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やさしい叔父

日本に一時帰国した時、親戚たちに会ったのはたった一度だけでした。

今回はあんなに長く日本にいたのに・・・

母がコロナのことで、人に会うことや外出することを控えていたので、一緒にいた私もそれに従わなければならず、仕方なかったです。

みんな別々の日だったけれど、コロナ禍でずっと日本にも帰れなかったので、一度だけでも会えてよかったのです。


叔父(母の兄)からは毎日のように電話がかかってきて、

「ひまわりん子、いつ会えるの?そっちに行こうか?」と言ってくれました。

叔父は私たちが父を亡くして(私が19才、妹は16才)から、ずっと私と妹を娘のように思ってくれ、私が帰国するとすぐに会いに来てくれて、いつもありがたく思っています。

でも、最近は簡単に会いに来ることが出来なくなっていました。

息子や娘よりも車の運転が好きで、何十年も運転してきたけれど、叔父は87歳なので、5年ほど前に免許を返却したのです。

息子を取られるみたいで、免許返却の時には泣いたと話していました。

何年も前から運転するのは危ないから、早く免許を返却してと言ってたのですが、「そのうちね。」と、なかなか聞いてくれなかったのですが、やっと返却して車も売ってくれて安心しました。

なので、車で私の実家まで来れないため、バスと電車に乗って来るか、妹が迎えに行くかのどちらかしかありません。

けれど、車ばかり乗っていたため、足の力が弱いので、一人でバスや電車に乗って来てもらうのは危ないですし、妹も仕事で忙しいので迎えに行くことが出来ません。


結局、叔父は、外に出たがらない母を説得して、私たちが叔父の家の近くの駅まで行って会うことになりました。

三年も会っていなかったので、そんな状態になっているとは想像していなかったのですけれど、歩くのにフラフラ杖をつきながら・・・そこまでして駅まで来てくれたので、私は叔父に会えて本当に嬉しかったです。

ドト-ルに入って、いろいろ話をしましたが、叔父の耳は以前よりも遠くなっていて、話すのに私たちは怒鳴らなければならず、周りにいる人たちを気にしながら、難しいながらも、怒鳴り声を最低限に抑えて話していました。

落ち着かない母は早く帰りたくて仕方なく、結局一緒にいたのは一時間ちょっとでしたが、日本で過ごしたとても貴重で、叔父のやさしさを感じた時間でした。


今日は9月11日でしたね。

ノーマ・コーネット・マレックさんの有名な詩を読んだら、涙・・・

後悔はしたくないといつも思っているので、会いたい人に会える時には会うようにしていますが、今回はコロナ禍で、叔父に会うのがこんなに難しいとは思っていませんでした。


ノーマ・コーネット・マレックさんの詩をここに。

わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言でもいい・・・「あなたを愛してる」とわたしは 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でも、もしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら

わたしは 今日 どんなにあなたを愛しているか伝えたい
そして 私たちは忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを


愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないということを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら

あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげらなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう

そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

https://sanctuarybooks.jp/webmag/20190308-2638.html


みんなお互いを守ってあげたいという気持ちがあったら、やさしい平和な世界が待ってると思うんだけど・・・

You don't have to worry.worry
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから

初めて言葉を交わした日の
その瞳を忘れないで
いいかげんだった私のこと
包むように輝いてた

遠い夏息をころしトンボを採った
もう一度あんな気持ちで夢をつかまえてね
Soyou don't have to worry.worry
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you'Cause I love you.

このごろ沈んで見えるけれど
こっちまでブルーになる
会えないときにもあなたのこと
胸に抱いて歩いている

日暮れまで土手にすわりレンゲを編んだ
もう一度あんな気持ちで夢を形にして
Soyou don't have to worry.worry
守ってあげたい
他には何ひとつできなくてもいい
'Cause I love you'Cause I love you.

Soyou don't have to worry worry
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you 守ってあげたい


ユ-ミンの歌は不思議にやさしい気持ちになりますね。

小さい頃は神さまがいて
不思議に夢をかなえてくれた

やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても 奇蹟はおこるよ

カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ

小さい頃は神さまがいて
毎日愛を届けてくれた

心の奥にしまい忘れた
大切な箱 ひらくときは今

雨上がりの庭で くちなしの香りの
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ

カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ

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