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Retreatでボランティア体験

2週間Retreatと呼ばれる場所にvolunteerスタッフとして来ました。
ここはオーナー夫婦が娘を癌で亡くしたことをきっかけに、ニュージーランドの自殺率が高いことに着目し、悲しみや苦しみに溺れる人々を助けたいという思いで運営している場所です。
地域全体を包括しており、施設に訪問してもらう場合もあれば、自宅訪問することもあり、高度な援助が必要と見なされたときは、敷地内の宿泊所に無料で滞在してもらい、援助を受けてもらうというもの。宿泊する場合は薬は全てオーナー管理になります。宿泊施設は電波が悪く、wifiが繋がるのはオフィスのみ。

私は滞在3日目です。今の時点で知っていることを書き残しておきます。

宿泊:
宿泊施設には共同キッチン、トイレ、シャワー、ランドリー
個室が4つ
10:30までに消灯
ヤギ、鶏、アヒル、犬、猫、ウサギが敷地内にいるが、宿泊施設周囲には入って来れない

施設:
・チャペルと呼ばれる場所があり、毎朝そこに集合。講座のほとんどはそこで行われる。
大きな窓からはニュージーランドの富士山と呼ばれるタラナキが見えます。
・ジム
・クラフトルーム、ペイントや縫い物やクラフトも全て自由に使えます。

食べ物:
・自家栽培の野菜やハーブ
・2日に1回スーパーからの売れ残り配達(野菜、果物、パイ、パン、ジュース、肉、魚、お菓子)。
・カフェから売れ残りのケーキ。
たくさん届くため、スタッフや訪問者も欲しいものをgetできる。

・毎朝焼きたてのサワードフ(前日に作り翌朝8時頃オーナーが焼く)、昼は各自、夜はスタッフによる手作り、そしてみんなで一緒に食べる。

清掃:
毎週金曜日2人ずつ清掃に来てくれる 2-4時間。
それ以外の日はオーナーがシーツ交換や適宜清掃。

運営金:
スポンサーがいる(15社程度)。
ドネーションを集めるために働いているスタッフもいる。
廃棄となった木材で物を作り売っている。
ホームページにドネーションのページもある。

スタッフ:
・ソーシャルワーカー(研修のために学生がスタッフとして働いている人もいた)
・運営の資金集め
・ランドスケイプの管理
管理はひとりでやっているため、化学スプレー使用
オーガニック方法だと管理しきれないとのこと
彼は野菜や果物の種や苗を買って、自分の家で育てて持ってきて敷地内に植えている(敷地内にもグリーンハウスあり)
・retreatのスタッフ(カウンセラー、ヨガ、マインドフルなど)
・ホームページ管理
などなどなど

私の仕事:
毎日:動物の世話、夕食作りの手伝いと片付け、サワードフ作り、野菜の水やり
たまに芝刈り、ガーデニング、家庭菜園、部屋の掃除

こんなに温かい空間あるのかってほど、スタッフたちも敷地内も愛が溢れている。元々ゲストとして施設に通っていた人が自分のやりたいことを見つけ、今はスタッフとして働いてる人もいた。
今までは自分が探してこなかったからか、こんな場所があるなんて知らなかった。日本でもリトリート、マインドフルネスというものは聞いたことがあるけれど、値段が高いなーって思ってた私には、宿泊も講座も全て無料ということに驚いた。人を助けるってこんな方法もあるんだなあ。
こんな優しく温かい空間作り、私にも出来たらいいなあ。

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