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生活期のリハビリって、本当に生活を診れてる?

※一部記事の内容を修正しました

最近、Twitterでこんなこをつぶやきました。

つぶやいた時はフォロワー400人ちょっとでしたが、現在はインプレッションが15000越えとまさかの大反響。

フォロワーの少なさの割には多いインプレッション。
リハ職(ここでは理学療法士や作業療法士のこと)の方々から共感のお声もいただきました。

これ、もしかして生活期で働く人問わず、リハ職の方が感じている課題なのでしょうか?

と、思ったところで今回のnoteを書いてみました。

正直、普段は地域住民の社会参加や健康支援を行っているただのワニ顔なので、リハビリについてはそこまで詳しくありません。

ただ、他職種から見たリハ職のイメージや「地域」「生活期」というかなり特殊な環境下で求められるスキルの紹介は参考になると思って、専門家の方々の批判を恐れず書き進めている次第でございます。

私自身リハ職と一緒に働いているので、その方から色々ご指導いただきつつ普段身に感じたことを書いていこうと思います。
また、私は弊社の広報担当でもあるため、その視点も使いながら話を進めていきたいと思います。

私がこのnoteを書く理由はただ一つ。
地域のリハ職よ、もっと活躍できるように頑張ろうぜ!!!です。

①最近、生活期のリハ職に疑問を持った出来事

今年の4月に会社からこんなことを言われました。

「おいワニ子、時代はSNSだからTwitterで広報やれ。事業の名前を広げるための広報じゃなくて、地域で活躍できる人材を育てるための広報をしろ」と。

初めて思ったね。うっせぇわって。あなたが思うより健康だってね。

つってもワニ子は模範人間なので、殴るなら言葉で殴ろうと思い、使用停止していた知人のアカウントを再利用。

Twitterと言っても仕事なので、まずはリサーチから行うわけですが、ターゲットに悩む日々。
そんな中、Twitterの各職種のアカウントを分析している中で一つ思ったことがあった。

なぜこんなことを思ったのか?
バズってる・反応の薄いリハ職ツイートなどを分析すると以下のことが見えてきた。

・全体的に勉強!臨床!アウトプットおおお!少しでも良くないと思った情報は叩き潰す!!という前のめり姿勢
・リハ職であることに誇りを持っていると感じるツイート内容が多い(無意識かどうかは不明)
・○○関節、○○筋への介入はこれ!系のイイネ数がえぐい
・整形疾患の解説や機能訓練的な内容に反応率高い
・地域関連のつぶやきを中心としたアカウントでフォロワー3000人越えしているものは片手で数える程度
・地域福祉関連のつぶやきに対する反応の薄さ

この中から2つの仮説が思い浮かぶ。

①地域で働くリハ職は約6万人(各職能団体・厚労省のデータより)いる中で、リハ職の興味は職域問わず機能訓練の域は出ない
②全体的に学習意欲の高いリハ職にとって、まだの地域リハビリに関連したインサイトを突っつく情報がない

そこで、②の仮説を基に再調査&ツイート内容を作成。そして完成したのがコレでした。

投稿して思ったこと。めっちゃ反応するやん。

もしかして、地域リハに興味がないというより地域リハに関心はあるけど、『どのように情報を拾ったら良いのか分からない』とか
『無意識の中で当事者の生活を診ているつもりだけど、心身機能に着目しがちなことを自覚している』なのでは?という新たな仮説が。

というわけで『仮説は良いから地域リハビリで何したら良いのか早く教えろや』という方たちのために、私(ワニ子)の思う理想的な生活期のリハビリを考えてみました。

②私の思う理想的な生活期のリハビリ

生活支援1

※ここでは生活期リハビリ=地域リハビリという前提で書いていきます。

何はともあれ、何かを語る前には言葉の定義から。

地域リハビリテーションの定義
地域リハビリテーションとは、障害のある子供や成人・高齢者とその家族が、住み慣れたところで、一生安全に、その人らしくいきいきとした生活ができるよう、保健 ・医療・福祉・介護及び地域住民を含め生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行なう活動のすべてを言う。

引用:日本リハビリテーション病院・施設協会

所見で思ったことは「うん、地域福祉そのものをリハビリテーションという言葉を付け加えてアレンジしただけじゃね?」と。

これって、訪問リハとかはもちろん、生活保護労災シルバー人材センターなども地域福祉であり地域リハビリだよね?と。
ケアマネの仕事もソーシャルワーカーの仕事もリハ職の仕事も民生委員も全て地域リハビリだよね?と。

私の中でTwitter界のリハ職と地域リハビリが求めるリハ職の理想像とのギャップが徐々にイメージできてきた。

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とはいえ、ワニ子ことしがない会社員はリハビリ素人。こんな反論も予想される。

・リハ職はあくまで「リハビリ」が専門だから、機能を良くすりゃいいやんけ!!
・ほかの専門職に任せてやりゃいいだろ!
・餅は餅屋!よそはよそ、うちはうち!

書いたの自分だけど、人生で2回目だね。うっせぇわと思ったのは。

地域は職種間の連携が必要なので、各々の専門性を高めながら取り組んでいくのは必要です。
ただね、連携するからには共通言語問題意識の共有が必要なのよ。

特に2013年の少し古い情報ですが、地域包括ケアにおけるリハビリはこのような形を掲げています。

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えっ、生活期・地域リハビリの難易度高すぎ・・・?



ここで一つ、実体験をば。

介護予防教室や当事者の生活状況を聴取するためにリハ職と関わる機会が定期的にあります。

そこで、言われたけどちょっと理解が難しかったことが。

「○○さんは足部の△△関節(名前忘れた)が固く、それは過活動によって生じていると思われます。また、△△筋がMMA?(よく分からなかった)で3のため~~です。リハビリではこんな感じですね」

いや、どんな感じ?と。MMAって何だったんだろう。総合格闘技の話なのかな(私の勉強不足で理解ができていなかったら、あの時の理学療法士さん本当にごめんなさい)。

素人的に思ったのは、当事者からも信頼が厚かったので専門職としては超優秀なんだと思う。ただ、人間は筋肉と関節という外壁の中に魂が入ってることを忘れとらんか?と。

てことで、超絶長い前振りをした上で私の思う理想の生活期のリハビリを手順的にまとめてみました。

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多分、リハビリって超専門的な仕事なんだと思います。
だからこそ、他職種が勉強しても追いつかないくらいの差があるのだと思います。

だから、出来ればこっち側に寄せてくれたら嬉しい(甘えた切望

③”生活を診る”って何だろう?

過去のリハ職のTwitterを漁ったら、おもしろいものを発見。

Clubhouseの視聴者の感想曰く、最終的にあまり話がまとまっていないようでした。ただ、職歴・経験年数で判断する職域に関してここまで熱く語れるのは純粋にすごいと思います。

ただ、他職種の私からすると「やることやって、当事者が満足してくれたらそれでいい」と言うのが本音です。

訪問とか通所とか、役割は気にしますが職種のお家事情を気に留めたことは一度もありません。そんなことより、当事者の生活をよりよくするために頑張ろうぜというのが私の思うところです。

では、生活とはなんでしょうか?
広辞苑先生に聞いてみましょう。

生存して活動すること、生きながらえること。世の中で暮らしてゆくこと。

生きている上で活動する内容は・・・いや、ありすぎるわ。

世の中で暮らしていくために必要な要素・・・いや、ありすぎるわ。

個人的な生活の定義ですが『その人が生きている社会の中で、選択したもので成り立っている状況』だと思っています。
虐待があっても、社会的孤立になっても「自分がその状況から離れない」という無意識・意識的な選択をして作った状況だと私は思っています。

もちろん、当の本人は仕方なくその状況になったと思っているけど、復職支援を懸命にしても受け入れてもらえなかったり障害受容が上手くできずに社会から見放されてアッチの世界へ行ってしまった方々を見たりした結果で、私なりに出した結論です。

私の思う”生活を診る”ということは、

『その人が生きている社会の中で、選択したもので成り立っている状況』を理解し、受け入れて、それに沿った支援と多少ばかりのお節介を付けたしながら、多職種とのトータルケアを目指していくもの

と、思っています。

④最後に

ここを先に読んだ人はごめんね、これ朝から職場でお酒飲みながら書いた記事なんだ。かなり乱雑にまとまっているし、途中感情任せに書いている部分もあるけど、ただの読みものとして見てくれたら嬉しいと思っておりまする。

こーんな長文、駄文、乱文を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
・・・・・・長文!!!くそお世話になりました!!!

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