女性の身体について【その2】

前回、受精の仕組みと月経の仕組みについて書きました。不妊治療を受けてる私は、プロラクチンというホルモンの値が高くて月経の周期が長くなってしまうという話もしました。

今回は、子宮について語りたいと思います!

なぜかって…?

実はですね、私、ホルモンの値だけじゃなくて子宮にも異常があるんですよねーー。


皆さまもご存知の通り、子宮は赤ちゃんのお部屋になります。前回、子宮内膜が赤ちゃんのお布団になるということも書きました。。

その子宮の形ですが、正常だと逆三角形のような形をしています。

でも、時々奇形とみなされる形の方も出てきます。奇形があると、流産の確率が高くなったり、受精卵が着床しにくかったりすることも多くなります。

子宮奇形の中でも、代表的なものが「双角子宮(そうかくしきゅう)」です。

これは、子宮がハートの形をしているものです。ハートの形と聞くとなんだか可愛らしく感じますが、奇形の一種で流産の確率も正常より高くなります。

この双角子宮にも軽度のものから重度のものがあります。私は比較的軽度の方で、上の突き出てるところが少しだけだそうです。


https://medicalnote.jp/contents/141231-000001-ZFSCCL

これらの奇形を知る方法がいくつかありますが、確定できるのが、「子宮卵管造影検査」という検査です。

この検査は、不妊治療を始めるにあたり、誰もが通らなければならないものです。

人間ドックとかで、胃のバリウム検査するじゃないですか。あの子宮バージョンなんですよね。

器具を使ってバリウムを子宮に注入して、子宮の形や卵管の通りを診ます。

卵管(卵巣から子宮まである管)の通りも重要で、卵管が狭窄もしくは閉塞していたら、精子や受精卵が通れず妊娠に至らないこともあるんです。

わたくし、この検査で右の卵管が見事に閉塞していることが分かりまして、双角子宮とともにダブルパンチの結果が出ました。

不妊治療は、まず自覚症状があまりなくて、初めて専門クリニックにかかって初めて分かることも多いです。わたくし、今の不妊治療専門クリニックにかかる前にも普通の婦人科に通ってたんですが、ホルモンの異常も卵管閉塞も全然分からなかったです。


でもね、不妊ってさ「もしかして私不妊なのかな…?」と自覚して、病院にかかるまでが長いわけですよ。数年間も不妊と知らず、子作りにエネルギーを使ってしまう夫婦もいます。

不妊はアラフォーの人たちだけの問題ではありません。20代で早く検査を受けて不妊と診断されている人もいますし、上記の通り何年間も不妊と分からずアラフォーに突入したという場合もあります。

一昔前は、女の人は家にいるのが一般的で、家のことをしてたらOKだったのが、今は仕事も家のこともしなきゃいけない、そりゃストレスも溜まって若い人でもホルモンおかしなる。

現代病ですよ、不妊は。

次は不妊治療に関わる金銭問題について話してみようかな。

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