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天狼院書店さんのライティングゼミと読書術を受講した4か月後の私

人生を変えるライティングゼミ?

Facebookの広告で初めて見かけたのは今から5~6年前だったと思います。
当時は臨床検査技師として、がん拠点病院でバリバリと病理検査に携わっていた頃。
なぜこの広告に私が引っかかったかと言うと、私の上司にあたる病理医の先生がよく笑いながら言っていたんです。

「仕事の勉強も大事だけどさ、文章を書けるのにこしたことないよ。
自分の思いも吐き出せるからな。
最近の若いのは文章書けないのが多いから心配してんだよ。
お勉強はできるのかもしれないが、全く文章が書けない。
これじゃお先真っ暗だよ」

と。
確かに私も文章を書けるほうではないとは自覚していた。
書店が開催するライティングゼミなんて、間違いないでしょう。
学んだあとライティングを副業にしてもいいんじゃないかなと軽い気持ちで案内を見ていました。
時間は夜19時からなので仕事をしていても問題なく参加できるだろうけれど、当時勤めていた大阪南部から京都まで移動して19時には絶対間に合わなかった。
かといって休みの日をもらって受講して、受講し終わってから京都から大阪に移動して次の日仕事……だなんて絶対絶望的。
当時の私はご縁がなかったんだなと思ってパソコンを閉じました。

時は流れて2021年冬。
私はコーチングを学ぶことになり、コーチングスクールに通い始めます。
ずっと病院の中で、検査室と言う狭いコミュニティの中で生きてきた私にとって、コーチングスクールで色んな経歴の仲間と一緒に勉強するというのはとても刺激的でした。
ただ同時に感じていたこと。


「なんて自分には文章力、表現力がないんだろう」

周りの受講生たちは一つのテーマに対し、こんなに語れるんだというぐらい語れていたし、文章一つにしても抜きに出ていた。
私は劣等感を感じていました。

「この中で勉強させてもらって場違いなんじゃないだろうか……」

実際に仲間たちにはそんなこと言われたことはないし、むしろそんなこと思わなくていいんだよと温かく接してくれました。
コーチとして活動していくと決めた時、今のままでは駄目だと思ってもいました。
そんな私を見て何かしらの神様が、きっと応えてくれたんだと思います。
Facebookには再び、

”人生を変えるライティングゼミ”

の案内が表示されました。
しかも今回はコロナ禍ということもあって通信でいつでも受講できるとのことでした。
子供もいるし、夜19時以降に書店に行くなんて不可能に近い。
通信だったら生中継も見られるし、アーカイブでいつでも受講できるシステムでした。
あ、これきっとチャンスだ。
”幸運の神様は前髪しか見えない”
という諺があるように、神様がちらりと前髪を見せてくれたんだ。
だったらしっかり掴もう!
そしてライティングセミに飛び込みました。

読書術講座は眼中にありませんでしたが、ライティングゼミ受講生の特典で、同時に申し込むと安くなるというので併せて申し込みました。

ライティングゼミの目的は
”第3者が最後まで読み面白いと言ってもらえる文章を書くこと”
読書術の目的は
”現在の読書量を200%引き上げること”

読書術がなぜライティングゼミと併せて受講するのがいいかというと、やはり文章を書くうえで語彙力が足りないと表現ができないというもの。
確かにそうだよな。
なんてこの書店は商売がうまいんだろうかなんて思いつつ申し込みました。

もちろんどちらの講座も目から鱗の講義がしっかりあります。
講義も大事なんですが、それよりも重要なのは課題です。

ライティングゼミは2000字の記事を週に1回4か月間提出します。
読書術講座は週に2冊本を読み、そのうち1冊を1枚の用紙にまとめて提出します。

これだけ聞くと多分

「ひぇ……」

となっていると思います。
実際私も最初は無理だと思っていました。
なんなら提出しないでいようと思っていました。
ただこれをやらなければ今までの自分と同じだと思ったのと、講師の先生たちも

「課題をきっちりやった生徒さんはしっかり成果を出しています」

というもんですから、やることに決めました。
とはいえ途中折れかけたことも何度もあります。
ライティングゼミに至っては、一生懸命書いてボツを食らうと結構なダメージがありました。
でも、どうすればより良くなるかというアドバイスをしてくれるんですが、これが本当に的確です。
合格してWeb掲載された受講生の文章も本当に読みごたえがあって面白かったんです。
このアドバイスを受けながら書いていくことで、私も掲載率が上がりました。
そういう環境でやれたからこそ、文章を前よりも書けるようになったし、書くことが好きだと気づくことが出来ました。
読書量も上がり、積んでいた本も確実に減りました。
楽しんで本を読んでいる自分がいます。

天狼院書店さんのモットーは

「READING LIFEの提供」

本の先にある体験までも提供すること。
今度お店にも足を運びたいな。
天狼院書店のライティングゼミや読書術が気になっているという方の参考にこの記事がなれば幸いです。

◇ライティングゼミで掲載されたもの一覧
・ハリネズミは懐かない


・採血はおもてなし

・片付けが苦手な私は家事代行サービスに泣きついた

・微笑みの国タイでインド人のカモになった初夏

・コーチングを学んだ臨床検査技師がコーチングの技術を使って新人教育してみたら

・そうだ、ゲレンデに行こう!

・谷があるからこそ山がある

・12の読書術を身に着けた3か月後の私

・千里の道も一歩から~0.1%の成長を重ねた青年の話~

・小さな凸凹コンビが教えてくれた大切なこと


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