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#1 世界一丁寧なMeldezettelガイド 1

初めまして!

オーストリアという国の首都ウィーンに留学している、えるだぷふぇると申します。
どうぞよろしくお願いします。

さて、早速ではありますが、オーストリアに住むに当たって一番初めに行うべきこととは何でしょう?それは、住民登録です!

住民登録とは

ウィーン市のホームページによると、住居が決定しそこに引越してから3日以内に区役所に住民登録をする必要があります。届出は全ての区役所で受け付けしているので自分の行きやすい場所にある役所を選んでも構いません。住民登録をする際に必要な住民票のことを"Meldezettel"メルデツェッテルと言います。登録用紙は区役所に置いてある他、オンラインでもダウンロード出来ます。
実際、そこまで厳密ではないので3日以内に申請しなかったからと言って家を追い出されるという心配はありませんが、少なくとも1週間以内には行った方が良いでしょう。オーストリアに住む以上、この住民票Meldezettelは色々なところで必要になるので...。

まず、これ、こんな形式の用紙になっています。

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『全部ドイツ語じゃんオワタ』

と思ったそこのあなた...。

大丈夫です!私も同じことを思いました。
何にせよ私全くドイツ語出来ない、というか留学でウィーンに来るまでドイツ語勉強したことが無かったんです。

そんなあなたに!

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『...って英語だし!(怒)』

って思ったそこのあなた....。すみません、限界です...。
(嘘ですそのためにこのノートを書き上げます!)

ちなみに、この英語版は私の大学が留学生向けに作ってくれた参考資料で全くもって非公式の書類です。英語ができる方でも、オーストリアの国仕組みが分からないとやや書きづらい書類だと思います。

そこで、ここからタイトルに違わず、『世界一丁寧に』説明をしていきたいと思います!

世界一丁寧なMeldezettelガイド

では、まず日本語訳バージョン!

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私が自力で作った図なので、やや見辛いのはお許しください...

さて、ここから補足説明をしていきたいと思います。

①「生年月日」
私は、『年、ドイツ語で月、日』と書きました。オーストリアなどのヨーロッパ諸国では数字で『日. 月. 年』いわゆるDD. MM. Yの形式を用いて表記されます。そのように書いても問題無いと思いますが、一応念のため一手間かけて、ドイツ語で月の名前を書くことをお勧めします。

②「出生地」
これは本籍地の都道府県名になります。パスポートに本籍地が記載されているので、それと同じ場所を記入してください。

③「婚姻関係」
選択肢に『シビルパートナーシップ』に関するものがいくつかあります。そもそもシビルパートナーシップとは、

地方自治体が、同性カップルに対して、二人のパートナーシップが婚姻と同等であると承認し、自治体独自の証明書を発行する制度。
OUTJAPAN.Co.,Ltdより

当てはまる方はチェックをお忘れなきよう!

④「住所」
ここでは架空の住所を例として説明しようと思います。

Vorgartenstraße 107/210, 1200 Wien

・Vorgartenstraße ー 『住所、市以下の細かい住所』
・107 ー『番地』
・210 ー『ドアナンバー』
・1200 ー『郵便番号』
・Wien ー『市、及び州』
という風になります。

何とも、この番地の後の数字が厄介ですよね!
一般的に、例のような3桁の数字で書かれていたら『2階にある10号室』という意味です。メルデツェッテルに記入する際は、『2』を『階』に、『10』を『ドアナンバー』に記入します。
しかし、ウィーンでは一つのアパートメントにある部屋が全て連番で書かれていることがあるのです。1階の1つ目の部屋が『ドアナンバー1』というお家で、例えば2階にあるお部屋が『ドアナンバー3』というような感じです。
また、ヨーロッパに限らずグラウンドフロア制度の国なので、日本で言う一階はオーストリアでは0階に相当します。
もし、自分の住所に少しでも分からないことがあれば、大家さんなどに書いてもらうといいでしょう!
ちなみに、ウィーン市は特別州なので、ただWienとだけ書いていますが、それ以外の地域は全て都市名と州名を書く必要があるみたいです!

⑤大家さんの署名欄
これ、大変そうですよね...。特に言語が通じない可能性があると...。
私の場合はラッキーなことに、大家さん署名済みのメルデツェッテルが入居時に机の上に置いてありました!
もし、自力で大家さんとコンタクトをとる必要があれば、メールや電話で事前にアポイントメントを取った上で署名をもらうのが良いと思います。大抵、ウィーンの人は英語を話すことができますし、そうでなくてもこの用紙さえゲットすれば、後は署名欄を指差して何とか心と心のコミュニケーションで解決...といった形になるのでしょうか...。何とも実経験が無いものですみません...。

以上で、説明は終わりです。お疲れ様でした!

まとめ

海外に旅行で訪れるのではなく、実際に定住する、ということは結構面倒ですね。この手続きがオーストリアからの洗礼でしょう...。
次回は、この記入済み申込用紙を区役所に持って行った時のことについて書きますね!


皆さんのMeldezettelエピソードや来澳エピソードなのあれば、ぜひコメントしてくださいね!お待ちしてます!

それでは!