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リハビリテーションマネジメントはなにをするのか?

~本記事の要約~
1.リハマネではPDCAサイクルを回し、心身機能だけでなく、活動や参加に対してもしっかりアプローチすることが求められている
2.マネジメントは辞書では「管理、経営」などを意味しており、ビジネスの世界では「組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関」と定義されている
3.多職種の互いの職種の専門性、役割を把握し協働を図り、利用者に提供する「リハビリテーション」を「マネジメント」することが重要だと考えられる

介護保険分野で働いておられる方は「リハビリテーションマネジメント」とい言葉を一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、「リハビリテーションマネジメント」とは何を意味するのか、具体的にどのような取り組みをすればよいのか解説していきます!

①リハビリテーションマネジメントとは?

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リハビリテーションマネジメント(以下、リハマネ)は厚生労働省で以下のように定義されています。

リハビリテーションマネジメントは、調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)(以下「SPDCA」という。)のサイクルの構築を通じて、心身機能、活動及び参加について、バランス良くアプローチするリハビリテーションが提供できているかを継続的に管理することによって、質の高いリハビリテーションの提供を目指すものである
http://www.roken.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/10/vol.747.pdf

リハマネではPDCAサイクルを回し、心身機能だけでなく、活動や参加に対してもしっかりアプローチすることが求められています。

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下の図をみなさんも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?

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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年8月号

このICFモデルの項目に偏りなく、すべての項目に対してリハビリテーションの視点から支援していくことをリハマネでは求められています。
心身機能にばかり着目せず、活動や参加、環境因子などに対しても考え、支援していくことが重要とされています。

②リハビリテーションマネジメントの”マネジメント”って?

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