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よく知らない人のための「メール到達率」について(鵜呑みにするな!)

到達率はメール配信とSNS配信を比較するためによく使われるワードです。そもそも届かなければ、受信者が迷惑通知として判断しようがないので大事な観点です。

到達率を簡単に絵にしていみるとこんな感じです。

絵の中にあるエラー通知を不達数としてカウント。全配信数に対して届いた数を到達率として扱います。

SNSが配信率100%というのはLINEならLINEというサービスの中でメッセージが完結しているからです。メールみたいにサーバー間のやり取りは(基本)発生しません。

メールに関して言うとキャリアメール(携帯事業者が発行するメールアドレス)、Appleメール(@icloud.com)、Outlookメール(@outlook.com)はセキュリティ確保の観点から異なるドメインからのメールは届きにくくなっています。

ここで言うセキュリティ確保とは…
フィッシングや不正請求メールを事前に防止するため、自分以外のドメインからのメールは排除する働きがあります。例えば@icloud.comと@icloud.comのやり取りは問題ありません。

ここまでが事前情報。一旦SNSの話は脇に置きます。ここからはメール配信サービスを比べた時のメール到達率のお話をします。

最近…に限らず定期的に上がるネタですが「〇〇に変えたら配信率が爆上がりしました!」というやつです。
これ、嘘を言ってるわけではないんですよ。本当のことでしょう。でも、本質をついているか?と言えばそうではなく一過性のものです。

メール配信サーバーには格付けランクみたいなものがあって、悪さをするごとにランクが下がります(あくまでイメージの話です)。

新しいサービスが立ち上がり「みんな!新しい〇〇から配信すると到達率爆上がりです!」みたいな投稿が増え、一斉乗り換えがはじまります。この時到達率の悪いユーザーも現在のサービスに見切り(いや、あなたが悪いんだけどね!とツッコミたいが…)をつけてお引越しします。

そうなるとサービスインした〇〇には優良ユーザーに交じって非良ユーザーも使いはじめるため、最初は好調ですが次第に荒れてきます。

つまり、どの配信サービスを使っていても非良ユーザーが存在する限り「ランキングは持ち回り」みたいなところがあるわけです。

だからこそ、周りの意見や風評に左右されることなく「必要な機能」「投資可能コスト」でサービスを選んでほしいと切に願うのです。

いや、わかりますよ?「〇〇さんが言ってたからいいに違いない」って発想。右も左もわからなければメンターや師匠に従うのはやむを得ないですが、思考をやめちゃってるってことも認識しておく必要があります。

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