こんちは。

私は、夫と、わんこと、キャンピングカーで暮らしている36歳の女です。複雑な家庭で育ったためか、子供を産まない条件で結婚してます。仕事は夫婦共々リモートワーク。

今日の私は移動することもなく、やる仕事もなく、でも夫は引きこもって仕事中で、ひまです。

毎朝、日記を書いてるんですが、そこで気づいた私の成長というか、変化を発表したいと思います。

私は約12年前に、女手ひとつで育ててくれた母を亡くして、実家は地主だったので相続で揉めて、一文無しで実家を追い出されました。ウケる。

唯一の兄弟である弟に「お前は家族だと思ってない」と言われ、親戚からの風当たりも強く、夜逃げするようにひっそりと姿を消しました。

その後は、とにかく必死に働きました。色々忘れたくて。「私の性格に問題があるんだ」「私はダメな人間なんだ」って、自己肯定感がダダ下がりのまま生きていました。（今客観的に見ると、実際、性格は変というか、個性が爆発してるタイプだとは思いますが、100％自分のせいにしなくても良いんだよ〜と思います）

当時20代の私は、家族に対して、見返してやりたいという気持ちは一切なく、「いつか再会した時に、認めてもらえるような人間になりたい」みたいなニュアンスで、とにかく仕事を頑張ったり、無理して何かに挑戦するようなライフスタイルだったと思います。もはや辛すぎて記憶がない。

ほいで、31歳の時に結婚をして。血縁の家族に捨てられた私は、自分の家族を手に入れました。

「家族とは壊れるもの」という、偏った記憶しか持ち合わせてない私に、夫は「家族とは温かいもの」だと、選手を鍛える監督のように叩き込んでくれました。

私から見ると、夫は家族に恵まれていて、ご両親がご健在、兄弟とも仲良く、さらにおじいちゃん＆おばあちゃんもいます。奇跡のような状態です。私が今まで体験したことのない「家族団欒」というイベントの仲間に加えてもらって、すごく場違いのような、不思議な気持ちになりました。

そうして夫のご一族を見ていると、私の血縁への気持ちも変化していきました。うらやましいなぁと。なんかの拍子で、元の家族から連絡をしてきてくれないかな。私を追い出したこと、謝ってくれないかなぁ。さみしいな！って。

でも、そういう気持ちは、結婚生活が長くなるうちに薄れていきました。夫が本物の「家族」になってきた、って感じさせてくれたからです。もう他人でも、カップルでもない、家族なんだって。

で、また私の考えが変わってました。

今度は、腹が立ってきました（笑）

血縁なのに、なんでこんな扱い受けてんの、私？
××××！！（書けない）

くらいの勢いで。

「なんか今更、ムカついてきたんだぁ」って話を夫にしたら、ホッとする答えが返ってきました。

「それは成長じゃない？怒れるようになったんだね」と、夫。優しいな。それだけで救われたので、安心して、笑いながら「こんちくしょー！！」って悪口を言いまくることが出来ました。

時は進んで、先日、母方の家系のお墓参りに行ってきました。

ご先祖様の前に立った時、また、違う感覚が湧き上がってきて。

恨み、憎しみ、後悔。そういう感情を持ったまま、なんか、ご先祖様に合わす顔がなかったんです。それはいつか自分の足枷になるし、ご先祖様も望んでないだろうと気づきました。

このお墓に入っている人たちが、私を作ってくれた訳で。
そんで私は、生きることを選んでいる訳で。

なんで今生きてんだろう？

って自分に問うた時に、楽しい思い出を作るため。だったんです。

どうせ生きるなら、楽しく生きたい。良い気分で過ごしたい。

だったら、わざわざ恨みの感情を持って生きることって、私のためになんか意味があるんだろうか・・・いや、ないね。瞬時にそう思いました。お墓参りのパワーすごい。なんか悟った。

でも、一回怒りを放出したことは、本当に良かったと思います。

嫌なことにフタをするっていうのは何か違うし。解放した上で、次のステップとして納得が出来たことは、私にとって大きな成長でした。

これで私の心の傷が100％消え去ったか？と聞かれたら、まだ完治ではないっす。っていうのが正直なところですが、その傷が「どーでもええわ」と思えるくらいに、夫にたくさん感謝してて、家族と過ごす幸せな時間を存分に味わえています。

いやー、闇が深いと面倒くさい。

けど、そんな自分だから出来ることもあるかなー？って、前向きな気持ちで歩いている、今日この頃でした。いえい。