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自分を成仏させる。

はじめまして。
歌舞伎や文楽観劇のお供「イヤホンガイド」の解説者をしている
飯村絵理子です。

ちょっと思うところありまして、このたびnoteを開始。
その「ちょっと思うところ」をつづっていこうと思います。

私がイヤホンガイドの解説者をするようになった経緯は、
概ねこちらの記事に書いてありますので、よかったらご参照ください。
https://earphoneguide.eg-gm.jp/n/n18d2b25f8271

・・・といったワケで、解説者となりまして。
2017年2月の博多座二月花形歌舞伎の仕事でひと区切り。
妊娠していたのでお休みをいただき、出産、育児を経て、
昨年ひさしぶりに解説者のお仕事に復帰しました。

これまで「私、歌舞伎の解説やってます」と言うのが、
自信がないゆえ、どうにもこうにも恥ずかしく、
できれば黒衣を十二単くらい着込んで、地面に埋まって
暗視スコープとモールス信号で外の世界と繋がって
こっそりコソコソしていたいくらいに思っていました。

けれど、子どもを産んで、仕事に復帰したとき。
2年以上の育児生活で、自分が、
仕事ネームである旧姓の「飯村」ではなく、
今の結婚後の名前にアイデンティティが移行していることに
気づきまして。さらに、

座右の銘が「のらりくらり、ぬらりひょん」であるために、
のらりくらりとしていたけど気づけば、解説者歴およそ10年。
出産育児でちょっと離れていた2年ほどを除いても、
8年は解説者として仕事をいただいていたという事実に
気づきました。あれま。

そして感じたのは、
自分が解説者・飯村絵理子という人格を、感じていたよりも
しっかりとこの10年で作りあげていたのだということ。
それは、飯村絵理子が芸名になったということかもしれない。
私が私であるけれど、その中に別アカができた感じ。

だから、このヒトに世の中的なカタチを与えてあげて、
それまでの道のりを労い、ひとまず成仏させてあげないと
いかんだろう。
そんな感覚が、よく言っていることがわからないかも
しれませんが、本当にそんな感覚がしたため、
こんなふうに対外的に発信する場を設けた次第です。

でもこの人格は、歌舞伎の解説者というだけではなく、
およそ私が結果的に長年携わってきた「ことば」や「文章」
「アイディア」といった分野に渡って生きています。
なので、そんな感じで。
どんな感じで?
こんな感じで。

noteを始めましたので、どうぞよろしくお願いします。

なんならinstagramもこっそりありますので、
フォローをどうぞお願い申し上げます。
https://www.instagram.com/eriko_iimura/


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