見出し画像

特別支援級(情緒)判定だったけど

夏休みに行った息子の就学相談に対して、教育委員会から意見書が届いた。教育委員会からの意見は「特別支援学級(情緒)」だった。

まぁ確かに就学相談の日は妹も一緒に行って、二人で超ハイテンションで市役所内で遊びまくって(暴れまくって?笑)たしなぁ。
この結果は無理もないと思う。


でも心のどこかで「通常学級」の意見が欲しかった自分がいたので、正直ショックを受けました。


じゃあ最初から就学相談受けなければ良いじゃんって思われるかもしれないけど、流石に小学校に何の相談もせずに通常学級に入れるほど図々しくはなれないわけであって。。。

実は就学相談受ける前から、息子は通常学級に入れるって決めてました。
それは今も幼稚園に気の合う友達が数人いて、幼稚園終わった後も公園で数時間楽しく遊んでいるのに、少人数の特別支援学級にいったらそもそも友達の選択肢が減ってしまうし、世界が狭くなるのではと思っているからです。

もちろん迷惑かけるんじゃないかって不安だらけだけど、通常学級に入れたいっていう直感だけはずっとあって。

年長になって補佐の先生に甘えまくりで、年中の時よりも幼稚園で自分勝手になってる気がして本当に落ち込んでいたんだけど、夏休み前に私が本気で泣きながら訴えたことがあったんですよ。

「お母さんは幼稚園では補佐の先生に甘えるんじゃなくて、もっとお友達と仲良くしてほしい。それが自分の成長に繋がるんだよ!」

「運動会とか行事も一人で出てほしい。他のママみたいに自分の子供が頑張ってるところをキャーキャー言いながら写真撮りたい」

「習い事もお金払ってるんだし、ふざけてるのはお金がもったいない。いつか必ず役に立つよ!」

「とにかく他のママが羨ましい」

などなど、泣きながら子供みたいに思ってること全部言っちゃいました。笑


言わない方がいいこともあったかもしれないけど、そんな遠慮もなしに本気で熱い想いをぶつけられる、尚且つそれでも信頼が揺らがないのは私しかいないと思ったから。体当たりでいきました。だって本当に自分がしんどかったから。


そしたら息子は一言。
「わかったよ。今までごめんね。」と。

多分息子はすぐには変われないし、言われたことも忘れると思う。でもこの時の言葉にはしっかりと魂が宿ってた。これが私の最初の直感です。


それからのスイミングスクールでの様子。いつもは列に並んでいる時もしゃがんで水をいじってしまったりしていましたが、そんなことはせず何となく真面目にやろうとする様子が伺える。
練習が終わって息子に聞いてみた。

私「もしかしてちゃんとやろうと自分で考えて頑張った?」

息子「そうだよ」
とはっきり答えた。

それはサッカー体操スクールでも同じだった。

これは息子にとって凄いこと!
だって本来は運動は苦手意識もあるし、習い事も特別好きなわけじゃないけど、先日の涙の母の訴えに対して自ら「ちゃんとやろう」と決めて、ちゃんとやったということ。
自分を律したということですよね。もしかして今凄く成長しているのかもしれない!!
これが私の二つ目の直感です。


そして二学期になり運動会の練習が始まった。運動会は日頃から取り組んでいるリトミックの発表がある。
1学期は苦手意識から補佐の先生なしでリトミックに参加するのが難しかったけど、なんと二学期から一人で参加できるようになったのだ。
実は夏休みで成長を感じ、私の方からは担任の先生に「一人で参加できるようになると嬉しい」と伝えていた。先生も出来そうと感じたので、補佐の先生には席を外してもらい「えい!」と輪に入れ込んだそう。そしたら「なんか出来ちゃった!」と本人もびっくりしながらも自信になった様子だった。


そして運動会も終日表舞台では一人で参加できた。
これが3つ目の直感。
直感というより、直感が確信になったという感じだった。

そりゃまだまだ他の子と比べたら、手がかかる部分はあるけど、確実に成長していてしかも小学生になるまでにまだ半年ある。


クラスで一番手がかかる子になるかもしれないけど、それでも皆んなと同じクラスで過ごせるレベルには成長できると信じてる。


教育委員会に「特別支援学級」と意見を出されて、正直悲しかった。小学生になっても迷惑かけるだろうなとか本当に発達障害児の親は不安ばかり。

だけど最後は親である自分の直感に従いたい。

だって普段誰よりもイラついたり悲しい思いしたりしながらも、命懸けで向き合って、最終責任負う覚悟持ってる自分の直感信じなくて誰の意見採用すんの?って。

親だって子供のことよく考えてるんだから、特別支援級が合ってると思えば、そうすると思います。

つい発達障害児の親は将来を不安視しちゃうし、周りの目ばっかり気にしちゃいますよね。
でもよく考えたらその「周りの目」の人たち50年後にはほとんど死んでるかもしれないし。
要は周りの目より未来ある子供のことをしっかり考えてあげたい。

そして良い直感をしっかり受け取る感度と、直感を信じる勇気を持ってる自分でいたい。



2023.10.16
教育委員会宛の回答書に
「就学先:通常学級+通級指導教室」
と書いて提出しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?