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★★☆『DRINK』アレクシス・ウィレット

身の回りの飲み物をカテゴライズしつつ、網羅的にそれぞれの特徴を述べていく。

以下所感。

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水道水の水源は川や湖、地下水など。金属や化学物質、細菌などを浄水して水道水となる。水源によって硬水と軟水が異なる。硬水は岩に染み込んだミネラルを通過するので地下水の場合が多く、軟水は湖の場合が多い(雨水自体は軟水)。

硬水の方が美味しいが、石灰汚れや洗剤の泡立ちが少ないなどのデメリットあり。硬水だとカルシウム/マグネシウムが多く、多少は心疾患リスクを減らせるがそんなに明確な相関はない(軟水がダメだという実証データもそこまでない)。

水質汚染は非常に深刻で、腸チフスなど疫病の原因となる(が、浄水施設はそれらを適切に処理できている)。従い、原水は浄化水よりいいとは言えない。

パーム油の使用問題、こんなに深刻とは知らず。それ以前にパームヤシがこんなにすごい植物とは思わなかった。

最初から最後まで、健康効果がある飲み物なんてほぼ無かった。有効成分の含まれる量なんて微塵でしかない。大抵、ほぼ水。飲料には期待するだけ無駄ということか。結局、水が一番健康なのかも。同時に、飲料をよく見せようというメーカーの思惑がどれほど巨大かも感じたところ。

ありがとうございます!