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家を大切にする

毎日部屋を掃除するようになって、今までなかった感情、家に対する愛着がわいてきました。

今までは、家に対してこだわりもなかったですし、正直、住めたらどこでもいい、ぐらいにしか思っていませんでした。

幼い頃は、三世代で暮らす戸建てでしたが、転居で賃貸に変わったり、徐々に住まいも変化し始めました。

ただ、家に対してあまり執着もなく、選ぶ基準も曖昧で、頭の中ではつねに『きっとここも長くは住まないだろう』と、今いる場所に重きを置いてはいませんでした。

また、家を心地よくするという概念が特になかったので(笑)
寝るところぐらいの考えで、そこにはあまりお金もかけてこなかったなと思います。

ですが、外から帰ってきて、疲れをとるためにゆっくりする部屋って実はとても重要だったんじゃないかと思うのです。

私は今まで逆を考えていましたから、今まで住んだ家も、さほど家を大切にはしてきませんでした。

ただ、毎日掃除をしていると、なぜか家に対して『ありがとう』という気持ちがどんどん湧いてきて、掃除をしながら感謝の言葉をかけられるようになったのです。

よく考えてみれば、いつも雨風をしのげて、台風の時も、雪の時も、安心して過ごすことが出来るのは、この家があるからなんだと思えるようになってきました。

今までは掃除のときも、掃除機を乱暴に動かしてあちこちにぶつけてしまっていたり、掃除をした方がいいからする、みたいな気持ちでした。

気持ちが変わると、だんだんものを優しく扱うようになったり、家がいい気分になってくれるような空間を作ってあげたくなったのです。

建物の周りは自然が多く、始めは虫が多いので、この環境を好きではありませんでした。

ですが、それって建物や部屋だけではなくて、土地や自然に対して、悪口や不満を言っているということですよね。

それどころか、家賃を支払っているのだから当然でしょう、ぐらいで、感謝なんて一切ありませんでした。

以前、場所に呼ばれるという投稿をしたと思います。
出掛ける場所とか、職場とかもそうですが、自分に合ったところ、自分が出している波動や周波数と同じ場所に呼ばれる。
そして、自然とそこに行くようになると思います。

ですから、今いる場所がちょっと嫌だなと思っても、呼ばれたことには意味があると思いますし、その空間や場所を感謝して、大切にしていれば、それこそが最高に幸せなんじゃないかと今は思うのです。

最近では、毎日あちこちを雑巾で拭きながら、家に声をかけています。

私が住まわせてもらっている部屋は、築年数がおそらく数十年は過ぎています。

ただ、きれいに掃除された空間は、毎日心地の良い風が通り過ぎ、大きな窓から明るい日差しがしっかり入ってくる素敵な部屋です。

その部屋にいると、まるで守られているかのように安心していられるのは、きっと気のせいではないと思っています。

今日もお読みいただきありがとうございます!

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