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総合商社やハーバードでの経験や感じたことを書いていきます。

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最近の記事

学びの架け橋:メンターの存在

人生は不思議だ。色々な人との出会いの中で道が作られていく。様々な人にお世話になり刺激を受けてきたが、その中でも2人のメンターには多くを学ばせてもらっている。 一人目はOさん。Oさんとの出会いは2015年。筆者はシンガポールでの研修員生活を終えて、留学すべく準備する中でケネディスクールの説明会に行く。珍しく自分と同じ商社出身ということで説明会の後に挨拶をして名刺交換、筆者の食事のお誘いを快く受けてくれ、そこから四半期に一回ほど飲む仲に。精力的に動かれていて多忙を極める中、会社

    • ハーバードに合格するコツ

      ハーバード大学に入れるのは超天才か超秀才しかいないと思っていませんか? 実は違うんです。前回の投稿で少し触れた通り、ハーバードケネディスクールは世界最高峰のDiversityを体現しており、異なる考えや経験を持ち寄って、相互に学ぶことでリーダーを育てようとしているのです。なので、合格の鍵は優秀さではなく、差別化。ハーバードに受かるには人と異なれ!ということ。自分自身はまだ実践しきれておらず悩みながら(気合入った先輩や友人、そして妻に喝を入れられながら)歩みを進めているのです

      • ハーバードケネディスクールに集う愉快な仲間たち

        ハーバードに来てから、常々ハーバードはやはり世界一だな~と思わされる。特に感じるのは同級生の顔ぶれである。自分が所属しているMid-career MPAというプログラムは世界中から経験豊富なミッドキャリア(30-60歳までおり、平均年齢38歳程度)の人材が220名ほど集まってきており、世界70か国以上、半数がInternational studentsということで正に世界の縮図となっている。同級生がなかなかすごくて、如何に自分がちっぽけな存在であるかを思い知らされるが、一方で

        • ビジネスマンがハーバードケネディスクールで学ぶワケ

          安全保障、気候変動対策、官民連携などを学際的(複合的)に学び、自身の今後の糧とすることを求めて、ケネディスクールの門を叩きましたが、主な狙いは以下の通りです。 狙い① ビジネスに必要なインテリジェンス ビジネスパーソンが市場経済の中でビジネスだけを考えていれば良い時代は過ぎ去り、異なる価値観が共存する世界の中で安全保障を含めた複合的な視点を持つ必要性が過去に無いほど高まっている。これが今ケネディスクールに行くことを決めた最大の理由です。 総合商社はかねてより日本と世界を繋

        学びの架け橋:メンターの存在

          自己紹介:ハーバードケネディスクールで学ぶ商社マン

          ハーバードケネディスクールで人生において非常に貴重な体験をしているので、かなり遅ればせながらなのですが、それを備忘的に残すと共に、ハーバード大学、ケネディスクール、国際政治経済に興味のある方や若手商社パーソンに少しでも役立つ情報を提供できればと思い、ブログを書くことにしました。 まずは少しだけ自己紹介です。 +++ 日本の国際的競争力向上、特に日本の最大の課題の一つであるエネルギー安全保障・安定供給に貢献したいと思い、2011年に総合商社入社。 東日本大震災・福島原発問題

          自己紹介:ハーバードケネディスクールで学ぶ商社マン