相対性理論「小学館」
小学生の少女の頃の私にとって、「明日は嫌いな体育の授業がある」だとか、「日直の当番に当たっている」だとかは、深刻な問題だった。明日学校に行きたくないな、そんな夜にベッドに横になりながら浮かべていた妄想がある。
天変地異が起きて、二階にある私の部屋は水だか宇宙だかにぷかぷか浮かんでいる。カーテンを開けると窓から見える景色はすっかり変わってしまった。とても学校へは行けない。
さてどうやって過ごそう。食料は一階が無事なら大丈夫だろう。
でもこのままだと、楽しみにしているあの漫画は