※この記事はネタバレなしで安心してお読みいただけます

久しぶりのアニメ記事書きます。

なんだかんだ文章量多くなってしまうので1記事4～5作品程度にして複数投稿しようかなと考えています。

正直な感想を書きなぐっているので辛口なコメントで不快にさせてしまう場合もあると思います。そんなに言うんだったら逆に見てやるかぐらいの気持ちで読んでくださいね。

評価基準

脚本、作画、映像、音楽の4観点でそれぞれ5段階評価。

☆×1=5点　★×1=2.5点　＋α

+αはオリジナルアニメだとかタイトル、声優がいいとかetc...
ほぼつかないけど。

基本的には原作・アプリ・1期は評価の対象ではなく、1~2クールのアニメを作品として評価した場合にどれだけ自分の中でお勧めできるかという評価軸で点数をつけています。70点あったら普通の人の85点くらいだと思ってもらって大丈夫です。

それではどうぞ！

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

第1話 レベルＭＡＸになっていた

ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。あとはとくに何もしない。そんな暮らしを続けるうち彼女は「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。ところが300年後。スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99＝世界最強となってしまっていたアズサ。その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで押し掛けて来るようになってしまい――！？

脚本：☆☆
作画：☆☆☆
映像：☆☆☆
音楽：☆☆☆

総合：55点

なろう好きの皆さん初っ端からごめんなさい。無理だわこれ。

最近Y.AOIネキが出ている作品全部キツく感じてきたんだよな… ノリを中学時代に置いてきたというか、とにかく純粋に面白くないから頭使わずに観るとなおさら苦行かもしれない。

女版スマホ太郎。冒頭から思い切りがいいというか雑というか、適当に主人公の前世が紹介されて異世界転生。不老不死というチート能力（激レアスキル扱い）を与えられてるので永遠のスローライフを手に入れた…まではまあわかる。けどなんで一瞬で300年経過させて主人公ケロッとしてんの？？なんで村の文明一歩も進んでないの？？？

いくら魔女だからといって中身はただの過労死したアラサーOLだし、300年も全く同じ生活なんて物理的にも精神的にもむちゃくちゃでしょ… しかも300年って江戸から現代だぞ？異世界でも現代の生活に時代が追いついっちゃってRe: ゼロから始まる異世界社会人生活とかにして『再就職は絶対に嫌だから持ち前の薬草の知識を駆使して農業ガチってみた』みたいなほうが面白いんじゃないの？300年の間にいくらでもストーリー展開できるんじゃないの？などなど思うところしかなく、ギャグも寒いからキツい。

EDはめっちゃ好きです。ドラゴンっ娘との百合展開があるなら観る。以上。

ドラゴン、家を買う。

 1軒目「いろんな家」

世界には幾万もの生命が息づいている。その生態系の頂点に立ち、最強にして至高の存在である"ドラゴン"。だが、極稀にそうでないドラゴンもいる…。家を勘当された臆病なドラゴンの子・レティ。多種多様な種族が暮らす広大な世界で、自分が生き抜くためには安住の地で暮らすしかない。「さがそう！夢のマイホームを！！」そう決心した彼は旅へ出るが、そんな家探しの道中、運悪くもドラゴン討伐を目論む勇者一行と出くわしてしまう。「…おやおや。良くありませんね。弱いものいじめは。」そう言って、窮地を救ったのは不動産屋を名乗るエルフのディアリアだった。運命の出会いを果たす1匹と1人。ドラゴンと魔王による“夢のマイホーム”探しの長い旅が、今、始まる。

脚本：☆☆☆☆
作画：☆☆☆★
映像：☆☆☆
音楽：☆☆☆☆

総合：72.5点

なんかよく知らないけど前評判が最悪だったので心して視聴したアニメ。いつもはゲームで倒される側のモンスターたちだって住処があって生活をしている生き物。そんな彼ら側の視点に立って物語は始まります。

ギャグアニメです。序盤からメタい発言や効果音を用いてきておもろいし、ナレーションの森本レオさん（機関車トーマスの人）が贅沢に無駄遣いされてる。テンポが良いし正直面白い。大半のアニメはニコニコ動画で観るようにしているのですが、ボケの大渋滞なので常にコメントでツッコミを入れられているさまがシュール。ほんわかしてる雰囲気なので安心して見られる。作画は優れているわけではないけど安定してる。魔王の作画だけ気合入ってる。パロディアニメなのでニコニコで観ると元ネタがわかって数倍楽しめておすすめ。

あとはOPがめっちゃいい。オーイシ最強！オーイシ最強！

究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

第1話「ＶＲ×リアル」

結城宏（ヒロ）はゲームが大好きな高校生。今日は待ちに待った新作フルダイブＲＰＧの発売日！……だったが、半ば騙されるような形で売り付けられたのは、ＺＺ指定の超問題作『極（きわめ）・クエスト』。「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、ＮＰＣの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ！

脚本：☆☆☆
作画：☆☆☆☆
映像：☆☆☆☆
音楽：☆☆☆

総合：70点

頭を使わない異世界系なろう系が溢れかえっている昨今、似たり寄ったりのタイトル見たら展開読めちゃう作品が本当に多い。
アニメに疎い年の離れた大人に紹介するとき恥ずかしがらずにそのタイトル口に出せるか？って話。

ワンダーエッグ・プライオリティ。
いける。

呪術廻戦。
いける。

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜。
結構キツイ。無職が転生するとかあるあるじゃん、サブタイで共感性羞恥。

究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら。

無理無理無理無理絶対無理。
ウマ娘くらいの内容ないと無理よ。

てなもんで僕の中のそういったラノベ作品の評価はタイトルの時点で期待してないし一種の覚悟を決めてアニメ視聴に臨むことが多いのですが、この作品は良作かも。

舞台はラノベあるある、ゲーム技術がなんか発展した近未来の日本。フルダイブ型RPG流行ったけど発展させすぎて多くのカジュアル一般層に求められてないレベルまでリアルにしてしまったため衰退。日常景色は意外と今の僕たちとかけ離れていない様子。

冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!? 身体能力も現実そのままかよ!!」「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!（dアニメストアより引用）

制作会社は株式会社ENGI。過去には『宇崎ちゃんは遊びたい！』も制作しており、作画に関しては安心感がありこのまま最終話までクオリティを落とさず作ってくれそうだなという印象。BGMもEDも問題なし。

いくら作画がよくても脚本がクソだったら見てられないけど、ギャグにメリハリがあるし普通におもろい。このすばレベルはさすがに無理だけど全然観れるので視聴継続予定。

TVアニメ「スーパーカブ」

#1 ないないの女の子

朝目を覚ましそそくさと朝食を済ませ、お弁当を用意し家を出る。親はいない、お金もない、趣味もない、友達と呼べる人も将来の目標もない、「ないないづくし」の女子高生「小熊」。そんな彼女がたまたま立ち寄った場所、「バイクショップ」。そこで出逢ったのは古びた１台のバイク、後に小熊の生活を一変させる「スーパーカブ」だった。

脚本：☆☆☆☆
作画：☆☆☆☆☆
映像：☆☆☆
音楽：☆☆☆☆☆

総合：85点

スニーカー文庫原作の作品。もう雰囲気からキラキラ光るものがあるよね。Twitterでも音のこだわりについてのツイートがバズってました。

雰囲気作りが本当に上手。一人暮らしの自炊のレベルってこんな感じだよなと、本人からしてみればただの日常なのに客観的に見たらこんな虚無感漂う光景なんだなと少し心が締め付けられた。（万年コンビニ食人間の感想）

作画。ツイートの画像からわかる通り細かい描写が丁寧で背景も綺麗。それなのに主人公をはじめとするキャラクター作画も浮いておらず繊細な描写が文学作品らしさを醸し出している。リズと青い鳥を彷彿させるものがあり、とてもいい。主人公の表情の変化もすごく良くて、カブに乗ってから生活に活力を取り戻し年相応の純粋無垢な笑顔を見せるシーンがとても印象的。

しかしその一方、映像面で3D作画だけがかなり浮いているように見えるのが個人的に大きなマイナスポイント。他が一体感あるだけに尚更気になってしまう。ゆるキャン△もそうだけど、バイクに乗った瞬間お人形を走らせてるみたいにポーズが固定、表情も動かないし線も通常作画と異なるので差が気になる。コスト抑えるためだから仕方ないけどアニメに3DCGを自然に組み込める時代はまだまだ先だなと。ウマ娘2期最終話ライブシーンみたいに身体だけCGにして表情は手描きみたいに一部CGにしてコスト削減なら現実的かも。まあ担当会社ウマ娘と同じスタジオKAIなんだけれども。

主人公の声優がYouTuberと聞いて思わず嫌な顔をしてしまったが（偏見）、演技に違和感はなかったし激しいシーンがあるアニメでもないので大丈夫そう。中の人もバイク愛好家で収録期間中にカブを購入したらしい。

あと若干の不安要素としては脚本。原作を読んでないのでなんとも言えないが、この話をどうやって1クール続けるのか想像つかないし自分だったら確実にネタ切れになる自信がある。期待と不安が入り混じる作品。

まとめ

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました：55点
ドラゴン、家を買う。：72.5点
究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら：70点
TVアニメ「スーパーカブ」：85点

異世界系多くね？？？？？
とりあえずカブ観ておけば大丈夫です。

2021春アニメ期待値ランキング②では1期でコアなファンを獲得したメガロボクス2、エロでしかない異世界魔王2期、ダークホースになれるかまだわからないVivy、そして問題作のひげを剃る。そして女子高生を拾う。を紹介しようかなと思います。

それではお疲れさまでした。