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ママ教員、保護者の立場からリフレクションしたデジタル・シティズンシップ教育

多くの人にデジタル・シティズンシップ教育を知ってほしい一心で、イベントを企画・開催しました。
こちらが開催企画に関する記事⬇︎

こちらが当日のレポートです。⬇️⬇️


私は主催者として、教員として、そして保護者としての立場からも、楽しみながら学ばせていただきました。
ちなみに私はiPad User's Salon東北支部アドバイザーというものを仰せつかっているのですが、
「保護者視点からの意見も大切にしたいので保護者としてアドバイザーになってくれない?」
みたいな依頼でアドバイザーをお受けしています。iPadの素晴らしい使い手ではありませんが、そういう立場で参画させていただいて光栄です。

リフレクションした理由

さてさて。
イベント内の質疑応答の場面で、
「大人にもデジタルシティズンシップ教育が必要」
「保護者にはどのようにアプローチすればいい?」
という話題になりました。

当日司会進行していた私の頭は完全に主催者モードになっておりました。
時間通り終わらせなくちゃ、とかね。
その時です。
「保護者として一言どうぞ!」
と突然話を振られたのです。(誰かの悪だくみです(笑))
えええ~~~~~~!


・・・案の定、私は全く思っていることをうまく話せませんでした…。恥ずかしながら、アドリブに弱いことを痛感です…。

それで、帰宅してからめちゃくちゃセルフリフレクションしました。
保護者の立場から。つい教員目線になりがちですが、ぐっと抑えて。(抑えきれなかったけど😄)


保護者の役割、学校の役割

デジタルシティズンシップ教育は生き方そのものを考えるものだと感じています。自分はどんな価値基準を持ち、どんな行動を選択するのか、まさに生き方です。

・・・・・・・ん、待てよ。

それって、家庭の役割やん?

価値観の形成や行動選択って、家族と一緒に生活しながら自然に子供が学び取っていくものだよね。

そう考えると、まずは、このイベントに休み返上で参加くださっている先生方には(企画して誘っておいてなんですが😄)心から感謝の気持ちが湧きました。
よその家の子供に対して、こんなに情熱を持って、将来幸せに生きているようにと学んでくれている!教員って、本当に熱心で真面目でボランティアスピリットに溢れるGiverだなぁと思います。教師のバトンとかブラックとか話題になっていますが、未来を創る、「未来を創る人」を創る、子供達と一緒により良い未来を創る、そこにやりがいを感じる人たちの集まりです。

話が逸れましたが、
じゃ、学校でDC教育を行う意味って、家庭では補えないことを補ってもらうことだよね。それって?

・多様な価値観に触れること
・そしてその多様な価値観への寛容さを身につけること
・多様な価値観に触れて、より善い行動を対話的に考えること
・家庭でなかなかより善い行動選択というものが学べない子供達にとっては大切な学びの場所

などが頭に浮かびました。
寛容さ」はイベントでのキーワードにもなりました。
イベント内でも出たのですが、学校と家庭と本人が繋がって学びを共有するオープンなコミュニケーションを取る、そういう在り方が、子供が未来を生きていく力を育むんだなって、改めて思いました。

保護者としてできることは?

①まずはDCのことを「知る」ことから始めたい。
私はたまたま教員で、DCの情報も得ていましたが、教育やIT関係の職業でなければ、きっと知らなかっただろうなと思います。
だからこそ、私が保護者としてできることは、DCについて一緒に学べる仲間を増やしていくこと。

②今度先生は「DC教育は市民教育・人権教育です」とおっしゃっています。人権問題に関わりそうなニュースなどを家族の会話に取り上げて、一緒に考えていけるような時間も大切にしたいなと思います。引き続き、親としての考えや行動選択を見せていきたいと思います。

③今のところ、ICT利用の約束事を子供と一緒に考えて作って、子供たちもそれを守ってくれるから親も快く使わせてあげられる、という好循環ができています。
今後、成長するにつれて利用したい時間やアプリも変化するでしょう。
節目節目でルールをアップデート&マネジメントしていくことも大切になりそうです。

④そして、ルールについてですが、今までは「時間」ぐらいしかルールを作る時の視点を持っていませんでした。
でもDCを学んでいく中で、その行動が「消費」行動なのか、「創造」行動なのか、という視点を得ることができました。Youtubeを見ているだけなら消費行動、自分で動画を作成するなら同じYoutubeでも創造的な行動です。動画を作っていたらいつの間にか動画サーフィンしていた…なんてことも容易に想像できますが😅、私としては自分の子供には「クリエイティブ」さを持っていて欲しいなという気持ちがあるので、この辺の視点も大切にしながら、子供のICTとの付き合い方を支援していきたいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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