「知的障害は治りますか?」読みました。

先月花風社さんから発売された
「知的障害は治りますか?」
を拝読しました。

著者の愛甲修子さんが出会ってきた
知的障害を持った方々のエピソードに
希望が湧いてきます。

ある時点で診断が付いたとしても
それが一生続くわけではない。
諦めず、粘り強く、愛情深く関わることで
その人自身が生き生きと人生を歩める。

愛甲さんや当事者の親御さんの姿を
思い浮かべていると、
自分の両親に感謝の念が湧いてきました。
色々と変わり者だった私が
たとえ学校で浮いていても
「ほかの子と同じように」とは強要せずに
温かく見守ってくれていたから、
今もこうして充実した日々を
過ごせているんだ、と。


「治す」という言葉に
抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょうが、
たとえ「健常」に到達しなかったとしても
昨日より今日、今日より明日と
日々の成長を喜び、
明るい未来を思い描きつつ生きる。
それは障害の有無にかかわらず、
すべての人に必要なのではと思います。


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