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イヤイヤ期の対応!モンテ流困った時の親のかかわり方とポイント!

息子の保育園の玄関に大きく掲げられた
「わたしが1人でするのを手伝ってね」
に衝撃を受けた8年前。

モンテッソーリ教育に出会って
子どもだけでなく何より親である
私が成長しました。


今回の記事では、前回に引き続き
モンテッソーリ教師あきえさんの
『モンテッソーリ教育が教えてくれた
「信じる」子育て』
を参考に、

日常生活での子どもへのかかわりの中から
・イヤイヤ期にフォーカスした対応
・モンテ流子どもとかかわる時のポイント
を厳選して紹介します!


この記事を読むことで、子どもへの見方が変わり、
今までより感情的にならずに対応できるように
なりますよ。
ぜひ、小さなことからチャレンジしてみてくださいね!


モンテッソーリ教育ではどう解決する?

前回の復習をさらっとすると、
子どもは自ら「じりつ」に向かって成長していきます。

なので、大人ができることは次の4つ!

子どもを知り、
子どもを尊重し、
子どもを信じて、
子どもの育ちを支える

子どもを尊重し対等に接します。

そして、おうちでモンテやりたい!って時に
あなたがすることは次の4つ!

【モンテッソーリを取り入れる4つポイント】
1.環境を整える
2.子どもを観察する
3.大人がやって見せる
4.見守る

それでも、うまくいかないこと、困ったことが
日常茶飯事に起きるのが子育て!


本書では、困った時のモンテ流のかかわりが
ずらっとたくさん紹介されています。

・自ら行動しない・声をかけても動かない
・要求が通らないと駄々をこねる
・1人でもできるのに「やって!」と甘える
・何度注意してもなおらない
・つい手出し口出しをしたくなる
・食事中に席を立つ・ものを落とす
・歯磨きを嫌がってやろうとしない
・1人で着替えられない
・遊んだものを片付けない
・約束を守れない
・集中力が続かない
・嫌なことがあると叩いたり噛んだりする
・友だちにものを貸してあげられない
・素直に謝ることができない
・人見知りで困っている
・言葉遣いが乱暴で気になる

ここで全部は紹介できないので、
特にイヤイヤ期に役立つポイントに
絞って紹介したいと思います。

また最後に、どんな時でも対応できる
モンテ流のかかわりポイントの基本も
紹介する
ので、これを押さえておけば
臨機応変に対応できると思います!


1.子どもがなかなか動いてくれない時

子どもは、なぜすぐ動いてくれないのでしょう?
それは子どもが「今を生きている」からです。

子どもには「今はこれをやりたい!」という
都合ってものがあるんですね。

大人も何かをしているのに呼ばれた時、
「もうちょっと、きりのいいとこまで!」
となる時ありませんか?


しかし、毎回待っているわけにもいきません。
そんな時、子どもが自ら動いてくれる
かかわりポイントを6つ紹介します。

【自分で考えて行動する力を育む6つのポイント】

①お願い、依頼、提案をするような声かけをする
具体的に何をどうしてほしいのか?お願いする

②声かけだけでなく大人が一緒にやって見せる
実際にやって見せ、手伝ってあげる

③決定権を子どもに渡して自分で決めたと感じられるようにする
子どもに選択肢を提案する

④声のかけ方を「問いかけ」に変える
指示命令ではなく、質問をきっかけに動ける

⑤やることを「見える化」する
お支度ボードややることリストを作る

⑥子どもの力でやり遂げられる環境を用意する
子どもが1人で完結できる環境にする


子どもが「わかる」「できそう」「やりたい」と
思えるようになることを意識してみてくださいね。

③番以降は4歳くらいになってから、徐々に
できるようにしていくといいですよ。


2.「イヤイヤ」ぐずった時の対応

自我が芽生えてくると、自分の欲求を通したくて
駄々をこね、かんしゃくを起こすことも…
大人はどっと疲れてしまいますよね。


実はこの時期は、子どもがお母さんから自分を
分離させる変革期
だというのです。

まさに「自分」という「個」の存在に気づき、
「自立」への第1歩を踏み出したところ!


大変喜ばしいことではありますが、大人は辛い!
そんなイヤイヤ期のかかわりポイントはこちら。

【イヤイヤ期のかかわり6つのポイント】

①事前アナウンスで区切りを知らせる
突然「ギャー」っとなるのは事前に知らせなかったから。
心の準備をする時間をあげよう

②次の楽しみを伝える
まだ見通しを持って行動できないため、
楽しみを伝えることで次の行動に切り替える

③協力を求め、お願いをする
指示命令ではなく、具体的なお願いにする

④思いを受け止める
子どもが言ったことをオウム返しする

⑤善悪の線引きをはっきりと示す
思いを受け止めても、譲歩せず貫く

⑥そして、待つ
子どもの気持ちが落ち着くまで待つ

子どもはただ、ひたすら「自立」に向かいたい!

「1でやりたい!1人で決めたい!でも見守っていてね」

↑これがイヤイヤ期の子のメッセージ。
あなたにわかってほしくてそうするのです。
ただの「わがまま」ではないということを、
覚えておいてくださいね。


あなたの一貫したかかわりが、子どもの
「自制心」を育み、「自律」を助ける
のです!


3.約束を守らない時

よくあるのですが、私は約束したつもりでも
子どもは覚えてなかったり、勘違いしていたり。
そんなで旦那はよくすねたりもします笑

それは、大人が子どもへのかかわりをちょっと
工夫することで、守れる確率が上がります。


そもそも子どもは今を生きているので、
過去や未来のことは考えてない
んです。
だから、可愛んですけどね…。

でも大人からしたら困るわけです。
さっきした約束なんてもう
忘れてしまっているのですから!


なので、かかわりに工夫をしてみましょう。

【約束を守れるようになる5つのポイント】

①行動する前に伝える
子どもの顔を見て話し、認識させる

②直前で再確認
約束を過去にせず、今再確認することで思い出す

③ぐずっても約束を一貫する
何があっても約束は貫き通す

④守れたら「行動」をシンプルに認める
「約束を守ってくれたね、ありがとう」
「我慢したんだね」

⑤大人が約束を守る姿を見せる
子どもはあなたの言葉より行動を信じるから

直前で再確認することがキモですよ!!
約束したことは絶対に覆さないでくださいね。
自制心を鍛えるチャンスです。

また、1番難しくて1番重要なのが
大人が約束を守ること
だったりします。

どんなささいな約束も、おざなりにせず
あなたから守る姿勢を見せることで
「約束を守ることは当たり前」と学びます。


モンテ流子どもへのかかわりまとめ!

以上、『モンテッソーリ教育が教えてくれた
「信じる」子育て』
を参考に、

  • 子どもがなかなか動いてくれない時

  • 「イヤイヤ」ぐずった時

  • 約束を守らない時

それぞれのかかわりポイントを紹介しましたが、
いかがでしたか?

ダイジェスト的にまとめると、

【自分で考えて行動する力を育む6つのポイント】

①お願い、依頼、提案をするような声かけをする

②声かけだけでなく大人が一緒にやって見せる

③決定権を子どもに渡して自分で決めたと感じられるようにする

④声のかけ方を「問いかけ」に変える

⑤やることを「見える化」する

⑥子どもの力でやり遂げられる環境を用意する

【イヤイヤ期のかかわり6つのポイント】

①事前アナウンスで区切りを知らせる

②次の楽しみを伝える

③協力を求め、お願いをする

④思いを受け止める

⑤善悪の線引きをはっきりと示す

⑥そして、待つ

【約束を守れるようになる5つのポイント】

①行動する前に伝える

②直前で再確認

③ぐずっても約束を一貫する

④守れたら「行動」をシンプルに認める

⑤大人が約束を守る姿を見せる

モンテッソーリ流の基本的なかかわりを
まとめるとポイントは次の5つ!

1.子どもの思いを受け止め、共感する

2.叱る、怒る、注意する→具体的に伝える

3.大人がモデルとなり行動する

4.一貫した制限を示す

5.褒める→認める

この5つの基本ポイントさえ押さえれば、
子どもと対等な関係で、自らの育ちを
助ける対応ができます。


もし、何か困ったことがあったら、
「なんでこうするのだろう?」と
一時停止して考えてみてください。

そうすれば、わが子に合ったベストな答えが
見つかりますよ。


子どもは「今」を生きるがゆえに、
大人は苦労するのですが、
子どもと一緒にいる時は、あなたも
「今」を思いっきり楽しんでくださいね!


ここで紹介しきれなかったモンテ流の対応は
どれも役立つものばかりです。
ぜひ、気になったら見てみてくださいね。

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最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです!

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