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記憶を書き換えて呪縛から解放された

記憶を書き換える。

先日、私の黒歴史が黒歴史じゃなかったことを知りました。
自分が勝手に作った思い込みが音を立てて崩れ、残ったのは、拍子抜けして腹を抱えて笑うしかない私です。

学生時代はほぼ黒歴史だけど、特に戻りたくないと思っていたのは小学校時代。
小学生の時に、私のトラウマのほとんどを作ったんじゃないかと思っていた。

龍の手を持って生まれた子で書いたけれど、私は両手合わせて4本の指が欠けているせいで、色んなことが出来なくて、みんなと同じように出来ないことに傷ついていた。
例えば、リコーダーとかピアノとか。
例えば、登り棒とか逆上がりとか。
加えて、運動音痴だから、水泳も溺れてるとしか見えないし、走るのも苦手。
いつもみんながどんどん課題をクリアしていく横で、私は取り残されていた。
落ちこぼれ組の中の落ちこぼれだから、みんながもう違うこと(逆上がりより高度な技みたいなこと)に取り組んでいるのに、私はいつまでも同じことをやらされた。

いかに、小学生時代の自分の立場に戻らないでいられるか?
それが大人になっても、私にとって重要事項だった。
要するに、いかに「普通の人」に紛れられるか。
障害者手帳も中学生の時に捨てたし。

普通以下の人間だと思いたくない、思われたくない。私は指が短い以外みんなと同じなのに、なんで異端視されるの?
悪目立ちするのはイヤだ。

「障害者」にならないように動く。
普通の人でいられるように行動する。

何度もこのnoteで書いたけれど、「さらし者になる」とか「欠陥がある」とか、そういう思い込みは全部小学生時代に作られていた。
全部、「障害者だから」に結びつく。
「障害者だから、さらし者になるんだ」
障害=欠陥なんだ。

「障害者」だと思われないように、無意識にどんな行動をしてきたか?というと。
例えば、人より2倍3倍仕事して、人より成績が上じゃないと自分を許せない。
人より下にいる自分を認めたくないから、いつも人に対抗して上ばかり目指す。

この「障害者」という思い込みには、実は2年前に自分で気づいていた。
けれど、全然思い込みが自分から取り外せていなかった。ずっと自分と同化していた。

それがやっと記憶の癒しによって、自分から切り離された。

単に記憶違いだったことが、腹に落ちたとも言う。

みんなが出来ることが出来なくて取り残されていた、置き去りにされたって思っていたけれど、本当は違った。

私はただモーレツに「やりたくなかった」だけ。

先生の横に立って、
「登り棒なんてやって、何の意味があるんだろう。人生に役立つんだろうか」と思って、みんなを眺めていた。
アホらし、とも思っていた。

やりたくなさ過ぎて、「どうせ障害があるから出来ないもん」って思っていた。

私にとって障害は、やりたくないことをやらないための言い訳だった!
言い訳に障害を利用する腹黒小学生だったのです、私。

やりたくないことはどうしてもやりたくない。
ある意味、自分を通す子。

周りの子には、「あーまた、えりなちゃんやりたくないんだ。やらない気だよ、アレ」と思われていた。

全く、置き去り要素なし!
むしろ、自ら進んで置き去りになろうとしてた。

それなのに。
いつからか、自分の中で小学生時代のエピソードをみんなから"置き去りにされた"エピソードに変換して、勝手にネガティブにハマって、余計なエネルギーを注いでいた。
全くやりたくないことにエネルギーを使っていくから、そりゃ疲れます。
いつも障害者にならないように立ち位置を気にし続けるから、しんどい。

バカみたい。
な〜んだ、私は体育にも音楽にも、相当興味がなかっただけだったんじゃん。
それなのに、勝手に自分でトラップ作っていたなんて、何やってたんだろ。

この記憶の癒しで、やりたくなかった自分に気づくと、そういえばって今まで忘れていたことを思い出した。

リコーダーが出来ない私を、不憫に思った音楽の先生が特別講習を計画したけれど、イヤだったから当然サボったし、全員参加の1週間ある夏休み体育補習も2日でボイコットした(むしろよく2日も行ったと思う)。
全国コンクールに出すからって居残りで作文の添削をされた時に、先生が用事で居なくなって戻ってこないし、見たいテレビがあったから、書き直した作文を置いて黙って帰った。
先生、ごめんなさい的な我がままエピソードをたくさん封印しておりました。

そんなわけで、
あっという間に「私は障害者」という思い込みが消え去りました。

自分を曲げられないから、自分に素直に生きていただけ、と忘れていた自分を取り戻した感覚です。
小学生の自分より、もっと自由。
自分を取り戻して、また軽くなりました。やっとやっと、根深かった思い込みを溶かすところまで来れたことも嬉しい。

黒歴史が一瞬で光に変わりました。
ほんとに、驚き。

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