抗がん剤治療 「1クール目〜2クール目」

1クール目はがん患者として何の心構えもできていなかったので、次から次へと押し寄せる副作用の嵐に揉みくちゃにされ、心身共にボロボロで、ましてや6人部屋という過酷な状況で、1ヶ月間白血球は戻らず、3週おきのはずが2クール目に入れたのは29日後でした。

「白血球が上がらない」という問題

普通は、白血球が下がったり貧血になったりすると、血液製剤や輸血をするのが当たり前のようで、私の周りの方も、しょっちゅうどちらかをしていました。「輸血大国日本」を目の当たりにした瞬間でした。そして、多くの方が輸血による感染症(B型肝炎など)になっている現実も目にしました。

私は、ただただ自分の白血球に「頑張れ〜」と応援しつつ、待ち続けるしかありませんでした。実は私はクリスチャンで、輸血はしません。待ち続けた結果、2クール目に万全の体制で治療に入ることができました

どういう治療を受けるのか受けないのかは、それぞれが自分の信条やそれに伴う結果などを真剣に考えて、自分で納得して選ぶものだと思います。私の決定を尊重しながら治療にあたってくださる医師や看護師の皆さんに感謝しています。

1クルー目よりは楽になったはずなのに…

2クール目は「80%の量のR-CHOP療法で行なう」ということだったので、「身体へのダメージは1回目に比べて楽になる」と予測できました。それぞれの副作用の期間が短くなったような気持ち、楽になったような気はしましたが、どの副作用も決して甘くはないので、結局最初の2週間は凹んでしまいました…


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