。
慰安婦の住居「ナヌムの家」は所長が実刑判決を喰らっています。
日本と韓国で行われた日韓首脳会談でも慰安婦問題は双方解決済みの認識で一致。共同会見でも慰安婦問題はスルー。解決してるんだから当り前です。
当然、慰安婦らはご不満ぎみ。「ユン大統領は就任後、なにもしていない」と罵倒します。
国家同士で解決し、元慰安婦の大半が解決金を受領し、慰安婦団体(正義連)不正が露見した以上、もはやかつてのような政治権力を握ることは不可能でしょう。
ユン大統領は日本に対して完全降伏している
首脳会談でユン大統領はこう語りました。
また、会談前にはこう語っています。
アメリカ議会演説では
さらに韓国政府高官は驚きの認識を示しました。
日韓関係ネタはずっとウォッチしてきましたけど、韓国がここまで徹底した譲歩を見せたのは初めてです。完敗と言っていい。こんな時代が来るのか。
支持率の下落を招いたものの、それでもユン大統領は過去の清算に動いた。中国の脅威がリアルなものとなり、北朝鮮も暴走気味。アメリカからの圧力は相当キツかったのでしょうね。アメリカとしても、韓国民が再びムンジェインのような人物を選ぶ前に何とかしたかった。
僕はユンソンニョルを高く評価します。元検察官として、自分を引き上げたムンジェインさえも法の下に摘発しようとした胆力、その高潔さは本物だ。ムンジェインを裏切ったと罵倒された際には、「私は人に対して忠誠を尽くさない。法に対してのみ忠誠を尽くす」と言い切りました。
岸田総理の根っこは生真面目だから、ユン大統領と気が合うのかもね。
しかし、日韓関係の正常化を望まない人達は日本側にもいるんです。韓国を嫌うネトウヨではなく、なんとリベラル側。
韓国の左派(進歩勢力・北朝鮮寄り)と組んでるのか、日韓関係をこじらせようと画策するのだから始末に負えません。そもそも慰安婦問題で嘘八百を並べた朝日新聞をはじめ、日韓関係を壊したのはリベラルですよ。
なぜ日韓関係は大切なのか
なぜ日韓関係は重要なのか。もちろん中国を牽制するためです。北朝鮮も問題だけど、中国の脅威に比べれば枝葉末節と言っていい。
世界地図を逆さにすればよく分かります。日本から台湾へ続く南西諸島が、中国の海洋進出を阻んでいます(だから中国は沖縄を独立させたいし、台湾を取ろうとする)。
日本にしろ韓国にしろ、左派は中国を脅威と見ていません。むしろシンパシーを覚え「話し合いでアジアのみんなは仲良くできる」という寓話的な平和観に耽溺します。もちろん現実はそんな甘い世界ではなく、米軍は必要だし自衛隊の防衛費も増やさねばならない。
日本のリベラルは韓国より先鋭的で「防衛費は無駄!軍備は無駄!憲法9条さえあれば平和を守れる!」と主張するため、日本人の多くは投票しなくなった(反自民として投票しても、本気で9条さえあればとは思ってない)ので、再び鳩山由紀夫のような人物が総理になることは当面ありません。
しかし韓国の左派は、国民の半数を超えることもある。ゆえにアメリカは常に「日本は譲歩しろ」と言い続けました。これを破ったのが安倍晋三です。
慰安婦問題で譲歩を迫るアーミテージ元国務副長官に対し「慰安婦で譲歩しろというなら日本の保守派は黙っていない。原爆投下や東京大空襲を問題視するようになる」と言い放ち、アーミテージを黙らせます。
この一言がオバマ政権に伝わり、日韓慰安婦合意へたどり着きました。韓国側と握手を交わしたのは、現総理の岸田外務大臣。仲介役となったのは当時の副大統領、バイデンでした。
これ以降、日韓関係に対するアメリカの認識は大きく変わります。韓国側は今までのように「日本=悪、韓国=善」の図式でアメリカを誘導しようとしますが、安倍・管・岸田の3総理は韓国を一切信用せず「国際法で対応」の姿勢を崩さなかった。
安倍総理は個人的な関係でトランプを味方に付けましたし、岸田総理は日韓慰安婦合意でバイデンと共同作業を行った関係から信頼がある。偶然ではあるのだけど、アメリカの顔を日本へ向けることに成功。タイミング良く、イデオロギーや政治利権と無縁のユンソンニョルが韓国のトップに立ち、戦後70年に及ぶ歪な日韓関係に終止符を打ったのです。
岸田総理はアジアの平和にとって必要な人間になった
まず間違いなく、岸田総理は長期政権となります。彼は世界標準の外交を知っており、安倍・トランプの関係とは異なるけれど、バイデンと「何も言わずともビジネスライクで通ずる日米関係」を構築している。伊達に戦後最長の外務大臣経験者じゃない。
そこへ現実主義のユン大統領が加わり、日米韓で中国の野心を挫く体制を整えようとしている。
バイデンは高齢ですし、韓国の次期大統領はムンジェインのような人物になるでしょう。アジアを安定させるのは岸田総理の肩にかかっており、緊迫感を増すウクライナ情勢を含め、彼の外交が世界を動かす場面がやってくると思われます。
5/11の食事
朝
昼
夜
間
5/12の食事
朝
昼
夜
間
キムチ鍋の素で作った鍋を100倍美味しくする方法
作り方
1.具材に安いキムチを大量に放り込む
2.できあがり
うめー
韓国ネタを書こうと思ったきっかけは、このキムチ鍋でした。
体重体脂肪
あんま変わらん。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?