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サズ3本持ち込めるか問題@イスタンブール新空港


朝からベッドシーツを洗濯して掃除機をブワッとかける。家主がバカンスに出かけているので、一人で好きなように過ごさせてもらいありがたかった。特にバルコニーで夜風にあたりビールを飲みながらタンブールをかき鳴らすのは最高だった。

引き続き体調が悪くなかなかエンジンがかからなかったが、よっこいしょとパッキングにとりかかる。本をたくさん買ったので、新しく購入したスーツケースとに分散させた。お土産に、瓶ものや陶器も結構買ってしまった。なんでこんなに重いものばかりチョイスしたんだろう。でもたぶん制限内にはおさまっているだろう。inşallah。

家を出て、鍵をかけ、荷物を一つずつおろす。デカいスーツケース2個、サズ3本、手荷物のリュック。バカみたいに荷物が多い。

近所に住むBelgizの友達のところへ鍵を預けに行く。全部の荷物を引き連れるのは無理なので、スーツケースは屋外に置き去りにし、サズを3本とリュックを抱えていく。

「どうぞあがって、コーヒーでも」とすすめてくれるが、
「本当に嬉しいんだけど、スーツケースを置きっぱなしにしてきたから急いで帰らないと。ありがとう!」と早歩きで帰る。

さて、空港行きのバス乗り場までは普通に歩いて20分ほどかかる。道はデコボコだし、バイラムで混雑度合いが増し増しだし、犬や猫のう◯こがたくさんあるし、とてもいける気がしない。迷わずタクシーを選択。

乗り場につくと、ドライバーのおっちゃんが荷物をバスの真横まで運んでくれる。めちゃくちゃありがたい。チップを渡そうとすると、「いやいや、いらないよ。İyi Bayramlar!」と颯爽と去っていった。めちゃくちゃいい人やん。孫の代まで栄えますように!

スーツケースを預けて、バスに乗ろうとすると、「3本?!」とバスのスタッフに笑われる。「せやねん、3本やねん」

発車すると車窓からはきれいな夕焼け。マジックアワー。思えばいろんなところでマジックアワーを楽しんだなぁ。とやや感傷的に。

3か月ってこんなにもあっという間に過ぎるんだな。来年も来るんだ来年も来るんだ、何度言い聞かせても、寂しい。あの人もあの人もあの人も、この国も、私も、来年は今年と同じではないから。ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

空港について、荷物をスケールではかると、ばっちりの重量バランスで問題なくドロップ。残る問題のサズ3本。その辺にいるトルコ航空のスタッフに聞いてみる。

「バーラマを持ち込みたいんですが、どうしたらいいですか?」
「あなたが持ち込むんですよね?」
「はい」
「そのままどうぞ」

難なくクリア!トルコ航空は楽器に優しい航空会社No.1です!

懸念事項を全てあっさりクリアしたので時間が余りすぎた。まずくて高いチャイでも飲みながらのんびりしよう。

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