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指す手を美しく(No.184)

最近、ある業界のプレゼン審査
に立ち会いました。

審査員は有識者を中心に8人
いましたが、複数の人が
モニターやホワイトボードを
指すには左手も使うようコメント
していました。

つまり、前から見てモニター等の
左側に立ち、左手で指しながら
話したほうがいいという意味です。

ある方は左側に立って左手で
指し示しながら説明していくの
ですが、構成もいいし、地声も
すばらしいのに、とても残念な
点がありました。

指す「手」が汚いのです。

大人が子どもの頭を“よしよし”と
ぽんぽんたたくような
手の形になっていました。

すると…
・5本指が丸まっている
・前から手の甲が見える
・面積が広いので文字を隠している
という問題が起こりました。

美しい、汚いという美的感覚には
個人差がありますが、説明する
文字や図解などを隠してしまって
は指す意味がありません。

このケースの改善点は…

・5本の指をきちんと伸ばす
・手のひらを上に向けて「どうぞ」の形で指す
・人差し指だけ伸ばして、指示棒の形を作って指す

などです。


むりやり左手で再現
自分の人差し指を指示棒にする

① 左手で
② グローブを押し付けるように
画面をたたく人は初めて見ました。

ご本人は何が問題か気づいて
いらっしゃらないようですが、
中身や話し方が素晴らしくても、
こんなことで評価が下がるという一例
をご紹介でした。


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