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17℃の女。



ある日、夜中に家事を片付けて寝室に向かうと、娘(小6)が羽毛布団を蹴飛ばし、薄い毛布だけ被って寝ていた。

以前、こんな記事を書いたが、


今も変わらず川の字で寝ているわが家。

暖房を切ると室温が10℃くらいまで下がってしまうので、最近は朝までエコ運転で付けている。

設定温度は18℃。その日、ちょっと寒いかなと、子ども達が寝る前に1℃上げていた。元々は17℃だったのだ。

それでも流石に寒かろうと、羽毛布団を娘に掛け、寝床に着いた。



翌朝。

やはり娘は羽毛布団を蹴飛ばしていた。

ーー暑かったのかなあ?

娘に聞くと、回答が。

「18℃は暑いんだと思う。やっぱり17℃にして。」

確かに、17℃設定の時は布団を蹴飛ばしていなかったな。

ーーOK、分かった。17℃に戻そう。


その時、思い出したことがある。

まだ娘が赤ちゃんだった時。

冬、九州の実家の寝室(和室で布団)で寝ていると、夜中にふにゃふにゃ言って、娘が目を覚ますことがあった。授乳のタイミングでもない。

温度湿度計を兼ねたデジタル時計があり、見ると室温15℃。

また別の日も同じことが。その時は16℃。

古い家なので、南国とはいえ、冬は寒い。暖房をタイマーで切れるようにしていたのだが、室温が下がり過ぎてしまったようだ。

私は16℃でも15℃でも、布団を被っていれば寒いと感じなかったのだが、赤ちゃんの娘にはダメだったようだ。

その時、はっきり頭に浮かんだ数字があった。

ーーこの子は、17℃を下回ると寒くて起きちゃうんだ。

それからは、しばらく寝室の室温を気にしていた。なるべく快適に眠れるように。

だから今でも「17℃」という温度をはっきり覚えているのだ。

娘にとって、最適な寝室の温度はやはりこれらしい。

昨日も娘は、設定温度17℃の寝室で就寝した。今朝、やはり布団は被っていた。


「17℃の女」。私が娘に付けた新しい愛称だ(きっと嫌がる)。




最後までお読みいただきありがとうございました。

睡眠、大事ですよね。冬は温度も湿度も気を遣います。

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