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便利や時短にお金を使って、結局わたしは本当に欲しかった「豊かさ」を自らポイポイ捨てていたのかもしれない

最近は、いろんなものを手づくりしてみたいという
衝動が起きている。

人間こうも変わるものかと、
自分の変化がおもしろい。

生活に関わるすべてが面倒くさいと感じてた女が
手づくりLifeに目覚め、
興味を持ち始め、
手仕事で作られたものを尊いと思うようになった。


とはいえ、
小難しい作業や難解な工程のあるものは
手が出ない…というよりやろうとは思わない。

わたしが手づくりLifeで取り入れていることは、
誰もができちゃうレベルのものばかり。

でもね、やってみたらわかる。

手づくりLifeの心地いいこと愛おしいこと。

手づくりしている時間、
作ったものを使う時間、
次はこうしてみようかなと考えてる時間。

それらすべてに流れる時間の
なんと豊かなことでしょう。

既製品を買ってきたときとは、
明らかに違った何かが漂ってるんですよ。

そんな手づくりLifeをするようになって感じた
豊かさのお話をしてみようと思う。


面倒くさがりで腰の重たい女でございます

手づくりLifeにハマってるなんていうと、
わたしは元々物づくりとかが好きな質(たち)かと
思われるかもしれない。

その誤解をまず解いておきたい。

基本的に面倒くさがりで、
新しいことを取り入れるのは、
人より5割増で時間がかかってしまう。

材料揃えるのが面倒、
やり方を調べるのが面倒、
片付けが面倒、
自分でやって変なものができるより買った方が安全、
時間がかかるものは億劫、

とまぁ…こんなふうに考えてしまうタイプ。

だから、わたしが取り入れ始めた手づくりラインナップは、
どれもシンプル簡単なものばかり。

面倒くさがりさん、どうかご安心を。


え?化粧水ってこんなに簡単に作れるの!?

作り始めてもう何本目になるだろう?

おそらく4、5本目じゃないだろうか。

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手づくり化粧水

たまたま友達に教えてもらって行ったお店で、
手づくり化粧水を作れるという張り紙を見つけ、
わたしには珍しくその日に体験させてもらった。

ネットにもいろいろ情報はあるけれど、
わたしの場合、いちばん最初は人からリアルで教わると
妙な安心感が生まれる。

これで大丈夫、と。

1人でやってみたものの
果たして合ってるのか合っていないのか、
そのもやもやがあまり好きではないからかもしれない。


手づくり化粧水の材料は3つだけ。
ものすごくシンプル!


・精製水
・グリセリン
・天然アロマオイル(顔につけてもよいもの)

これら3つを混ぜてシャカシャカするだけで完成!!

え!?これだけ?
というくらい衝撃的なシンプルさ。


アロマオイル以外は、
近くのドラッグストアですべて手に入るものばかり。

100均でも売ってる150mlくらいのボトルに入れて、
2週間くらいで使い切ってしまえる量。

保存料とか一切入ってないから、
夏場は冷蔵庫に保管がおすすめよ。


わたしは肌が弱く、
今まで「これだ!!」って思えるような化粧水に出合ったことがなく、
できる限り無添加、オーガニック、着色料や香料などを使用していない
化粧水を使っていたけれど、
それでもぴったりくるものはなかった。

ずっと化粧水難民だったんだけど、
このシンプル手づくり化粧水は使い心地もいいの。

季節によってグリセリンの量で保湿力を調整できたり、
アロマオイルを変えることで気分に合ったものにできたり、
材料がシンプルなだけにそういったフィットのさせ方ができるのも
すんごくお気に入り。


化粧水づくりが体験できる、
手づくり無添加ジャム&Herbのお店



初めての手づくりトマトソース

ある日、実家の母から大量のトマトをもらってきた。

雨が続き、避けてしまったトマトちゃんたち。

そんな完熟トマトを見て、
ふと、トマトソース作ってみようかなと
思ってしまったのだ。

ビニール袋いっぱいにもらってきたトマトを
翌日仕込みにかかった。
(前日にトマトソースの作り方をyoutubeで予習済み)

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この日も1日雨予報。

窓の外から聞こえる雨音と
Spotifyの小泉今日子さんの番組、
『ホントのコイズミさん』をBGMに、

台所で2時間。

トマトを茹でて、
湯むき(人生初)して、
にんにくと玉ねぎを弱火でじっくり炒めて、
カットしたトマトを入れて、

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ことことことことことこと…。

木べらでまぜまぜしながら過ごす時間の
なんと至福なこと。


今までは、レトルトのトマトソースを買ってきて、
それをパスタにびゃっとかけてできあがりにしていた
わたしの料理。

そこに愛はあるんか?的な産物。

愛はなく、あるのは食欲を満たすという想いだけだった。


トマトソースを作るという行為の中に、
こんなにも豊かな時間と気持ちが生まれることを
わたしはこの歳まで知らずに生きていきた。


もちろん、今なお絶賛レトルトや
お助け食材に頼ることも多々ある。

こうじゃなきゃいけないじゃなくって、
その都度、自分にとって心地いい方を選んでいけばいい。

とはいえ、手づくりという選択肢が広がったことは、
わたしの中の世界が広がったことでもあるから、
それは豊かといえるのだ。


豊かさはすぐそばにある

暮らしの中に“手づくり“する時間が生まれたことで、
暮らしの一つ一つが楽しいと感じる瞬間が増えた。

手をかける、手間をかける、自分で作る作れる
その時間と時間の間にこそ
「豊かさ」があることを知った。


自分で作ってみた化粧水は、
「使う」をしながら検証して次に生かそうとする。

時間をかけて作った料理は、
「食べる」をちゃんと味わおうとする。


わたしは今までこんな経験や時間を
「面倒くさい」とほぼほぼ
自分の暮らしから切り捨てる方をよしとしてきた。

なんてもったいないことをしてたんだろう。
わたしはいったい何に時間を使ってきたんだろう。


豊かさや幸せを感じたくて、
けっきょく豊かさや幸せを自ら切り捨てていたんじゃないかと、
思えてくる。


ま、でも飽きやすいわたしのことだから、
この手づくりブームがすぐまた消えてしまうことも
大いにあり得る。


ただ、今は手づくり石鹸に興味がむくむく湧いているから、
とりあえずまだまだ好奇心が消えないだろうとみてる。


これを書いている今日は金曜日。

晩ごはんは、2時間かけて作ったトマトソースで
パスタといこうじゃないか!


===
好きなことに理由はいらない。
心惹かれることに素直に。

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